「物欲の冬」です。
秋には読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋とありますが、冬は絶対に物欲に決まっています。ボーナスの時期であり、運動も億劫になり、ネットショッピングの時間が増える。
そんなん絶対!物欲センサーが刺激されるに決まってじゃんね~!!
なので、今回は私が欲しい物と所持している物を客観的に見て「自身に必要かどうか?」自分を納得させるためのお話です。
そのために長期使用したガーミンのEdge530をレビューしていこうと思います。
ガーミンのEdge Explore2のレビューを見てしまって…
とその前に今、サラピエの物欲を刺激しているのがこちらのGPSサイコン。
ガーミンのエッジエクスプローラー2は、2022年10月に発売されたばかりのモデルで、価格は52,800円。給電に対応したマウントを選ぶと60,800円となります。本体価格はEdge530とほぼ同額。
製品の特長としては地図機能に特化したモデルということ。私が欲しくなった理由でもあります。
Edge530などにあるパワー分析などのトレーニング機能を必要最小限に抑え、地図表示やルート検索機能、ナビゲーション機能の向上を優先させているため、サイクリングやポタリングに最適と感じちゃいました~。
Edge Explore 2は良くも悪くも「レースに出る人」向けではなく「レジャー向けのまったり派」向けに作られたモデルだなと感じました。
サイクリング・ポタリングと同じぐらい観光やグルメを楽しみたい!
目的地までナビをして!
そんな要望を叶えてくれそうなので欲しくなっちゃんたんですよ~。スマートフォンとサイクルコンピュータの良い所取りをした意欲的なモデル。
ただまぁ、「欲しくなったから」ってすぐにポンッと買えるほど懐事情は温かくありません(´;ω;`)
年末で何かと入用ですしねぇ。似たようなサイコンを既に持っているとことも懸念材料の1つ。
次項からは、長期レビューの感想を振り返ることによって自身の物欲をちょっと抑えようというのが今回の趣旨。
ナビ機能が実用的になったガーミンのEdge530
ガーミンのエッジ530は、GPSサイコンと呼ばれる物で、走ったコースを記録できる自転車専用の機械です。2019年7月に発売されたモデルで、高級サイコンの中では定番。私も発売直後に購入して、3年以上使っています。
- 他社製品から買い換えたときに感じたのが操作レスポンスの良さ。
- また、本体のバッテリーだけで最大20時間稼働することも高評価。
- ANT+センサーだけではなく、Bluetoothの各種センサーにも対応しているので手持ちのセンサーの使い回しが可能。
- 付属物は、各種マウント、落下防止のストラップ、充電コード。
まず、ナビの経路探索が驚くほど進化して実用的になりました。目的地を設定すると、直ぐに経路を計算してくれますし、道を間違えたときのリルートもストレスなく動いてくれます。
前の520/820モデルだとメモリ不足から計算ができずモッサリ。ナビ機能は補助的な使い方しかできませんでした。本体の性能向上で、スマホや車のカーナビの感覚に近くなった気がします。(※あくまでサイコンとして)
新しく追加された機能|ClimbPro(クライムプロ)が便利
快適なナビ機能を実現するためにサイコンには、昭文社の全国詳細道路地図(自転車道対応)が収録されています。
地味にありがたいのが、全国の主要なサイクリングコースがあらかじめインストールされている点。どこに行こうか迷っているときに参考になるんですよ~。
また、平面的な地図だけでなく、立体的な地図としてもめちゃくちゃ役立ちます。どういうことかと言うと、坂道の詳細なデータも分かるんですっ!
