【日本一周】それでも日本は美しい絶景の宝庫|親愛なる諸君へ

日記・コラム記事

こんにちは、サラピエです。

今日はちょっと暗めのお話。気持ちが落ち込んでいる人は閉じたほうがいいと思います。

私の事でもなければ、別にロードバイクの楽しい出来事でもないので。

twitterでたまたま表示された投稿によって最高に悲しい気持ちになってしまったので、この場を借りて吐露しようかと・・・😭

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オーケー、閉じてないってことは心の準備オーケーってことね。

じゃあ、始めます。

ここ数日、著名な方の死去が報道されていますね。

三遊亭円楽師匠に、燃える闘魂アントニオ猪木氏。

どちらも知らぬ人は居ないほど有名で、ファンでなくとも心に穴がポッカリと空いてしまうような感覚に陥ります。日本文化に貢献したお二人のご冥福をお祈りしたいです。

さて話は戻って、サラピエの本日の出来事。

[ブログの更新を何にしようかなぁ~]と考えながら、日課となるSNSの投稿予約をしようとしていました。そのときに目に飛び込んできたのが、下記のポスト。

ん・・・?

文書と写真から、瞬間的に嫌な予感がした・・・。

これは見てはいけないものだと・・・。

それにこれがバズっているということも、予感に拍車をかける一因にもなっていました。

そのまま閉じてしまいたい。普通の日常に戻る事も出来た。

出来たのに・・・・、ある単語が気になってしまい、過去の投稿を見ることになったんです。

それはそうとGoogle先生、なんで、こんなのをタイムラインに表示させたん?

それが「日本1周」というパワーワード。

オートバイや自転車に乗る者にとって最終的な目標、究極の目標といっても過言ではないその行為。

共通の趣味を持つ人間からしたら、偉業そのものですよね。

その日本1周を達成した者が「どうして?」「なぜ?」という疑問点が湧いてきたんです。

事の顛末から言うと、オートバイ雑誌にも載るほどのインフルエンサーで、ツーリングと絶景をこよなく愛する青年。

生まれながらの特性に苦しみ、日本1周後の達成感と幸福感を持ちながら旅立ってしまった。

なぜだろう?

凄く悲しい・・・。

知り合いでもなければ、フォローしていたわけでもない。

なのに無性に悲しい・・・。

現在の日本では年間約30,000人の自殺者がいるとされています(厚生労働省より)。

1日に約80人前後、残念なことに自死を選ぶ者が絶えないのが現状。しかしながら、私がそうであるように多くの現代日本人においては家族や友人で出ない限り、そのことには無関心です。

たまたまtwitterに表示されてしまった、そして、たまたま興味を引かれた単語によって、繋がりが出来てしまった彼。

乗り物が違えど、走ることを愛し、絶景に感動する彼に、ある種の仲間意識】をもったんだと思います。

日常を離れ、非日常感を堪能する旅行。

旅の終わりはどんな時でも悲しいもの。

それが明日への活力にも繋がるし、「また愛車に乗りたい!愛車で走りたい!」という気持ちに繋がる。

そんなノスタルジックな心情を表す投稿・・・ではなかったと思うと目頭が熱くなる。

過去にさかのぼって読めば読むほど、「オートバイ楽しい!」「走るの楽しい!」「絶景最高!」っていうのが伝わってきます。

自暴自棄の傷心旅行ではない。

自分はもちろん、見る者にも「楽しんで欲しい」という気持ちがそこにはあるんです。

彼の選んだ行為を肯定もできないし、否定もできない。

今日の出来事によって、私の生き方や考え方が変わるわけではい。

今日の出来事によって、ロードバイクの乗り方が変わるわけではない。

ただし、著名人逝去の報道より強烈な衝撃を受けたのは確かです。

確固たる決意を心に秘め、走りきった5カ月間の日本一周の旅人。人の温かさを知ってもなお、気持ちに変化はなかった日本一周の旅人。

その人間に「日本は美しい」「絶景の宝庫」と言わしめた土地を、私もいつかは「走りたい」と思うばかり。

楽しい出来事があっても、悲しい出来事があっても、そこにある風景はただただ美しいだけなのだから。

日本の風景を愛し、多くの人に愛されたkota氏に、哀悼の意を表します。

それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。

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コメント

  1. 小西 学 より:

    このお話を読んで、私が学生時代に八十八ヶ所巡礼をしていたとき出会った方を思い出しました。お寺の山門に宿泊させていただいた際にたまたまご一緒したのですが、その方はスポーツマン風の男性で見た目にも逞しく、何か深刻な悩みを抱えてお遍路をするようには見えなかったので、私は軽い気持ちで、初めて同じく遍路をしている方にその動機を聞いたのでした。しかし、その方は私が予想だにしない理由を語りました。彼は重い精神疾患を抱えており、通常生活を送ろうとすると日常的に自殺を行ってしまうと。ただ、遍路旅をしているときは自殺をしなくて済む、だから自分は歩き続けるんだと。

    自分の存在意義などというものに執着して悶々としていた青春時代はあっという間に過ぎ去り、今や30代中盤にさしかかろうという私ですが、その間には悲しい経験がありました。その時幾度となく自死を考えたものの死ななかったのは、遍路で出会った彼が私に道を示してくれたからでした。

    人が経験するものは全て乗り越えられるとは限らない。時には脱線することも必要。私は向き合っても勝てないと感じると迷わず逃げ出しました。米国で数年を過ごした後、今はロンドンに定住しています。海外生活の刺激の中に悲しい思い出を沈めることで向き合わないことを決めたのです。しかし、日本を離れて7年が経つ今、幸運なことに、埋めたはずの悲しい思い出はすっかり分解されて無くなってしまいました。

    私のケースは幸運なものです。逃げても逃げても追いかけてくる不幸はあります。病気などはそうでしょう。ただ、どうせ勝てない闘いならば、死ぬまで逃げ続けたい、と私は思います。囚われるのが一番の負けで不幸だと思うからです。

    サラピエさん、いつもインスタ見てます。なんでこの人カコジョと偽って投稿してるんだろう、そんなことする必要あるのかなと思ったのが気になった最初です笑 美しい日本の風景に癒やされてます、ありがとうございますm(_ _)m

    • サラピエサラピエ より:

      小西様、お便りありがとうございます。

      「人に相談できない悩みや辛さ」という物は誰しも持っているものと思いますが、
      ある一線を越えた大きなものだと人には理解されなかったりします・・・。

      ただ、そういった状況の中での出会い・繋がり・ご縁がその人にとってプラス側に働く。
      しいては、時が癒してくれることに繋がるんだなぁと思い拝読させてもらいました。

      私のインスタに興味を持ってくださり、それが癒しになっているという言葉は嬉しい限り。
      これからも楽しんでもらえたら幸いです。

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