【邪道じゃない】ロードバイク用の簡易スタンドをレビュー|軽量65g

サイクルパーツ

もし、ロードバイク党という物があれば、私はバリバリの保守派です。ギアの段数は12速もいらなし、シフターは電動コンポより機械式が好きだし、未だにディスクブレーキにも移行していません。

そんな時代の規格に抗っているユーザーですが、唯一、リベラルな部分があります。

それは「ロードバイクにスタンドを利用する」こと!

生粋のロードレース派の人からは「ダサい、不要、重い」と評されますが、やっぱりあったほうが便利な自転車用のスタンド。

メインバイクにはキックスタンドを愛用していますが、この度、ワンタッチで軽量な簡易スタンドを購入してみたのでレビューしていきます。

サラピエ
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ノグチ(NOGUCHI) ワンタッチ簡易スタンドの仕様

  • 価格:2,000円前後
  • 本体重量:65g(シャフト45g/ブラケット10g/ヘッド10g) 
  • 制限荷重:10㎏まで
  • 対応サイズ:700c
  • 材質:アルミ(本体)

まず、この製品の最大の特徴は、コンパクトかつ軽量なので、持ち運びが苦にならないという点です。クロスバイクやママチャリに使用されるキックスタンドは300g~400gもあり、軽さを求めるロードバイクとはミスマッチでした。

簡易スタンドならば、全てを含めた重量でもたったの65g。しかもスタンド本体のシャフト部分は、三節棍のように折りたためるので、バッグ類への収容も容易です。

構造がシンプルなので、多くのOEMが出回っており、どのブランドの物を買っても問題ないかと思います。以前は世界的メーカーのGIANTからも「SWIFT STAND」という名で販売されていました。

私は、Amazonから購入。

ワンタッチで自立する|簡易スタンドの取り付け方

ヘッドの取り付け

ロードバイクへの装着方法は至って簡単。

後輪のクイックレリーズに挟む形で、ヘッドを取り付けます。

写真では、「ヘッド⇒バネ⇒レバー」という順番ですが、ちょっと自信がありません。エンドとホイールの構造を考えたら「バネ⇒ヘッド⇒レバー」という気もします・・・。

※サラピエのバイクだと、上記方法のほうがしっかりと固定できた。もし、詳しい方いらっしゃったら順番のご教授ください。

シャフトの接続

駐輪する際に、折りたたんでいたシャフトを展開(1本化)して、クイックレリーズに取り付けたヘッドパーツに差し込みます。

接合部分は、ボールベアリングになっているので、軽い力で取り外しが可能となっています。

自立時に角度の調整をする

自転車を横から見たときに、シャフトが地面と垂直になるよう角度を調整しましょう。

写真だと左に傾いているので、自立時に安定しません。もう少し右にズラして90度となるようにするのがポイント。

走行時はブラケットに装着しておく

キックスタンドとは構造が違うので、不要な際はブラケットに装着しておきます。

ブラケット自体はボトルケージに固定できるので、走行時の邪魔にはなりません。

折りたためば、ツールボトルやサドルバッグに収まるので、必要不要は好みで分かれるところ。

簡易スタンドの注意点とデメリット

あくまで記念撮影など限定的な使い方に留める

軽量で便利な分、もちろんのこと不便な部分もあります。

これはあくまでも簡易スタンドなので、恒久的なスタンドとして使用できません。安定性や耐久性がないので、雑な扱いをすれば転倒するし、壊れます。駅前などの駐輪所に置くのには不適切です!

今までロードバイク乗りが、一時的に使ってきた「ヘルメット、めだたん棒、クランプ」などと同等品と思ってください。

当たり前ですが、下記にも注意しましょう。

  • 必ず平坦で水平な場所で使用する。
  • スタンドシャフトを装着した状態で走行しない。
  • スタンドシャフトを装着した状態で自転車に跨ったり、荷重を掛けない。

カーボンリアエンドには使用できない?

「ロードバイクにスタンド」が拒否される1つの理由に、カーボン素材ということがあげられます。(※アルミやクロモリのフレームを除く)

カーボンは「鉄より固く、よくしなる」という特徴を持っていますが、所詮、樹脂素材。1点集中の衝撃や圧力に弱いため、スタンドをフレームに取り付けたら破損するためタブーとされています。

簡易スタンドは、構造的(※クイックレリーズでフレームのリアエンドとホイールを挟んで固定する)にその点をクリアしており、多くのフルカーボンの自転車に取り付け可能です。

ただし、例外は何事にもあるんよね・・・。

これが私の最大のミス。カーボンフレームにも使えると思い購入したのですが、失敗しました。

結論からいうと、カーボンリアエンドには使えません・・・

通常のカーボンバイクならエンド部分に金属が埋め込まれているので、従来の力加減でクイックレバーを締め込んでも大丈夫なのですが、ハイエンドモデルは極度の軽量化のためその金属部分が省略されています。

本来なら銀色のピカピカした金具が表面に見えるんですが、ないね・・・。

どこまでいってもカーボン素材だね・・・。そもそもレース志向のモデルにスタンドを取り付けるという前提がないので仕方がない~(´;ω;`)

ちなみにエンド部分がカーボンの自転車を固定ローラーで使用すると、荷重によりエンド部分が潰れるということもあるので気をつけましょう。

まとめ|軽さは正義を体現したスタンド

上側にあるスタンドは、私がメインバイクで愛用しているGIANTの「QR Sport Stand」という物。

こちらもエンドに装着する構造で重量は約140g。キックスタンド方式なので、ママチャリのように使えます。

今回はノグチの簡易スタンドをレビューしました。

  • 2000円以下で購入できるほど安い。
  • シャフト、ヘッド、ブラケットの総重量65gと超軽量。
  • シャフトを手の平サイズに折りたためてコンパクト。
  • ワンタッチで自立できるので、記念撮影に最適。

ロードバイクの用途が増え、使い方も人それぞれ。自分に合ったサイクルグッズを見つけ、快適な自転車ライフを過ごしましょう。ただし、適応モデルと使い方には注意が必要なので、その点にだけは気を付けてください。

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