【車載輪行】ロードバイクで山口県を走る① 秋吉台カルスト⇒弁天池

中国地方

はやいもので、もうすぐ10月も終わりですね。この間まで暑い暑いと言っていたような気がしますが、朝晩の冷え込みに秋を感じさせられます。

これから紅葉シーズンも始まり、自転車乗りにとっては最高のシーズンです。春もいいんですが、桜の時期が短すぎて1度の土日を逃すと散ってしまって悔しい思いするんですよねぇ。

さて今回は、そんな春も終わった2018年4月末の山口県ポタリングをご紹介します。桜は出てきませんが、カルスト台地、弁天池、千畳敷、元乃隅神社、角島の風景をお楽しみいただけるかと思います。

前日の深夜に車移動、翌日の早朝から1日でグルッと山口の観光地を巡るポタリング弾丸ツアーの開幕でいっ!

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岡山IC~秋吉台IC:車移動310km

四国カルストを訪問してその絶景に感動したのが半年前。カルストからもらったパワーが切れ絶景中毒になり、また突発的に飛び出してしまいました。尻ポケに財布を突っ込んで、車に自転車突っ込んで。

山口県さんはご近所と思ってたけど、まぁまぁ遠かった・・・。岡山から琵琶湖までが約240km、カルスト台地の秋吉台までは約310km。余裕でオーバーしてますやんか。

というか下関までが、もうすぐそこだから、本州脱出も余裕で出来ちゃうの。今考えるともう一泊して、のんびり観光地巡りすればよかったぁ。

無計画を楽しみ、無計画を後悔する。それもまた良し!

21時頃に自宅を出発して3時間経過。運転にも疲れたので下松くだまつサービスエリアで休憩。この辺になってくると馴染みのないサービスエリアだからテンション上がります。

道の駅とサービスエリアがあれば用が無くても寄る。それがワイのルールや!

イギリスで使われている車両を下松市で作っているみたいですね。イギリスのモールトン乗りやブロンプトン乗りはここに聖地巡礼しに来るべき。

なぜか山口県なのに、くまもんの制圧下に置かれていました。百獣の王は、ライオンでもなく、左端のティラノサウルスでもなく、くまもんであったという証明ですね。

ネコ科最強は、タイガーのはずなんですが、なぜライオンが王ってことになってるんですかね?ハーレム作ってるから?あと日本語で虎って言葉あるのに、ライオンはないですよね?不思議~。

下松サービスエリアから60km。美東みとサービスエリアまでやってきました。ここはお土産コーナーが大きく、フードコートも綺麗でよかったです。館内に横になれる場所もあり、この時はバイカー2人が仮眠していました。

秋芳洞とカルスト台地が観光の目玉。でも岡山にも鍾乳洞(井倉洞、満奇洞)はあるので今回はパス。

1時30分頃に、目的地の秋吉台に到着。満月で月明かりが凄く、平成の二宮金次郎がいたら間違いなく読書するレベルで明るかったです。

美東サービスエリア⇒秋吉台IC⇒秋吉台、ここの区間があっという間でした。観光のために整備したようです。やるな山口県!

