こんにちは、サラピエです。
前回の記事では、岡山県の蒜山から鳥取県の米子市街地まで移動してきました。
青い日本海と雄大な大山を眺めながら走ることができる【弓ヶ浜サイクリングコース】が目的。
アップダウンがほとんどなく、コースの両端にはそれぞれレンタサイクルもあるので、ファミリーでも気軽にサイクリングを楽しむことができます。皆生温泉には足湯もあり、疲れた足を癒やすことができますよ~。
コース設定は色々あるのですが、今回は境港手前にある【境夢みなとターミナル】を目指します。
自転車道の起点から大山を望む
標高1,709mを誇る大山(だいせん)は、鳥取砂丘と並ぶ鳥取県の自然遺産。
1922年には、日本で3番目の国立公園の選定を受け、「日本名峰ランキング」でベスト3に選ばれたこともある中国地方最高峰の名峰です。
中国地方に住む人ならば、学生時の野外活動や遠足で、1度はここを訪れたかと思います。
ちなみに、鳥取県西部の旧国名が伯耆(ほうき)国であったことから、伯耆大山、あるいは、その山容から郷土富士として伯耆富士とも呼ばれます。
ダイヤモンド富士ならぬ、ダイヤモンド名も知らぬ山。
朝日が昇っている山の右奥の山が大山となります。
昔から「早起きは三文の徳」と言いますが、「三文の徳」というのは「わずかな金銭」な事を言っているわけではなく「精神的・身体的なわずかな利益」を指します。
私にとってもまさにその通り。マジックアワーという素晴らしい時間帯、なおかつ雄大な景色を独り占めできることにより、意気揚々と1日の始まりを迎えることが出来ます。
サウナ風に言うならば、これが私の【整え方】。
弓ヶ浜サイクリングコースを出発
前日は車中泊。
早朝の写真活動も満足できたので、さっそく自転車道を走ります。
県外や土地勘のない方ならば、自転車道の起点は皆生(かいけ)温泉にして、問題ありません。
スタート地点からは目と鼻の先なので、温泉で検索するほうが分かりやすいかも。
お笑い芸人の東野さん岡村さんが出演している「旅猿」でも、お二方が宿泊した温泉街なんですよ~。
自転車道自体は、片道15kmですが、目的地を変更することによってコースの走行距離を変更できます。
脚力に自身のある方ならば、島根半島の先端にある「 三保関(みほのせき) 」がオススメ。
海沿いの道を往復70kmほど走る事になります。
昨日、入浴した【日帰り温泉オーシャン】
まだオープン前ですが、開店と同時に朝風呂を目的に、お客さんが一気に増えるんですよ。
レタッチでちょっと淡い感じの1枚に。
天気が良ければ、オーシャンの露天風呂からこのような景色が見れます。
白い砂浜と青い防風林が特徴のコース
少し走ると、防風林としての松が登場。
白浜青松の弓ヶ浜サイクリングコース。青松はこの事を言ってるんですねぇ~。
弓ヶ浜公園。
ゴルフ場やスケートパークが併設されており、かなり大きめの施設。
しまなみ海道と同じで、ブルーラインの表記があるので、右折しましょう。
道中には、公園、トイレ、コンビニが多くあるので、休憩や補給場所に困る事はないかと思います。
おなじ日本海ということもあり、富山湾岸サイクリングコースを彷彿とさせられます。
どちらも海沿いを走り、山を望むという意味では最高の自転車道。
違和感、伝わりますかね?
防風林として植樹されている松ですが、日本海から1年中、風を受けているため、木の幹が斜めに成長するんですよ。自然って凄い!
ルフィが見たら絶対に「不思議森」っていうほどの景色。
この時も、行きは追い風だったのですが、帰りは向かい風となり、凶暴な風に体力を奪われました。
綺麗な白砂が、海や空とのコントラストを際立ててくれます。
風が強い日には、砂が舞うこともあるので、アイウェアをした方が快適に走れるかも。
コースは平たん基調で、ほぼ一直線。
ところどころ、砂浜からの粒子の細かい砂が溜まっていますので、スリップしないよう気を付けてください。
先ほど申した、島根半島の先端にある「 三保関(みほのせき) 」が見えています。
神社や灯台があり、灯台に併設されているレストランでのビュッフェが大人気。
三保ヶ関から見る大山もまた綺麗なんですよ~。
サイクリングコースの終点となる【境夢みなとターミナル】が、写真中央部に見えています。
釣り人の宝庫。美味しいお魚を釣ってくださいね~。
コースの一部は、主要道路の431号線と並走する形となります。
コンビニやドラッグストア、外食チェーン店が数多く存在。
弓ヶ浜展望駐車場。
このように車を停めれる駐車場が何ヵ所かあるので、起点や終点にこだわらなければ、どこにでも車を停められます。
海沿いの利点の1つとして、交差する道がないというのは非常に大きいかと思います。
赤信号で止まる必要がありませんし、ノンストレスで自分のペースを維持できることが、自転車乗りにとっての最大の幸福。
そういうコースは何度でも走りたくなるもんです。
終点となる境夢みなとターミナル
のんびり40分ほど走ると見えてくるのが、この標識。
自転車道を右折しましょう。
境夢みなとターミナルや境港公共マリーナに行けば、自転車道の終点となります。走るのをやめるわけではありませんが、いったん向かうことに。
【SANKO夢みなとタワー】
「夢みなと公園」は、1997年夏に開催された「夢みなと博覧会」の跡地。後に公園として整備され、人々の憩いのスポットになっています。
公園内にある境港のランドマーク・高さ43mの「SANKO夢みなとタワー」には展望台があります。
入場料300円が必要ですが、天気の良い日ならば、大山や日本海を一望できるのでオススメ。
SANKO夢みなとタワーの隣には、【境港さかなセンター】があります。
14店舗が連なる鮮魚市場で、鮮魚はもちろん、切り身、焼き物、乾物・水産加工品なども販売。
隣にある「美なと亭」へ行けば、定食・丼、お寿司といった新鮮な魚メニューが、ふんだんに用意されています。
ゴールの【境夢みなとターミナル】に到着。
特に何かあるわけではありませんが、開放感あふれる待合ホールや、景色が一望できる展望コーナー、クルーズ客船寄港時に船を間近で見学できる展望デッキがあるので、休憩にするのに最適。
約350台を収容できる駐車場もあるので、車載の起点しても活躍してくれます。
まとめ
鳥取県米子市にある弓ヶ浜サイクリングコースは、白砂青松の美しい海岸線と中国地方最高峰の大山を眺めながら走ることが出来る、片道15kmの自転車道です。
コースの起点(または折り返し地点)となるのは、下記の2ヵ所。
- 皆生温泉 ⇒ 米子市の北側、日本海に面した山陰を代表する海辺の温泉地。
- 夢みなと公園 ⇒ 展望台、お土産街、飲食スポットなどがある境港の憩いのエリア。
どちらも自転車だけでなく普通の観光地として楽しめる場所。
雄大な景色が楽しめる一方で、「何もない」という訳では無く、適度に休憩所や観光スポットがあるので、何度も訪問したくなります。
それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。
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