ヒルクライムコースの把握ができるので、肉体的なペース配分に繋がるし、何より精神的な支えになります。登れど登れど「いつ終わるん?」って経験ありません?あれが無くなるんよ~。
- 坂道のコースの把握(残り距離・残り標高・残り区間の平均勾配)
- 斜度や下りの道を色分けして表示
- 「今、自分がどこにいるか?」がわかるコースの高低図と現在地
- ヒルクライム後のデータ総括(総獲得標高・現在の標高)
ただし、あらかじめコースをEdge530に転送しておく必要があるのには注意。
設定後は登りが近づくにつれ、上記のような画面が自動的に表示されるので特殊なことをする必要はありません。
クライムプロ機能は、平地のナビ機能が坂道用に進化したものだと感じましたね~。
バッテリーが長く保つのでロングライドにも対応
昔のガーミンは高性能だけど、電池の消耗が早いというイメージ。それが新型CPUを搭載したことによってバッテリーが20時間もつようになりました。
朝から暗くなるまで半日走ったとしても、残りの電池が40%前後。昼から夕方ぐらいだと70%ぐらいは残っている印象です。
さらに、別売りの拡張バッテリーなどを使えば、最大40時間も稼働するため、一泊二日のロングライドでも安心。
盗難・防犯対策に役立つアラーム機能
コンビニやトイレ休憩など、ちょっとだけ自転車から離れるときに便利なのがこれ。
バッテリーが長く持つようになったので、駐輪時のアラーム設定も気にならなくなりました。
セットしておけば自転車の振動を感知したときに、デバイスから大きな警告音を発し周囲に知らせてくれます。
スマホにも通知がくるので、異変を感じたら愛車の元へ戻るんだっ!!
これだけで愛車を守れるわけではありませんが、泥棒や窃盗犯は目立つのを嫌がるのでロックと併用すれば少しだけ安心感が増します。
サイクルグローブをしていてもボタン操作しやすい
これは、賛否両論あります。物理ボタンが押しにくいという人もいますが、私は押しやすい派。
長指グローブを用いる冬場のライドや、激しい走りをするトレーニングやイベント中でも問題なく操作可能。
520/820以前のモデルを使っていた方で「昔のクリック感のほうが良かった」という意見をたまに見かけます。ただし、比較したらということなので慣れの問題かと。
私が他社の2万円のGPSサイコンを使っていたときは、クリック感が全く無く、押したかどうかも分からないようなボタンだったので、普通の事に感動したのを今でも覚えています。
高機能がゆえに複雑!使い方で後悔する人も?
メニューは直観的で使いやすいが・・・
これは、ジレンマというかトレードオフの関係。人によっては最大のメリットにもなりますし、最大のデメリットにもなっちゃいます。
Edge530をはじめ、タッチパネルを搭載していないモデルの問題なのかな?
「進む、戻る、決定」などボタンの役割さえ覚えてしまえば、ガーミンのサイコンは直感的で操作がしやすいです。購入後に初めて触ってみた印象だと、大体のことは説明書を熟読しなくても、なんとかなる。ポチポチいじってメニューの階層を潜っていけば。目的の設定に辿りつけます。
つまり基本的な使い方だと特に難しい操作は無く、全く問題はありません。
カスタマイズが難しい!説明書は必須レベル
しかしですね~、使い勝手のいい様にカスタマイズしようと思うと途端に難易度が上がります。
私が一番初めにつまづいたのが【表示画面の変更】。
項目をどれだけ分割して何ページ表示するかとかが分からねぇ~。しばらく説明書と睨めっこしましたよ。その説明書もわりと読みづらい・・・。
【他にはコースは表示するけどナビ機能は不要】とか【ナビ機能を迷子のときだけ部分的に使いたい】とかになるとお手上げ。
基本操作以外の使い方をする場合は、説明書が必須になるかと思います。
機能の多さは素晴らしく満足感に繋がりますが、使いこなすには慣れが必要となってきます。
どっちが欲しい?「Edge530」「Edge Explore2」
これが最大の問題。
GPSサイコンのデファクトスタンダードとなっているGarmin。Edge530のデメリットと言えば操作がちょっと分かり辛い・・・という程度。クロスバイクが購入できるぐらい高価というのも無視できませんが、それはEdge Explore2も同じ。
つまり、なんら不満はないんですよねぇ~。価格なりの価値があり、購入にも後悔はありません。サイコン本体の分析機能もさることながら、アプリも優秀でスマホとの通信も非常に良好。