朝まで車で仮眠をとることにします。( ˘ω˘ )スヤァ…

秋吉台に到着

朝の5時30分、自然と目を覚まします。自転車乗るときだけは、タイマーより前に起きれるから不思議。朝焼けがとっても綺麗だったんで、ちょっと散歩しましょう。

展望台入り口。昼間は撮影の順番待ちしなければいけないはず。

初見にはありがたいマップ。やっぱりエリアが広大。

寝ぼけた頭に小さい文字が全然入ってこなかったので、とりあえずメモとして保存。成り立ちを勉強できるのはいいですね。

日本最大のカルスト台地で、地下には400を超える鍾乳洞があるようです。地下が穴だらけになってるのはちょっと怖い・・・。

ここが展望台。360度のパノラマビューポイント。

昨日の駐車場は小さかったため、満車を避けるため少し移動。道中に遊歩道用の大きい駐車場がありました。

今回はリアキャリアに車載。天気予報が快晴&車中泊するときは、このスタイルが楽チン。ホテルを使用する時や旅行中に雨が1日でも降る場合は、車の中に積み込みます。

ポタリング開始

カルスト台地の周辺をポタリングするだけなので、バッグ類は何も取り付けず。かわりにドイターのリュックを背負います。

この時は、ほぼ生まれたままの姿でした。コンポは2世代前のアルテグラ6700シリーズ、フルクラムのレーシング3(C15モデル)を履かせています。バイクがゴチャゴチャしていないとレース機材って感じがします。

秋吉台のカルストロード

カルストロードとは、秋吉台国定公園を縦断する県道242号を指し、延長13.1kmのドライブウェイです。昔は有料道路だったみたいですが、今では自転車でも楽しむことができます。

さらに言うならば、本当に景色がいいのはグーグルマップに表示している8km部分。ここを往復しましょう。

日本離れした景色が広がります。すぐそこまで高速道路が整備されているとは思えないほどの秘境感。

草原の中に無数の石灰岩、これが見たかったんや。四国カルストは天空感を楽しめますが、山口カルストは地平感を楽しめます。

帰り水付近。奥の丘と右の看板が見えてきたら、Uターンの合図。ここを下って行ったら、雑木林になるだけです。

急に襲ってくる日常。非日常感にトリップしているのに、危うく現実に引き戻されるところでした。

Uターンしても絶景。左手は谷みたいに窪んでいます。

写真じゃ伝わらないですが、めっちゃ窪んでます。ほんで凄いパノラマ感。

ダンボールがあったら芝すべりしたい・・・とは思えないほどの急斜面。丘も谷も楽しめるなんてお得な気分。

こういう道が延々と続きます。2往復して32kmのポタリングとなりました。

一つ注意点がありまして、自転車乗が走り易いということは、車やバイクでも走り易いということで、この時も他県の走り屋らしき車が猛スピードで往復していました

自転車で走行する方は気をつけてください。

別府弁天池湧水

秋吉台に来たらぜひ寄って欲しい別府弁天池。名水百選にも選ばれています。最初は車で移動するつもりでしたが、調べてみると意外と近かったため、ポタリングを続行。西に約10km移動します。

駐車所が小さいわりには観光バスが来るので、昼間は渋滞するみたいですね。早朝がおすすめ。

立派な石柱と大木がお出迎え。

いろんな百選がありますけど、リストって毎年更新されているんですかね?そこよりいい場所があったらどうすんだろ?実は百以上あったり?不思議その2。

早朝にも関わらず、私のほかに3組いました。

このモミジが紅葉したら、綺麗でしょうねぇ。

いや~、本当にいい位置でモミジを剪定しています。庭のお手入れ上手。

エメラルドグリーンとコバルドブルーの水面みなもに写る水鏡。

敷地内には、別府厳島神社の境内があります。1871年に広島県の厳島神社から三柱の水神を勧請祭祀したことで改称したんですって。

池に水汲み場がありますが、駐車場に専用の蛇口があるので飲むのならそこからいただきましょう。1杯飲めば1年寿命が延びるらしいので、これはぜひともフリーザ様にご報告せねばっ!

このあと、自転車が勝手に転がりはじめて危なかった~。

池自体は小さいのですが、どの方向から見ても美しいので、飽きることなく思った以上に長居してしまいました。

藤の花であってますよね?あの鬼が嫌う花で、結界になる優秀なあれ。

ふむふむ・・・。朝で小さい文字が頭に入ってこない第2弾。

木の幹にひっそり御座おわします弁財天様に一礼して車に戻ります。往復20kmで早朝ポタリング50kmとなりました。車に戻って、次の目的地に向かいます。

あーーーー!山口県特有の黄色いガードレール発見。高校総体とミカンが関係してたと思うけど、いつも理由を忘れるガードレールだー。

つづく

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