【サラピエの北海道旅行②】21時間の船旅と夜の小樽運河

北海道

こんにちは、サラピエです。北海道旅行の記事2回目。

2022年6月からずっと計画を立てていた北海道旅行。不慮の事故、長期リハビリによる断念から1年以上経過してしまった2023年。健康状態が安定してきたため、万感の思いを込め、北の大地へ旅立ってきました。

その割には全くのノープラン💦

電光石火の如き意思決定の速さにより宿泊施設が予約できなかったのですが、元北海道在住の強みを活かして、「その日の天気に合わして柔軟に対応すればいいかなぁ」という感じ。車中泊とテント泊を活用しながら、食べたい物や行きたい場所を優先する旅もいいじゃない。

雄大な景色、美味しいグルメを堪能するぞー!!

今回は、舞鶴から乗り込んだ新日本海フェリー、21時間の船旅、小樽に上陸した様子をご紹介します。

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新日本海フェリー21時間の船旅|京都府舞鶴市~北海道小樽市

新日本海フェリーのツーリストA

時は初日の深夜0:00に戻ります。

23:50分の30分前にはフェリーターミナルから乗船が始まり、自家用車を甲板に駐車。貴重品や船内で快適に過ごす物を持ち込み、予約した自身の部屋にやってきました。

当日予約したため、残念ながら相部屋のツーリストA。お値段は大人1名11,100円に、車両代23,000円がプラス。さらに繁忙期の期間に該当するため、割増料金が適応され、合計37,400円でした。

交通費としては安くはありませんが、「1泊できる」ということと「1,000km以上を移動できる」ことを考えたら、案外割安な料金。

通路側と壁側は対面のベッドがないため、個室のような造りになっているので、意外とオススメ。

新日本海フェリーのツーリストA

もし、2人旅ならばこういう感じになります。他人同士なら地獄ですが、気の合う仲間ならば絶対に楽しい配置じゃん!

同室にライダー(オートバイ)2人がいたのですが、初心者と上級者の2人のようで、相棒感があってよかったなぁ~。

はまなす(あかしあ)のロビー

さて、あとはフェリー内にある浴場で、汗を流し、寝るだけ。

深夜の時間帯なので、寝るだけ。

本当に寝るだけ・・・なんですが・・・。初めてのホテルとか宿泊施設って探検したくなるじゃん。小学校の時の修学旅行の気分になるじゃん。

なら行くっきゃないっしょ!

※翌日、探検を後悔。目が覚めてから15時間「何か」をして過ごさないといけないので、夜は普通に寝るべきと痛感。時間はたっぷりあります。

はまなす(あかしあ)の廊下

一応、深夜徘徊には理由がありまして。深夜1時まではお風呂に入れるのですが、乗船直後は非常に混むという情報をゲットしてましてね・・・。なら利用時間ギリギリまで待てば少しは「空くかなぁ~」って思惑があったんですよ。

けどねぇ、今回だけなのか、毎回なのか、自衛隊がいるからなのかは、わかりませんが、初日の夜はずっとお風呂混んでた~(´;ω;`)

あとは自室に戻り、就寝。

ベッドサイズは狭いですが、マットレスはほどよい硬さで快適に眠れましたzzz

2日目の船旅|フェリー内での過ごし方

はまなす(あかしあ)の大浴場

翌日、早朝。

かすかに聞こえる船のエンジン音、体全体に感じる揺れで目を覚ましました。いつもと違う天井、いつもと違う寝床。

寝ぼけた頭でも瞬時に理解するこの状況。「あぁ、私は今、北海道に向かっているんだなぁ」と。

時間で言えば、5時30分。まだベッドでゴロゴロしたい気分。幸福なまどろみを楽しみたいところですが、気持ちは高ぶっており、いてもたってもいられません。

なんてった今日の夜には、北海道に上陸できるんだもん!

目を覚ますために、朝風呂にやってきました。前日の込み具合が嘘のよう。海の水平線を眺めながらの入浴なんて、めっちゃ贅沢。

はまなす(あかしあ)からの海の景色

2日めの船旅は、1日の大半を船内で過ごすことになります。

小樽着が20:30。6時に起床したとして、おおよそ15時間。

ゲームコーナーや各種イベント、自販機やお土産ショップ、食堂やラウンジ、コインランドリーや給湯室、施設は充実していますが、ネット環境がないので各自、時間を潰すための用意をしなければなりません。

