ロードバイク用サイコン:キャットアイCC-MC200Wのレビュー

サイクルパーツ

2012年に発売されて以降、ロングセラーとなっているキャットアイのサイコンをご紹介します。

サイコンとはサイクルコンピューターの略称で、自転車の走行データを取得するためのアイテムです。多くのメーカーから数多くの製品が発売されていますが、今回レビューするのは「CC-MC200W マイクロワイヤレス」という無線式のモデル。

サイコン従来の機能に加え、画面を自分好みにカスタマイズできるのが大きな特徴。その他にも夜間に見やすい画面ライトだったり、ストップウォッチなど便利な機能が搭載されています。

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CC-MC200W(ワイヤレスサイコン)の特徴と使い方

外観レビュー&使用感

  • 価 格:Amazonで4,800円(定価7,700円)
  • 重 量:41g(本体+センサー)
  • 電源寿命:約1年(1日1時間の使用で)
  • サイズ:53.5X36.0X17.5mm

多機能ながら5,000円以下と比較的、安価に購入できます。そのうえ軽量・コンパクトなので、ロードバイクに装着しても邪魔にはなりません。

サイコン本体の重量は26g、フロントフォークに取り付けるスピードセンサーは15g。使用する電池はCR2032。本体とセンサーにそれぞれ1枚ずつ使います。

電池の減りの体感としては、通勤・通学で毎日使っていたら9カ月あたりから表示が薄くなるイメージ。使わないときはスリープモードに以降するので、3年経過しても普通に使えました。

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配線の必要がないワイヤレスのスピードセンサー

サイコンの計測方法は簡単で、スポークに取り付けたマグネットでタイヤ1周をカウントします。

円周はタイヤサイズで決まっているので、1周でどのくらい進んだかを数値化できるわけです。

ワイヤレスタイプ(無線式)だと、煩わしい配線の必要はなく、付属の結束バンド(タイラップ)でセンサーを固定するだけ。ものの1分もあれば作業は終わります。

キャットアイの説明書通りに取り付けるならば、センサーをフロントフォークの後方側にセットしましょう。

ちなみに、固定用のブラケットの穴が小さいため、2.5mmの結束バンドでないと通りません。位置を変更するときに、市販品だとちょっと不便。

下記のようにキャットアイ専用の細くて長い結束バンドが販売されています。

カウント用のマグネットは何でもいい

キャットアイの製品によく付属しているのが、真ん中の磁石(マグネット)。正直、磁力があればセンサーは反応してくれるのでマグネットならば、なんでも構いません。

私が愛用しているのは、楽天市場で購入したネオジウム。小型で長方形なのでスポークにピタッとフィットします。

これを自己癒着テープで保護すれば、ズレることも無くすこともありません。

サイコンをロードバイクへ設置する方法

ステムやオーバーサイズハンドルバーに手早く確実に固定できる「FlexTightブラケット」という物が付属します。

サイコンをブラケットに装着する場合は、上から下にスライトさせるだけ。カチっと固定されるので走行の揺れ程度では落下しません。

自転車から離れる場合は、反対に下から上に向かって力を込めます。新品のうちは、硬くてちょっと外れづらい。

データを2分割で表示できるサイコン

表示を自分好みにカスタマイズできる

©キャットアイ

MC200Wは2つの走行データを分割で表示でき、なおかつ時計も常時表示されています。つまり、1つの画面で、3つの情報が表示されているわけです。

上段には、走行速度を表示しながら、下段には走行時間・走行距離・平均速度・最高速度・通算距離など表示可能。モードボタンで選択データを決めましょう。

その他に、個別にスタートストップできるストップウォッチ機能が付属しています。この機能はペダルを漕いでない間もタイマーが進んでいるので、家を出てから帰宅するまでの正味の時間も計れたりできます。ロングライドなどに重宝するので、よく使っています。

夜間に見やすいナイトモード

通勤や通学に嬉しいのが、夜間のデータ確認も容易に行うことができるナイトモード。選択ボタンを押すと、数秒だけ光ってくれます。

この画面のバックライトの有無は、選択ボタンを長押しすることで簡単にオンオフができます。なので、昼間はオフ、夕方以降はオンといった毎日の使い分けも苦になりません。

電池は本体と共有なので、バックライトを使用するとボタン電池の消費は早くなる点は気をつけたいですね。

個人的に感じるデメリット&改善点

安価なサイコンながらも、多機能なCC-MC200Wですが、1つだけ残念な点があります。

それが本体下部に設置されているボタン。背面にある選択ボタンと違い、ピンポイントで「この出っ張り」をおさなければならないのですが、ゴム素材で反応が悪い!

サイクルグローブをつけたままだと、生地に埋もれてうまく押せないこともあるし、爪とか指先で「ここを押すぞ!」と意識しないければならないので面倒。

日々のデータリセットは、このボタンと背面ボタンを同時押ししなければならないので使用頻度は高め。またストップウォッチのスタートストップもこのボタンを使います。

防水性との兼ね合いもあったのかもしれませんが、指の腹で抑えられるよう、5~10mm程度の大きいボタンが良かった・・・。

欠点はこのぐらいです。あとは最高!

まとめ|使いやすいワイヤレスのサイコン

今回はキャットアイのワイヤレスサイコン「CC-MC200W」をご紹介しました。

5,000円以下で購入でき、スピードセンサーが配線不要の無線式だったり、本体画面の表示が多く、しかもバックライト付き、という多くの要望をこなすサイコンだと思います。

Amazonのランキングでは中華メーカーのサイコンがランクインしていますが、やはり国産メーカーのキャットアイのほうが信頼性は上です。ポケットから出し忘れ、何回か洗濯機で洗ってしまいましたが、壊れる気配はありません。混線もないので、表示されるデータが変ってことも経験してないです。

上級者にはガーミンなどの5万円もするGPSサイコンが人気でサラピエも使っていますが、シンプルな普通のサイコンってやっぱり使いやすい!

機能は十分なので、ビギナーや乗り始めた人にはコチラをオススメしたいですね~。

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