自転車用品やロードバイクのカスタマイズが終わった人になら、自信をもってオススメできる一品です。
「Edge530」と「Edge Explore2」の比較
Edge530 | Edge Explore2 | |
---|---|---|
得意分野 | パワー分析 トレーニング機能 | 地図表示 ルート検索機能 |
本体価格 | 52,800円 | 52,800円 |
バッテリー駆動 | 20時間 | 16時間 |
液晶サイズ | 2.6インチ | 3.0インチ |
タッチパネル | 非対応 | 対応 |
電動シフト | 対応 | 非対応 |
向いている人 | レースやイベントに出場する ガチ勢 | サイクリングを楽しむ ゆるポタ勢 |
Edge530はレースやイベントに出場するガチ勢向け
冒頭にも少し記述しましたが、Edge530はナビ機能も優秀ですが、それと同様にトレーニング機能も充実しています。ケイデンス、心拍計、パワーメーター、電動シフトと組み合わせて使うことで、自身の走りを具体的に数値化できます。
逆を言えばパワー分析をしない人にとっては、宝の持ち腐れ状態。
今のサラピエに言えることなんですよね~。今まで一回も使ったことない・・・。
ケイデンスや心拍を計れるようにして、10万円のパワーメーター購入を検討した時期もありました。けど、ある時、必要ないことに気がついちゃったんですよ。
そう、Edge530は凄く良い製品なのに「自分の用途に合ってないのでは?」と思うばかり。だから、目移りしちゃう・・・。
Edge Explore2はサイクリングを楽しむゆるポタ勢向け
良い物を既に所持しているのに、Edge Explore2の地図・ナビ機能に特化という文言に凄く惹かれちゃうんです・・・。
バッテリーは短くなってるし、電動シフトには非対応。だけど液晶は大きくなって、タッチパネル対応なのも欲しくなる要因の1つ。
観光やグルメを楽しみつつ、走りと同じぐらい写真を撮るのが好きな私には、うってつけなんよなぁ~。
サイクリングやポタリングだけでなく、給電マウントならブルベやロングライドの用途にも合うし。
さてさて、どうしたものか・・・。
ナビ機能がパワーアップしているとは言え、同価格帯の類似品を購入するべきか?530の良さは再認識できたけど、悩むばかりの日々です💦
意図的に話題は出しませんでしたが、どうせ5万出すなら10万のハイエンド機種。
Edge1040のソーラータイプをイっちゃうという手もあるわけで・・・。
いやいや、これは暴走しているなぁ~。
はぁ~、物欲ってほんとうに厄介ですね~。というわけでこの件は保留!
追記:Edge explore2|バッテリー節約モードの稼働時間
読者の方から、ご指摘があったので追記。
Edge530とEdge explore2のバッテリー比較ですが、どうやらモードの比較が違っていたかもしれません。
公式HPにあった情報ですが、Edge explore2は節約モードで最大24時間、通常モードで最大16時間となっています。Edge530の最大20時間はどちらのモードか明記されていませんが、これならばバッテリーのビハインドは無くなりますね~。
ますますEdge explore2が欲しくなる!
不都合な真実の追記でした~。
それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。
コメント
非常に共感できて面白かったです。私は820jですが(笑)バッテリーが死んでてexplorer気になってたところです。
1点気になったのですが、explorerのバッテリー時間というやつは常時表示モードで16時間で、530は省エネモードで20時間だったと思うので実際のところ同じか、explorerのほうが長いのでは?と思ってます。更に物欲煽るようですみません(笑)違ってたらごめんなさい。丁度今日お店でパンフレットにらめっこしてました(笑)
きらきらさん、ご指摘ありがとうございました。
確かに比較するモードが異なっておりました。
公式HPの情報だと、explorerは節約モードで駆動24時間とのこと。
なので仰る通り、バッテリーはexplorerに軍配が上がりそうです・・・。
ぐぬぬ、こんなん余計に欲しくなるじゃん!
物欲はちょっと落ち着いていたのに~(>_<) 私はしばらく悩みそうですが、 きらきらさんが満足の行く買い物をできるよう願っております。