はまなす(あかしあ)のツーリストA

私はタブレットに北海道の観光雑誌と映画を用意しました。

持ち込んだ朝食をモグモグしながら、北海道内での動きをシミュレート。

家であんまり使わなかったタブレットがこんなにも重宝するとは思わなかったなぁ。

はまなす(あかしあ)の食堂

そうこうしていると時刻は12:00。

朝・昼・夕の食事時になると1時間だけ食堂がオープン。ラーメンやカレーといった定番メニューから、北海道向けのグルメも用意されています。

北海道の帯広グルメの豚丼

帯広グルメのぶた丼をチョイス。1,100円と少し割高ですが、何もない海上の上で食事ができることは素直にありがたい。

ただ、おそらくレトルトだとは思うのですが、ちょっと肉が臭かったかなぁ。カレーにしとけばよかったかも。

はまなす(あかしあ)の甲板

時刻は15:00。

館内アナウンスがあり、北海道から下ってくる姉妹船(はまなす/あかしあ)とすれ違うとのこと。

ただただ船を見るだけなのですが、この船旅では立派なイベント。

みんなも、そのぐらい暇を暇を持て余してるんでしょ~?素直に言っちゃいないよ~。

はまなす(あかしあ)の演奏会

音楽の演奏会や、映画の鑑賞会はあるのですが、やっぱり暇。

「あっという間の船旅だった」という意見も多いのですが、私は長く感じたなぁ~。

インターネットできないのが普通に苦痛。ニュース見たり、天気予報見たり、調べものしたり、スマホゲームしたいよぉ~。

あら・・・?私ってネット依存症かしら・・・?

20時30分に北海道の小樽港に着岸

北海道の小樽港

3時のおやつを食べたり、食事をしたり。持ち込んだ書籍は全部読んだし、お風呂にも3回入ってしまって、することなくて夕方ごろにウトウト。

館内のアナウンスで目を覚ましました。

もう本当にこの瞬間を待っていた!21時間の船旅は体感以上に長かった!うひょー!Wi-Fiもめっちゃ入るー!

同室の方はクーラーボックスにビールを持ち込み、しこたま飲んで1日中寝てましたが、ある意味正解の過ごし方なんじゃないかなぁと思っちゃいますね。時間の経過はあっという間なんだろうなぁ~。

夜の小樽運河を散策&ポタリング

北海道の小樽駅

舞鶴港を出発した新日本海フェリーが小樽港に到着。

下船後はそれぞれの旅路に出発していきました。ホテルを目指す者、道の駅を目指す者、夜通し走る者。みんな動きに迷いがなかったね~。

私はというと、数年ぶりの北海道に感動する間もなく、右往左往。モタモタしていると後ろからのプレッシャーを感じる。とりあえず、近くの公園に車を駐車して、夜の小樽市街地をサイクリングすることにしました。

1日中ゴロゴロしていたから、ちょっと体を動かしたい気分だったのよ。

小樽港、JR小樽駅、小樽運河は目と鼻の先。

夜の小樽運河

小樽港は北海道の開拓時代の玄関口の1つとして発展してきました。

飛行機も鉄道もない時代、大型船は当時の物流網を担う最先端の交通手段。大型船から小型船に荷物を積みかえ荷揚げをしていましたが、取り扱う荷量が多くなるにつれ、運搬作業を効率的に行う必要に迫られてきました。

そこで、接岸できる船数を増やすために、海面を埋め立て小樽運河が出来たのです。

夜の小樽運河

小樽市の人口は約11万人弱。

北海道の人口ランキングでは10位前後の都市になりますが、観光地としては超有名。比較的小さい市街地となりますが、この時間でも観光客がチラホラいました。

翌日、昼に通りすぎたときは、国内から国外から、めっちゃ観光客来てたっ!

道内屈指の観光地はパネェっす。

想像はしていましたが、中国人もね・・・。この後、どの地に行っても沸いてたよね・・・。観光バスの団体さんから、レンタカーの個人まで・・・。くそ~、円安め~!

北海道の旧三井銀行小樽支店

北日本隋一の金融都市としても栄え「北のウォール街」とも呼ばれていた小樽。せっかくなので国重要文化財の旧三井銀行小樽支店へやってきました。

当時は石炭とニシンで莫大な資金を獲得したことと、ロシアとの交易に為替や保険などの対応が求められた結果、25行もの金融機関が小樽に支店をだす状況になったんですって。

ニシン御殿とかニシンそばができた時代に夢を感じますね~。我が町はニシン粕のおかげで、綿花栽培が盛んになっていたので、改めてお礼を言いたい。ありがとーーー!!

北海道の旧三井銀行小樽支店

夏の名残を残す提灯。暗闇を鮮やかに照らしてくれて、この涼しい夜を彩って・・・。

うん?そういえばなにか違和感が・・・。

お盆を過ぎた北海道って急に秋めいて、朝晩は涼しくなるイメージなんですけど、控えめに言って暑い・・・。自転車を漕いでいたら普通に汗をかいてます。

街中に設置されている温度計を見ると26℃の表示が・・・。

普通に熱帯夜ですやん!

本州に負けないぐらい蒸し蒸しですやん!!

北海道旅行2日めを終えて

夜の小樽運河と市街地

昨日の23:50に舞鶴を出航して、21時間後に小樽港に到着。

これから始まる北海道1周に期待を膨らませながら、本日の旅路はここで終了。

めっちゃ中国人が多いことや、想定外に暑いことは、ひとまず忘れて「北の大地にきた余韻を楽しみたい」そんな夜でした。

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