こんにちは、サラピエです。
長野~群馬にまたがる”渋峠”と”雪の回廊”が目的だった遠征、5日目。
最終日となる今回は、石川県にある兼六園から自宅まで戻る450kmの車移動です。全行程、車中泊をしているため、ロングドライブをするにはちょっとお疲れ気味の状態。
運転しっぱなしも疲れるので、兼六園、金沢城、金沢駅、福井県の永平寺を観光して、自宅まで戻りました。
5日目のドライブ概要
- 金沢西IC(石川県)から自宅までの移動距離は約450km。
- 高速料金は、普通車で約9,500円、軽自動車で約7,500円。
- 運転時間は、のんびり適度に休憩しながら約8時間。
日本海側から山陽自動車道に戻る縦の区間はサービスエリアが少ないので、疲れや眠気を感じる前の休憩がマルです。
兼六園と金沢城
日本三大庭園の兼六園。
残りの2つは、岡山の後楽園、水戸の偕楽園。どれも語呂が似ていて覚えやすい。
時刻は7時過ぎ。早いこともあって観光客は皆無。
有名観光地を巡るには、早朝がゴールデンタイム。のんびりゆっくり貸し切り状態。
兼六園の営業時間は7:00~18:00(3月~10月)
入園料は、大人320円。小人100円。
しかも、石川県民は入園料無料という太っ腹ぐあい。園内を早朝ランニングしている方が多かったです。
早朝のヒンヤリした空気の中、森林浴を楽しみます。まだ少し春の名残があるのが嬉しい。
8時を過ぎると、個人の観光客が増えてきました。
更に30分後、観光バスの団体と中国人が異様に増えてきて、鑑賞どころではありません。
4月下旬から5月中旬まで咲く、全国でも珍しい品種の桜。その名も兼六園菊桜。
「昭和44年に枯死した初代は日本に1本しかなかった天然記念物として有名でした。現在のものはその二代目で、春のソメイヨシノの時期が終わった後も、来園者に春の美しさを披露しています。」との事。
園内で一番、写真撮影されていた場所。
兼六園を出て、隣接している金沢城に行きます。
江戸時代には加賀藩主、前田氏の居城だった場所。
チケットを見せれば、兼六園には再度入場できますので、ご安心を。
あれ?天守閣が・・・ないっ!?
そうなんです。金沢城って全国的に珍しいお城なんです。
かつてはあったようですが、落雷のため焼失。その後、再建されることはなく、廃藩置県まで金沢城は天守閣がない城だったのです。
実用性を重要視したことと、参勤交代が財政を圧迫したため費用を捻出できなかったとか。
本当に、有力大名の力を削いでいる参勤交代さん、ぱねぇっす。
個人的には復元して欲しいですが、正確な資料がないから難しいんですって。
でも、そのほうがロマンがあるかも。私の中で”花の慶次”を正式な資料とする!
「虎は・・・なにゆえ強いと思う? もともと強いからよ。」
トンチにもなってない慶次さんも、ぱねぇっす。
金沢駅
金沢駅といえば有名なコレ!勝手にビグザム門と呼んでいます。
観光の目玉になる物って重要ですよね~。金沢のイメージと言えばコレですもん。
兼六園からは1.5kmの距離。
歩いても良し、公共機関を使っても良し、ポタリングすれば、なお良し!
スレッガー中尉ごっこするために、ビグザムの真下にまでやってきました。
「悲しいけど、なか鉄柱なのよね。」
ビグザム門にインパクトを取られていますが、この鉄骨も十分迫力あります。
駅の構内もかなり広くて、散策していて凄く楽しい♪
地元の特産物や名産を紹介するのは、いい宣伝効果になります。グッジョブ。
おっ、ミニビグザム門を発見。
何分の1スケールになるのやら。やっぱり足の螺旋が良い味だしてます。これのプラモあったら買う。
きたーーーー!!!
ゆるキャラの中で一番好きな”ひゃくまんさん”だぁーーーー!!!
ご尊顔といい、配色の鮮やかさといい、凄く好み。
おつむも可愛らしい。
私も頭頂部に”石川県”って入れ墨をいれようかしら?
こんなにグッズを買ったの人生で初めて。ちなみにこれは保存用のヤツら。
ぬいぐるみを買うか直前まで悩んで、購入しませんでした。けど、買っとけばよかった~!
あっ、当方、男なんですけどね。⸜(๑’ᵕ’๑)⸝
へぇ~、こんなものまであるのかぁ。まだ10時でお腹空いてないけど・・・・
カレーで金沢と言えばさぁ・・・
やっぱりここでしょ!ゴーゴーカレー。
しかも金沢駅総本山店となれば、勝手に期待もあがるってもんよ!
お味は、総本山でものと豚カレーでも、通常の店舗と同じ味でした・・・。
時刻は10時30分。そろそろ金沢を出発しますか!
