ダサくない・スタイリッシュ|カーボンフレームのロードバイクに最適なスタンドの選び方

サイクルパーツ

こんにちは、サラピエです。

先日の彼岸花ライドで大活躍した自転車スタンド。以前、琵琶湖一周(ビワイチ)を走った時に、初めて導入し、その時も大活躍してくれたんです。

しかし、それ以降、スタンドとフレームが交わる事は2度とありませんでした(´;ω;`)

不要になった場合、すぐに売却する私がずっと手元に残す。それには理由があったんです。

この記事では、ダサさを解消するスタイリッシュなキックスタンドから、カーボンフレームに最適な携帯スタンド、そして100均グッズを使ったお手軽DIYスタンドまで、幅広い選択肢をご紹介します。

快適な駐輪生活のためのヒントが満載。ぜひご一読ください。

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邪道ではない!ロードバイクにスタンドが必要な理由と使い方

みなさん、ロードバイク界における暗黙の了解無言の圧力を感じることってありません?

「ロードバイクは軽量であるべし。」
「ハンドルとサドルの落差は大きくあるべし。」
「ノーマルクランクであるべし。」
「スプロケは25Tであるべし。」
「SPD-SLシューズであるべし。」
「スタンドは不要であるべし・・・・」ハイッ!!これっ!

多くのサイクリストが、雑誌やブログ、自転車仲間から言われ、植え付けられているこの発想に私は一言物申したい。この記事を読んでいる読者も「ロードバイクにスタンドはつけるべきではない」と思っていますよね!?

それを証明するが如く私自身も、凄く便利だったのにも関わらず「ロードバイク界の常識」みたいなのに邪魔されて、スタンドの使用を躊躇ってしまったんですよぇ。

「ロードバイクはスピードを重視する乗り物であり、重くなる物は邪道である」

しかし、よくよく考えたらそれってレースに出る人の話で、街乗りする人には全く関係ないことなんです。事実、ここ数年で大きく状況は変化し、ユーザーも増え、グラベルロードなどの選択肢も増えてきています。

私自身、ブログやSNSを初めたことにより、人様に写真を見て頂く機会が増えました。そういう時に壁にバイクを立てかけるだけでは、不便を感じることもあり、今回の大復活とあいなりました。

ロードバイクにスタンドを取り付ける理由は多岐にわたります。

まず第一に、スタンドは駐輪の安定を保ち、自転車の転倒を防ぎます。特にカーボンフレームのような高級な車体を持つ場合、フレームを傷つけずに安全に保管できるのが魅力的。地面に倒したり、壁に立てかけたりするのって意外と汚れたり傷ついたりするんですよね~。

購入前に知っておきたいロードバイクスタンドの情報

アルミフレームの場合は、好きなスタンドを購入して、何も気にせず車体に取り付けましょう。

カーボンフレームのロードバイクの場合は、最適なスタンドを選ぶにあたって、いくつかのポイントに注意することが重要です。

まず大前提として、「車体への固定が可能かどうか?」を必ず確認しましょう。

特にカーボンフレームは傷つきやすいので、規格や仕様に合わない物を選ぶと破損の原因になります。というか破損の原因にしかならないので、百害あって一利なしです。画像のようにリアエンド部分に金属が使われておらず、カーボン素材のみの場合は、どんなスタンドも使用不可!悲しい事実ですが、軽量化を目的としたハイエンドモデルに多い印象です。

カーボンフレームの特性を理解した上で、車体への負担を最小限に抑えるスタンドを選んでください

スタンドを購入を検討する際、公式サイトや専門店で相談してもいいですし、実際に店頭で触れてスタンドの安定感や耐久性を体験することも大事です。

次に、重量や長さをチェック。

ママチャリのスタンドと違ってロードバイク専用のスタンドはちょっと特殊です。軽量さを優先しているためか長さが合わない商品もあります。駐輪時に適切なバランスを保てるタイプを選びましょう。また、車体への取り付けが簡単で、脱着がスムーズなものを選ぶと便利。

最適なスタンドを選ぶことで、カーボンフレームのロードバイクを安全かつ美しい状態で駐輪できます。

カーボンフレームのロードバイクに最適な駐輪スタンド3選

GIANT QR SPORT STAND+ ALLOY 700C

2022 GIANT Bicyclesより引用

QR SPORT STAND+ ALLOY 700C ¥2,420 (税込)

私が使用しているのはGIANTの純正スタンド。クイックレリーズに固定するタイプで、135gと軽量です。ジャイアントストアで購入可能。

リアエンド部分が金属ならどのカーボンフレームにも使用でき、ゴツゴツした感じもなく、スタイリッシュなため違和感は少ないです。

ママチャリと同じようなキックスタンド感覚で使えるこの一品がサラピエのオススメ!詳細レビューは下記で行います。

ダサさを解消!スタイリッシュで軽量なオススメの携帯スタンド

もしお近くに店舗がないという方には、Amazonで売っている簡易スタンドはいかがでしょうか?

