『レックマウント、それはマウント界の王者。数年前に突如と表れ、拡張性の高さとルックスの良さで市場を席捲していった。』私の中では、このようなイメージを持っております。
事実、知るやいなや、すぐに飛びつき1年ほど使用したこともあって、魅力ある良い製品だと思っています。現在では、とある理由から手放して、ず~っとマウント難民になっておりましたが・・・。
その理由っていうのは「レックマウントが想像より重たい」「ガーミンのマウントにキャットアイのライトを取り付けたい」と思ってしまったからなんです。
だってだって!ガーミンマウント、カッコいいんだもんっ!
1枚めの画像でピンときたあなた。あなたもマウント難民ですよね?だから今、この記事を読んでいるんですよね?
その願い、今すぐ叶えましょう!
関連記事:ガーミンデバイスのナビ機能を使う。スマホで簡単ルート作成。
関連記事:取り付けるライトはキャットアイのボルト400と800。
ロードバイクのライト用マウントを自作する
キャットアイのライトマウントを改造する

願いを叶えるためには代償が必要です。1,800円を生贄にして、2つ部品を召喚してください。
ドラゴンボールが7つ必要なのに対して、今回はたった2つ!
余裕、余裕!
キャットアイのライトマウントは「GPブラケット」

まず1つめがこちら。キャットアイの”GPブラケット”。これが何かというと”アウトフロントブラケット2”という製品の補修パーツになります。
Amazonで約400円。や、安い!
レックマウンの似たような製品は樹脂製で1,000円、アルミ製で2,000円もしますから。
キャットアイは補修パーツも充実していて、かつ入手しやすいので、アフターケアの観点からみてもランニングコストは良いです。
キャットアイ製品ページより引用
ちなみにこれが、”アウトフロントブラケット2”ね。
「キャットアイの、キャットアイによる、キャットアイのためのマウント。」
画像を見てもらったらわかるように、自社製のライトとサイコンをダブルマウントできるとい代物。

内容物は、本体とボルトのみ。

ボルトが刺さっている部分が、ライトの位置を調整するヵ所。その上の部分がライト受けとなります。
キャットアイに自転車用カメラマウントを取り付け

そして、次に必要なのがこの部品。
Amazonで『自転車用カメラマウント 』で検索すれば、1,400円ほどで入手できます。
中華製の商品ですが、敬遠しないで~(;^ω^)
「レビューには到着が遅かった」とあったので若干不安を覚えましたが、出荷元がAmazonでしたし、翌日にはちゃんと到着しました。
追記:私が紹介したことにより、売れに売れ、値上げしています。800円⇒1000円⇒1500円と元の倍近い値段に。この商魂の逞しさは、さすが中国企業。
下記の代替品でも問題はありませんので、リンクを張っておきます。

ガーミンマウントに取り付ける面。あの穴2本にボルトが通ります。

キャットアイのGPブラケットを受ける部分。
実践編~2つの部品を合体~

この2つのパーツを、勇者王シリーズのロボットのように・・・・

合体させると~・・・

ガシャーン!この様になります。
まるで純正品であるかのようなそのお姿。特にガタツキもなく、感触は硬め。
重さのあるVOLT400やVOLT400を装着させても、動く気配はなさそうです。

六角レンチ(アーレンキー)で仮締めをして、

VOLT800を装着。
ライト受けはキャットアイ純正のブラケットなので、当然ながら問題はありません。
「ガーミン」へ「キャットアイ」のライトマウントを取り付け

さて、今度は合体させた部品を、ガミーンの純正マウントに取り付けていきます。
余談ですが、純正品でもこの役割を果たしてくれる”GARMIN FLANGE MOUNT ADAPTER”という物があります。
しかし、国内での取り扱いがなく、輸入品を買った場合3000円ほどします。高ぇ・・・。なぜ国内代理店はこれを発売しないんだ?

自転車用カメラマウントには、取り付け用ボルト2本が付属しています。
パーツを重ね、ボルトを挿入して、六角レンチ(アーレンキー)で締めていきます。
ここで問題発生!
「あれ?あれ?・・・・あれ?」いくら回しても、固定されません。
Amazonのレビューに”ボルトを用意した”とか”取付面を加工した”とあったので、「これのことかぁ~」って思いましたね。
単純に付属のボルト10mmでは長さが足りていませんでした。
焦るあまり、ボルトをクルクル回し過ぎて、バターにするとこでした。
⇒元ネタ知りたい人は”虎 バター”で検索!
ここの工程は不要

※結果的に、ここの工程は無意味なので、決して真似しないでください。そのかわり、ボルト2本を別途、用意します。
早く完成させて、その雄姿を拝みたい私。現時点では、ボルトを買いに行くという選択肢などありませんでした!
「この凸部分2か所が邪魔なんだ」と思い、幼少時に幾多のガンプラを量産してきたニッパーで切除。

そして、ヤスリで削る。まるで、白い巨塔の財前教授のような手際の良さ。もう鼻唄まじり。
だがしかし、この時点でも、ボルトは届かず!
心より恥じる!

