ロードバイクが長続きしない理由を解説|なぜ趣味として定着しないのか?

日記・コラム記事

先日の記事では、「自転車ブームは終わった」「機材高騰につき新規参入がいない」という趣旨のブログを書きました。

サラピエ自身、ロードバイクは爽快感と達成感を味わえる素晴らしい趣味と思っていますが、継続するのが難しいと感じる方も少なくありません。というよりほとんどの人がハマることなく、辞めていきます。

親友、友達、知人、会社の人、多くの人と乗る機会がありましたが、一緒の価値観を共有することは・・・・なかったかなぁ・・・と。

当日が辛くとも翌日になれば、「楽しかったなぁ」「あの観光地良かった」「あのグルメ良かった」という思いから「また走りたい!」と私はなるのですが、皆はどうもそうじゃないらしい・・・。

今回は、ロードバイクを趣味として続けるのが難しい理由について詳しく解説します。これから始めようと思っている人も参考にしてください。多くの人が通る道です。

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ロードバイクを続けるのが難しい6つの理由とは?

1. 時間と労力の制約

ロードバイクは他のスポーツと比べて時間と労力がかかる趣味です。

これはサイクリング勢だろうとレース勢だろうと関係ありません。長時間のライド(ロングライド)を楽しむためには、十分な時間を確保する必要があります。早朝に出発し、夕方に帰ってくるなんて珍しくもありません。

ロードレースで結果を残そうとすれば、それ以上のトレーニング時間の確保は必須。

しかし、仕事や家庭の事情で忙しくなると、練習やライドの時間を見つけるのが難しくなります。これでロードバイクを二束三文で手放す人を何人見てきたことか・・・。ほとんど新品じゃん!ってね。

また、サイクリングでも長距離ライドでも体力を消耗するため、準備や回復にも時間がかかります。ビワイチやアワイチ、しまなみ海道往復で150kmを走った翌日なんかは、体バキバキで仕事が億劫になっちゃうんですよ~。

2. 経済的負担

ロードバイクは初期投資が高額です。

まず、ママチャリが購入できる3万円だと「ちゃんとしたスポーツ自転車」を買うことは無理です。俗に言う「なんちゃってロードバイク」とか「なんちゃってMTB」の価格帯であり、互換性も少なく、重たく、長く乗るには不向き。

5万円になってくると、ようやくクロスバイクが購入できる金額になり、ロードバイクならば最低でも10万円は欲しいというのが正直なところ。

ヤバいのが、上記の価格について一般人は「引くほど高く感じる」のに対して、中級者や上級者だと「安く感じてしまう」という意識の乖離が挙げられます。

要するに売る側やロードバイクに乗っている人が感じる金銭感覚は、世間一般には非常識な価格ということになります。(※これが新規参入の阻害をしている)

さらには、ロードバイク本体だけでなく、ヘルメット、サイクルウェア、SPDシューズ、サイクルグローブ、サイクルコンピューターなど、多くの装備が必要。これが専用品ばかりで、どれも高いのよ~(´;ω;`)。代用が効かない物が多いので必然的に出費が多くなります。

維持費も馬鹿にならず、ライド時の補給食、定期的なメンテナンスやパーツの交換、予期せぬ修理費用やオーバーホール(車検みたいなもの)も発生します。

これらの経済的な負担が続くと、趣味としてのロードバイクを続けるのが困難に・・・。

今の時代、コスパたけでなくタイパも重視されるんでしょ?理由1と理由2でこんなんだから、最初から「詰み」じゃんね~。

3. 体力と健康の問題

ロードバイクは体力を要するスポーツです。

年齢や健康状態の変化により、長時間のライドが難しくなることがあります。特に、怪我や病気が原因で一時的にライドができなくなると、復帰するのが難しく感じることがあります。私の場合がこれ。

以前のようには乗れなくなったため、体を酷使することができなくなりました。ゆっくりならば乗れるのですが、走る距離は短くなり、所要時間は長くなりました。

また、体力の衰えを感じるということは、必然的に集中力も下がっているという状態。経験の拡大に体や頭がついてこれなくなったときに事故というものは起こるもんなんです。

事故というものは一瞬で、時間とお金と健康を奪っていきます。経験してこそわかる安全と健康のありがたみ。

4. モチベーションの低下

モチベーションの維持はどんな趣味でも重要。「継続は力なり」とはよく言ったもんです。

ロードバイクの場合、目標を達成できなかったり、ライド仲間との関係が疎遠になったりすると、モチベーションが低下することがあります。何事にも通じることですが、「楽しい!」と感じないとやっぱり長続きしませんよね。

高いお金を出して、しんどい思いをして、時間と家族を犠牲にして・・・と少しでも感じてしまうとその人の生活スタイルに合っているとは言えません。

また、同じコースを繰り返し走ることでマンネリ化を感じ、興味を失ってしまうこともあります。私は近所を乗りつくしてしまっているが故に、県外に遠征に行かざるを得ません。

見知らぬ風景、最高っ!

5. 環境の変化

ライド環境は趣味を続ける上で重要な外的要因。

例えば、引っ越しや生活環境の変化により、快適なライドが難しくなる点。都市部では交通量が多く、安心して走ることができない場合がほとんど。だからこそ快適・安全に走れるサイクリングコースというのは人気があるんですよね。

例えば、自転車を室内保管できるか否かの点。ロードバイクは高額で軽いため、屋外保管では確実に盗難被害にあいます。私も最初の1台で経験しました。ただ、室内で保管といっても家族の人数や部屋の大きさによって難易度は異なってきます。車のように駐車場があればいいという問題でないため、外的要因に作用されます。

最近、馬鹿にできないのが天候や季節の変化。

適切な気温から外れると体に悪影響を与えるため、ライドを続けるのが難しくなります。春は黄砂とPM2.5で空気が汚い、夏は初夏から猛暑、秋は残暑が猛暑、冬は寒くて外に出るのが億劫。

なら1年の中で「いつ走るねん!」って感じですよね。

6. 他の趣味や興味の発展

人は時間と共に興味や趣味が変わります。

新しい趣味や活動に興味を持つようになると、そちらに時間やリソースを割くようになります。ロードバイク以外の趣味や活動に時間を費やすことで、ライドの頻度が減り、最終的には辞めてしまうことがあります。

自転車歴10年~20年の人であっても、ハマってた時期に比べると絶対に占める割合は下がっています。生活の一部になっているとも言い換えれますが、人が熱中できる期間というのは思いのか短いのではないでしょうか?

自転車を辞める理由は時間・コスト・モチベーションの問題

ロードバイクは素晴らしい趣味ですが、継続するのが難しい理由は沢山あります。

時間や労力、経済的な負担、体力や健康の問題、モチベーションの低下、環境の変化、そして他の趣味への興味など、さまざまな要因が関与します。正直なところ、要因に対する対策なんて物は存在しません。

「これをすれば絶対にハマる」とか「こうすれば飽きない」なんて、言えないのが悲しいところですね。その人に「合うか」「合わないか」たったそれだけのことです。1人で乗り続けてハマる場合もあれば、仲間と乗っても飽きるときは飽きます。

欧米では人気のスポーツでも、日本ではまだまだマイナーな趣味。

初心者やビギナーが参入しやすい状況を作り、中級者や上級者が定着するような土台を作らなければ、自転車人口の増加は厳しい状況。

少しでも自転車の魅力を伝えるべく、このブログが尽力できればいいなと思う今日この頃でした。

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