道中のおやつ用に、のどぐろ弁当を購入。
お土産としてのどぐろの一夜干しも買ったのですが、身が深くて脂がのっていて美味しかったなぁ。何回かお取り寄せしました。
道中のサービスエリアもお洒落な造りが多かったです。
写りこんだドキンちゃんも、「加賀百万石は伊達じゃないわねぇ」って言っている気がします。
永平寺(福井県)
15時30分。高速道路を降りて、福井県の永平寺にちょっとより道。
昔ながらの厳しい修行をしていた様子をNHKで見て、いつか来てみたいと思っていた場所。
和歌山の金剛峯寺もそうなんですが、修行の寺のためか、かなり山奥に建立されています。
山道をしばらく走ったあと、急に視界が開けて、ちょっとした町がある感じ。
長時間の運転で、体がバキバキなので、自転車を降ろしてちょっとサイクリング。
写真じゃ伝わらないんですが、建物がめちゃくちゃデカイんですよ。そんだけ修行僧が全国から集まっているんでしょう。
戦国時代以降、大きな石って権力の象徴だったようで。だから城の石垣にも必ず鏡石と呼ばれる大きい石が埋め込まれています。
いつも「どうやって運んだんだ?」と思います。
年数を重ねた大杉の大きいこと大きいこと。
木々が生い茂る参道を見ると、背筋を伸ばしたくなるような雰囲気が漂っています。私の知人は美味しい物を食べると背筋が伸びます。それと一緒。
最後の団体客が帰ったあと。人はまばらですが、まだ観光客はいます。
苔むした岩の多さが歴史を物語っている気がします。
ラピュタの庭園か、腐海の森かってぐらい、そこら中、苔だらけ。
参拝の入り口まで、やってきました。永平寺ともなると玄関の寺院幕も立派。
紫って高貴な色って知ってました?高貴な寺院幕に、高貴なロードバイク。
つまり、私は知らず知らずのうちに高貴な乗り物に乗っていたんです。
いつも跨ってごめんなさい、ロードバイク様。
せっかくなので、お参りしていきましょう。
いったん、自転車を車に戻してきますんで、ちょっと待っていてください。
安定の案内板。これがあるとホッとする。
徒歩で参道を歩いてきました。
宿坊を新設中。
参拝時間は08:30~16:30。
大人500円、小人200円。
この時、時間ギリギリ、私が最後から3番めの参拝客でした。ちょっと焦る。
建物の並びは坐禅を組んだ人の形にも例えられ、法堂は頭、仏殿は心臓などとも言われているそうです。
う~、見えない・・・。ほんまいかな?
合点承知の助!
最後だけ急に腰が低くなるのな。でも神仏の前で帽子を脱ぐのは常識ですよね。
最初に向かったのが、”傘松閣”と呼ばれる大広間。別名”絵天井の間”とも呼ばれています。
なぜ、そのように呼ばれるかと言うと、花鳥風月をあらわした日本画が、156畳敷きの天井に埋め込まれているからなんです。
その数、実に230枚!昭和の有名な画家144人による作品ですが、この中に鯉2枚、唐獅子2枚、リス1枚の計5枚の絵が隠されています。
ポケモン、ゲットだぜっ!
レアモンスターを探す我々を見つめる達磨大師。そんなに見つめられたら、ゆっくり探せない。
っていうより拝観時間ギリギリでそんな余裕ありません。次いきましょ。
当て字の、護美箱。
”美を護る箱”という意味。芥や塵、屑という字を使わないのが本当に秀逸。座布団一枚を差し上げたい。
永平寺は33万平方メートルの敷地に70を超えるお堂と楼閣があり、修行に欠かせない七堂伽藍という7つの建物が回廊で結ばれています。
回廊はかなりの傾斜。
朝になると振鈴とよばれる起床の合図のため、修行僧がヒルクライマーもビックリの速度で駆け上がります。
「木材に年季を感じるなぁ~」と思いつつ、回廊を渡り本堂に戻ってきたら・・・
ってエレベーターあるんかーいっ!
この後、業務用の洗濯カゴをゴロゴロと押して修行僧が出てきました。
う~、なんだろ・・・。道すがら見た人たちも、iPhoneをイジっていたり、クロックス的なサンダルを履いていたり、テレビで見たイメージと違うなぁ・・・。
勝手に憧れを抱いて、勝手に幻滅してしまいました。冷静に考えれば、その時代に即した方法っていうものがありますもんね。
外国人向けなのかな?
貼り付けるテープの雑さ、なんとかなりませんでした?
瑠璃聖宝閣という宝物殿もありましたが、もうタイムリミット。
急いで、外に出ましょう。
16時15分に入って、17時。外にはもう誰もいません。
ゆっくり永平寺を楽しもうと思ったら、2時間は欲しいところ。
仏閣巡りが趣味の人なら、3~4時間はみておいたほうがいいかもしれませんね。
中に入らずとも、素晴らしい景色が待っています。寺や神社に興味がないという方にもオススメですので、是非行ってみてください。
高速道路で自宅へ
あとは、ひたすら高速道路を走って、自宅を目指します。暗くなった高速道路は、単調で楽しくないんですよねぇ。
ナイナイのラジオや音楽を聴きながら、23時には戻れました。
次回は、金沢であった出来事を紹介します。
それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。
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