「えーい、やってしまえ!」と残った凸部分も、全部切り取ってしまいました・・・。
が、やはり無理。ボルトは届かず!!
ふ~・・・。
もうこの時点で、とある思考に頭は支配されていました。「よし!ホームセンターでボルトを買ってくるか!」
実践編~ボルト(M3×15mm)を用意する~

60分後。
ハァ・・・ハァ・・・買ってきましたよ。
みなさんは事前に入手しておいてください。どのホームセンターにもボルトは売っているので。
購入してきたのは”六角穴付きボルト M3×15mm”。お値段150円なり。
M3というのは太さの規格で、ちゃんとわかりやすいように表記されています。15mmは長さね。
こんなに沢山いらないし、スチールでもよかったんですけど、あんまり価格差がないのでステンレスを選択。まぁ、雨の中走る可能性もあるしね。

左:ホームセンターで購入してきたボルト(15mm)
真ん中:自転車用カメラマウントの付属ボルト(10mm)
右:ガーミンのマウントに取り付けられていたボルト(5mm)
使わないボルトは、大事に保管しておきましょう。
ガーミンのマウントの裏にキャットアイを取り付け

やっと準備が整ったので、実際に取り付けていきましょう。
まずは、ガーミンマウント2ヵ所のボルトを取り外す。

サイコン受けとマウントはこんな構造してたんですねぇ。
またサイコン受けを所定の位置に戻して・・・

必要ないだろうけど、念のための両面テープ。ここの工程も飛ばしてOK。
これが必要ないぐらい、ボルトでしっかり取り付けできますから。

購入してきた15mmのM3ボルトに、スプリングとワッシャーをかまして

無事に固定。
はぁ~、よかった。全てが無駄にならなくて一安心。

ただ1つ注意点がありまして、ボルトが”ボルト受け”を貫通しないように気を付けてください。サイコンが取り付けられなくなってしまいます。
私は”自転車用カメラマウント”の凸部分を切り取ってしまったため、1~2mm貫通。しかたなくスプリングで微調整しました。みなさんの場合は必要ないなず。

もう片方も、取り付けていきましょう。
お~、シッカリと、そして問題なく、取り付けできました~。
ガーミンのライトマウントはレックマウントより軽量

全部こみこみで重量は63g。どうです?軽いと思いませんか?
私が購入したレックマントType19(両持ちナロータイプ)は、92~93gだったと記憶していますので、約30g軽いことになります。
Type19を手放したのには「想像より重い」という理由もありましたので、同じ悩みを持っている方にもオススメできるアイテムです。
世の中には、ロードバイク1gの軽量化に1万円を出費する猛者もいらっしゃるぐらい。というかロードバイク趣味の人で、軽量化が嫌いな人はいませんよね~?( *`ω´) ドヤァ
ロードバイク用のライトを取り付けるマウントが完成

では、”ガーミンのサイコン”と”キャットアイのライト”を取り付けてみましょう。
素晴らしい・・・メーカー間の壁が取り払われ、一つに統合されたそのお姿を・・・待ち望んでいたんよ。
マウント補完計画、完了。

逆サイドから。
マウントのアーム1本なのが好み。サイコン操作時に邪魔にならないので。
ガーミンマウントの取り付けイメージ

サブバイクに取り付けてみました。キャットアイのサイコンが変な位置にあるのは、気にしないでください。

これでやっと、マウント難民から解放されるわ~。

ライト稼働部のボルトを本締めしたところ、緩さはなくシッカリと固定されています。
あとは「長期間の使用でどのくらい緩みが出てくるか?」「重たいVOLT400や800を取り付けた状態で走行中の振動をどれくらい拾うか?」の問題ですね。
使用後には、追記します。
あっ!あとは充電カバーの防水処理の補強かなぁ・・・。
キャットアイのライトの可動域

最大限まで上向きにしてみました。このような状態で使用することはありませんが。

今度は、下に向けてみましょう。
広い可動域を確保できて、干渉するようなこともないので、幅広いロードバイクに取り付けできるかと思います。
まとめ「ガーミンとキャットアイのマウントが使用できる」

①用意するものは、GPブラケット、自転車用カメラマウント、ボルトの3種類。
②必要な費用は、1,800円前後。
③必要工具は、六角レンチ(アーレンキー)のみ。
④DIY要素は無し。誰でも作業可能。
①から④までの要素を達成すれば、
・ガーミンの純正マウントに、キャットアイのライト(VOLT400、VOLT800)を取付可能。
・重量は62g。(Type19より30g軽い)
いかがでしたでしょうか?
今のご時世、レックマウントだけでなく多くのサードパーティから、優秀な製品が販売されています。
しかし、そういった物を使用せず、ガーミンの純正マウントにキャットアイのライトを取り付けたいという需要もあるはずです、私がそうであったように。あとはレックマウントを軽量化したい人。
今回、ご紹介した方法ならば「入手しやすい、低コスト、簡単、軽量化」と良いことづくめ。誰でも不満点を解消できるかと思います。
”耐久性”と”走行時の振動”に関しては、まだ未知の部分があるので、何回かロングライドを行って、インプレを追記しますね。
それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。
コメント
サラピエの自転車さんぽ様
いつも楽しく拝見しております。
さて、先日掲載されていたガーミンのマウントにキャットアイのライトを合体させる記事について質問があります。
記事の通り私もマウントを作成し、200kmほど走ったのですが、走行途中でボルトが緩み、ライトが落っこちました。私自身もボルトはしっかり締めていたつもりですが、気づいたら緩んでいました。何かサラピエ様の方で、緩まないような対策はされているのでしょうか?教えて頂けると幸いです。ちなみにライトはAMPP800を使用しています。
阿波のピナ乗り様
いつもブログをお読みくださり、ありがとうございます。
ライト落下の件は、残念でしたね。
ご質問の件ですが、記事にした以上の事はやっておりません。
ほぼ同じ重量のライトを半年以上、使用していますが微動だにしていないのが現状です。
緩まない対策として私が思いつくのは、下記の2点になります。
1.ボルトの間に、パッキンワッシャー(ゴムバッキンが圧着されているワッシャ)を挟む。
2.ボルトのネジ山部分に、ネジロック(金属製ねじのゆるみ止め接着剤)を使用する。
緩みが改善され、楽しい自転車ライフを送れることを願っております。