こんにちは、サラピエです。
旅行を楽しむための3つの要素って知ってます?
とある旅番組の出演者が「天気・元気・現金」っていう発言をしていたんですが、まさにその通りだと思います。
現金が無ければ、そもそも趣味としてのロードバイクが成立しないわけで、これに関しては日常的に仕事を頑張るしかありません。
元気に関しても、自転車は体ひとつで長距離を走るわけなので、しっかりと食事と睡眠をとり、万全の体調で臨まなければ楽しめません
そんな中で、自分の意思ではどうしようもできないのが天気。
もうね~、こればっかりは天気の神様にお願いするわけしかないんですよね~。「晴れろ~晴れろ~」って。小まめに天気予報をチェックする人は多いと思いますが、合わせて調べたいのが空気汚染の度合い。
というわけで、今回はPM2.5の空気汚染のお話です。
天気予報:サイクリストは天気に敏感
「明日晴れるかなぁ?」「週末の天気は?」
ロングライドやツーリングをするときには気になりますよね~。晴れと雨では、コンディションが全く違いますし、車体が傷む(消耗)するだけでなく、スリップなどの危険性も一気に跳ね上がります。
これはなにも自転車(レースやイベント)だけに限らず、多くのスポーツで「DNS」や「DNF」という略語が全般的に使用されています。
サラピエの学生時代、往復40kmの自転車通学を週に3~5日行っていました。累計1,000回を超える乗車回数ですから、突然の雨や予報に裏切られることは多々ありました~😭
夏冬限らず体は冷えるし、荷物は濡れるし、愛車がサビたり、パーツが消耗したり、何一つ良いことはありません。
なにより車のドライバーからの視認性が悪くなったり、マンホールでスリップしたり危険なんです。
その経験からか、雨の場合にロードバイクで走ることは絶対にありません!絶対にだっ!
PM2.5とは?原因と引き起こされる症状
さて、そんな天気を気にするサイクリストは多いと思いますが、「PM2.5」って聞いたことあります?
春以降、偏西風に乗って、黄砂と共に中国から飛来する例のアレ。
写真を見てもらうと分かりますが、目に見えないほど細かな粒子です。
PM2.5のサイズは非常に小さく、2.5μm以下(μmは1/1000mm)の有害物質が正体。これを人間が吸い込むと肺の奥深くまで入りやすく、肺がん、呼吸系への影響に加え、循環器系への影響が懸念されているんですよ~。
「PM2.5」は、粒子として排出される一次粒子のほか、大気中で化学反応により粒子になる二次粒子があります。
人工的な発生源には工場・自動車などの排ガスや塗料・接着剤などからの揮発性のガスがあります。このほかに土壌、海洋、火山、植物等の自然界を起源とするものもあります。
日本気象協会
政府や環境庁は断言していませんが、中国の工業化が進み、排気された有害物質が日本に飛んできていると思って間違いないでしょう。
日本の公害の歴史を考えれば、これが「体に良いか?悪いか?」は、自ず分かりますよね~。
「目に見えず、ただちに体に影響がなく、そんなに騒がれない。」という理由から、人によって意見は分かれるかと思います。
「自分には関係ない」or「心配だから対策をしている」とするならば、私は対策している派かなぁ。
といってもそんなに難しいことではなく、「PM2.5」が多ければ自転車に乗らないという程度。
だって写真を見てくださいよ~。
1週間、外の置いてあるママチャリを拭いただけで、ここまで汚れるんですよ~。呼吸回数が多くなるサイクリングで、こんなのを吸ってると思うとゾッとします。
事実、体が丈夫な私ですが、「PM2.5」の多い状況でロングライドを敢行すると、喉がイガイガするんですよね~。プラシーボ効果ではないはず・・・。
肺や呼吸器にダメージが出る、霞んでいるためテンションが上がらない、写真が映えない、何1つ良いことがありません。
PM2.5分布予測や予報を活用して「今日」を知る
じゃあ、その「自転車に乗らない」という判断をどうくだすか?
それはPM2.5分布予測を確認すること。
天気と同じく日本気象協会が毎日、予報を出してくれています。48時間後までの状態をアニメーションで表示してくれるので、とっても分かりやすい。
オレンジ色になるほどPM2.5が多く(濃度が高い)、水色は少ない(濃度が低い)傾向を表しています。
ねっ?中国なんかオレンジを越えて真っ赤でしょ?
今でも忘れらないのが、ゼミにいた中国人留学生の言葉。
「日本の空は青い!」
最初、この言葉の意味が分からなくてですね~。
「感動するところ、そこっ!?」って思ってましたが、理由と写真を見て理解したんですよ。留学生の実家は都市部だったのですが、街の中が砂嵐のように煙に覆われていたんですよね~。
それから年々とPM2.5が酷くなり、日本の空が青くなる日も少なくなってきていますけどね・・・。
環境省は、「注意喚起のための暫定的な指針」と「行動のめやす」を示しています。
PM2.5が高くなることが予測される日や、PM2.5の測定値が高い日、自治体が注意喚起等を発表した日などには、注意して行動しましょう。
・不要不急の外出や屋外での長時間の激しい運動はできるだけ減らしましょう。
・高感受性者は、体調に応じてより慎重に行動してください。
・暫定的な指針値となる値以下となる場合でも、体調の変化に注意してください。
春から初夏はPM2.5、真夏は酷暑、冬は寒い、秋しか自転車に乗れませんね~😂
中国から飛来するPM2.5を目視確認
対策の2つは、単純に目視確認ですね。
数キロ先の景色や空が霞んでいたら間違いなくPM2.5です。
写真の日も快晴でしたが、PM2.5は多い日。ごらんの通り、空は曇りのように灰色に染まり、遠方の山が白っぽく霞んでいたました。
ここで注意したいのは「春霞」と間違えないこと。
和歌にも使われ、春の趣きの代名詞みたいになっていますが、今は違います。
最近は黄砂などの微粒子により、慢性的に引き起こされるケースがほとんど。(※黄砂自体は偏西風により以前より飛来しているため、古い文献にある春霞も一部は黄砂を指していたと考えられる。)
まとめ:症状悪化やアレルギーに注意して
いかがだったでしょうか?
今回は我ながら「万人受けしないテーマを選んだなぁ」といった感じがします。喫煙していても肺がんにならない人がいるように、PM2.5の人体における影響は様々。
中国の工業化が招いた比較的新しい現象で、数値的なデータや検証が十分になされていないのも、浸透していない理由の1つかなと思います。
そして、何より「五月晴れ」という言葉がある5月なのに快晴がないのが最高にストレス!
むしろコレを言いたいがために「文章に無理やり肉付けした」と言っても過言ではありません!
来る日も、来る日も!😡
毎日、毎日!😡😡
連日、連日!ずっ~っと霞んでいる空気!!!😡😡😡
本来ならば初夏の爽やかな季節、サイクリングに最高の時期なのに空気汚染のせいで自転車に乗る事もままなりません・・・💦
個人ではいかんともしがたいことではありますが、健康で長く自転車を楽しめるよう、お互い気を付けましょう。
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