これらの商品、サブバイクで使用していますが、キックスタンドより更に軽量です。

パーツはクイック部分に固定し、取り外し可能なスタンドを必要なときにワンタッチで取り付けるというもの。使わない時は、フレームやバッグに収納しておきます。

この方式なら、ロードバイクのスポーティーなフォルムを維持できますし、最小限の重量増ですみます。輪行する人向けにオススメしたいです。

100均グッズで自転車の転倒を防止!お手軽DIYスタンド作り

「スタンドを毎回使用するほどではない」「地面に置いたヘルメットで十分」という人に試してもらいたいのが、100円ショップを活用したアイテム。

手軽な方法で転倒を防げる100均グッズを使用したDIYスタンドを紹介します。必要なアイテムはたった1つ。工作用のスチールクランプを購入してください。ダイソーでもセリアでもキャンドゥでもどこでもかまいません。

これを使って左ペダルに挟むだけ。

ほんとにこれだけ。

あとはクランクを下死点まで下げていき、接地面との調整をしましょう。十分に自転車が傾くので、愛車の撮影時にしっかりとフレームを支えてくれます。

このDIYスタンドは使い勝手が良く、手軽な100均グッズなのでコスパ最強。

騙されたと思って1回だけでも試してほしい。

ロードバイクにつかえるその他の100均グッズ

QR SPORT STAND+ ALLOY 700C の長期使用レビュー

スタンドの先端部分。地面の設置部分はちゃんと斜めにカットされています。

撮影日は風が強く、ディープリム装着だったので転倒も心配しましたが、しっかり安定してくれていました。

見た目は華奢ですが、機能は十分。

GIANTのラインナップには、スタンドの長さを調整できるモデルもあります。

取り付け方法もいたって簡単。初回に2本のボルトで位置調整を行います。

「直立にするのか?傾けるのか?」このボルトで大まかな向きを決めましょう。

2本目のボルトを締め込んでいくと、位置決めは終了。グラつくことはなくなりました。

最後にクイックレリーズを締めるとしっかり固定されます。

不要な時はクイックを緩めて、取り外すだけ。ライドの状況に応じて使い分けできますよ。

位置決めの注意点としては、フレームとスタンドが接触しないようにすること。

緑の枠内が接触していたら、転倒など思いもよらぬ方向から力が加わったときに、フレームが破損するかもしれません。

普段の使用には問題ないと思いますが、接触部分のカーボンが割れないよう念のための措置。

バイクスタンドに干渉することもありません

今までの感覚と同様、普通に使用できます。

試して感じたデメリット:ロードバイクキックスタンドの欠点とは?

ロードバイクスタンドのメリットばかりを記述してきましたが、もちろんながら、デメリットもあります。

まず一つ目は、単純に重量が増加すること。

軽量スタンドとは言え80~150gの重量増になり、手にもつとズッシリと重みを感じます。ロードバイクの軽量化を目指している方にはやはり向かないと思います。

二つ目が、スタンド自体が不安定な物が多いということ。

軽量という事は安定性がないという裏返しなので、駐輪時に注意が必要です。スタンドの固定部の力が弱く、自転車の傾きが浅いので簡単に転倒してしまいます。風の強い日や不安定な地面では安定感は確実に不足します。駅の駐輪所で1日使えるような代物ではないという事を認識してください。

三つ目が、従来の使用感とは異なるということ。

私が愛用しているGIANTのスタンドは、クイックレリーズのレバーが車体の右側(変速機側)になってしまいます。これは固定のために絶対必要なことで、逆向きでは取り付け不可でした。

長年、車体の左側にレバーが来るようにしていたので、違和感は強めに感じます。これを許容できるかどうかですね~・・・。

しかし、私の場合、「手軽に」「いつでも」「気軽に」スタンドを使用できるメリットのほうが上回るため、両方気になりませんでした(*´з`)

これがあると愛車の撮影がめちゃくちゃ楽でしたから。

これらのデメリットを踏まえて、自身の使い方や駐輪環境に最適なキックスタンドを選ぶことが重要です。

まとめ「ロードバイクにキックスタンドや携帯スタンドはアリ」

テレビや雑誌に影響されて「ロードバイクはこういう姿であるべき」と思い込んで、使っている人は多いと思います。かくいう私もそうでした。

ある時、知人が常識から逸脱するありえないようなカスタムをしており、その理由を聞いた時の返答が・・・

だって便利でしょ。

「えっ!!・・・・確かにっっ!!」って思いました。「は~ん、なるほどねぇ、便利だったら使えばいいか~。そりゃそうだわ~。」まさに目からウロコ。

それ以降、ちょっと遠慮していたマグボトルやサドルカバーを使うようになったんですよねぇ。

戦闘力高そうなバイクなのに、ところどころダサい仕様。でも、それでいいんです!それがサラピエのやり方だぁーーー!

「ロードバイクのスタンドは邪道」と見なされがちですが、実は多くのメリットを提供してくれます。

例えば、愛車を撮影するとき、自転車を保管するとき、スタンドは車体を安定させ、傷つけずに立てることができます。また、ちょっとしたメンテナンスや修理作業を行う際には、自転車が自立することで、作業がスムーズになることもあります。

また、ポタリングの駐輪時にも選択肢が広がり便利です。バランスを保ちつつ自転車を立てることができるので、わざわざ壁掛けができる場所を探す手間が省けます。

車体の重さや形状に合った適切なスタンドを選ぶことで、ロードバイクの使用感を向上させることができます。

皆さんも固定観念にとらわれず、好きなようにカスタムして、好きな場所を走り、好きなように趣味を楽しみましょう♪スタンドはあなたの自転車ライフを快適で安全なものにする必要不可欠なアクセサリーなのだから。

それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。

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