【レビュー】カンパニョーロ BORA ONE50 「ハイエンドモデル、コスパは悪いけどカッコ良い」

▼自転車グッズ

こんにちは、サラピエです。

先日、アルミホイール最高峰の1つレーシングゼロのニューリリースを記念してホイールの記事を作成しました。そして、今回もホイールのお話。鉄は熱いうちに打て!

このタイミングを逃すと、もう今後リムホイールの記事を書くタイミングがないと思うので(^_^;)

↓フルクラム レーシング3のレビューはこちら↓

カンパニョーロとは?

100年以上の歴史をもつイタリアの自転車部品専業メーカー。コンポでもお馴染みで、日本のシマノアメリカのSRAMと並び世界的に有名です。

リムにある「CAMPAGNOLO」のステッカーが、カッコいい!

コンポはシマノとSRAMしか使用したことないので、勝手なイメージですが、質実剛健のシマノ、軽さのSRAM、芸術性のカンパって感じ。スラムのeTAPは機会があれば、購入してみたいですね。

BORA ONE50とは?

ホイールの特徴を決定づけるのに、リムの高さ(リムハイト)はかなり重要です。

ヒルクライムならばリムハイトが低く極限まで軽いホイール、平地ならばリムハイトが高く巡行性能が高いホイール(ディープリム)が好まれる傾向にあります。

平地でディープリムが好まれる理由としては、空気抵抗。人間を除いた場合、一番大きく風の影響を受けるのがホイールですので、他のパーツより優先度は高いです。

この”BORA ONE“は、リムハイト35mmと50mmの2種類。プロレースで良く見かけるのは50mm以上のリムハイトが深い物になります。

リムにカーボンが使用されており重量は前後で1,485g。前回ご紹介したレーシング3とさほど変わりませんが、ディープリムとしては、かなり軽量な部類に入るんですよ。

ハブには「USB」(ウルトラ・スムース・ベアリング)を採用。

カンパニョーロには3種類のハブがあり、ノーマルの物は金属球のベアリングと金属製の部品で構成されています。カンパに限らず入門用として販売されているホイールは大体これ。

このUSB最大の特徴は、ベアリングにセラミック球が使用されていること。

カンパの実験でノーマル比較した場合、回転しつづける時間に1.6倍の差が出ていました

更に、凄いハブもありましてね。自転車業界ではカンパニョーロだけが独占的に使用できる技術を用いて通常ハブの9倍回転するCULTハブがBORA ULTRA・・・。まぁ、お値段もなかなか。

ブレーキ面には、AC3技術が採用されています。

マイクロレーザーでブレーキ面に切れ込みを入れ、余分なレジンを取り除いて表面を粗く加工。このことによりブレーキパッドが直接カーボンファイバーに接触し、確実なグリップを得ることができます。

それまでの弱点だった雨天時に、ブレーキ面から水や湿気をはじき出し、最適な状態で制動を行えるようになりました。

これはディスクブレーキのような強烈な制動力というよりかは、カーボン特有の劣っていた部分が金属リムに近づいたとイメージしてください

付属の赤いブレーキシュー。

普及しているシマノの物に比べて、かなり柔らかくカーボン専用です。雨の日に乗ったら面白いほど削れます。そして、高いのでお財布にも厳しいヤツ。

付属のクイックレリーズ。ほら~、やっぱりお洒落でしょ?

私が「芸術のカンパ」って表現した意味わかってもらえます?

ただ、これもバイクスタンドに合わないで使用していません(´;ω;`)

ホイールバッグも2つ付属しています。至れり尽くせり。

厚手でしっかりしているので、ちゃんとホイールを守ってくれます。販売されている製品のように出来が良く、満足度は高い。

車載する方は、1つ持っておくと便利ですよ。

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ハイエンドモデル、コスパは悪い!

ここからは3年の使用感をご紹介しますが、ロードバイク1台買えるほどの値段ですので、みなさんが「こんなはずじゃなかった」とならないようデメリット中心に書いていこうかと思います。

また私自身、150kmを超えるようなロングライドを走る時は、グルメや撮影中心としたのんびりペースですので、”レースにおける使用感”を求める方のご期待にはそえません。

メリットについては、ショップの販促記事や、ネットのインプレに書かれていることに概ね同意。購入した事に後悔はしていませんよ~。

  1. カーボンの取り扱いの難しさ
  2. ディープリムによる横風の影響
  3. ブレーキシューの交換時期が早い

個人的に言えば、金属ホイールの方が好みです。

まぁ、カーボンは取り扱いに気を使うんですよ。長い下り坂だと、リムが溶けないよう熱を逃がすブレーキコントロールが必要だったり、一点集中の衝撃に弱いので鍵がカンッって当たった時にヒヤリとしたり。

造りの高級感はあるのですが、コンコンと叩いた時の音が完全にプラスチックの音でして、個人的にはその音を聞いた時にめちゃくちゃテンション下がるんですよ。「これに命を預けているのかぁ」って。

そういう素材の特性から、段差があったときは金属ホイールより丁寧に体重抜きをしています。

車載時にも他の荷物が当たらないよう大事に大事に載せています。チャイルドシートに乗せてあげたいくらい。

人類には”鉄器時代”っていう鉄が覇権を握った時代があったんだから、やっぱり金属最強よ。

あとは、やっぱり横風に弱いです。

横をトラックが通ったときなんか、ハンドル取られて何回フラフラしたことか・・・。言葉の比喩ではなく、本当に命を危険を感じるときもありますからね。

ビル風(建物が2棟近接して存在する場合には、速い風が建物の間に生じる)も油断できなくて、思わぬ場所で風に煽られます。

あまりに、恐すぎて写真のような運用していた時期もありました。通っぽいような、そうでないような。ディープホイールが好きなので、結局は元に戻しましたが。


最後にブレーキシューのコスパの悪さ

純正のブレーキシュー前後の国内価格が4,500円ほど。シマノの物が1,500円で揃うのに対して3倍の価格差。しかも、カーボン用で削れるのが早いこと考えると、さらに倍率ドンッ!!

海外通販や代替品はありますが・・・。余計な手間が増えるなぁ。

日常使いには向かないが・・・でも

以上の結果を踏まえると、カーボンディープリムのホイールは、日常使いには向いていません。

競技者が、普段は金属のミドルホイールで練習を行い、レースの時に「決戦用ホイール」としてこの類の物を使用するのが、よく理解できます。

日常的な使い勝手より、スピードを求めるホイールなんですよね。

しかも、BORA ONE50の特性を最大限に生かせるのって、レースみたいに横風を受けてくれる人がいて、40km以上の速度域を維持できる状態だと思います。

そんなの街乗りしててねーよっ!!!アワイチの南の沿岸部とか、ビワイチの交通量の少ない北部とかならワンチャンありますが。

じゃあ、なんでそんなBORA ONE50を使用しているかというと・・・

カッコ良いからです!!

初めて見た海外レースのロードバイクのカッコ良さ。それにず~っと憧れていたんよ。「ロードバイク=ディープリム」みたいなものに。

だからこそ、前回の記事でも言った通り「予算の中で、限りなく軽く、自分がカッコ良いと思えるホイール」を買うのが1番という結論になるんです。

まとめ

ロードバイクがもう1台変えてしまうほどのハイエンドモデルのホイール。一般の方ならば、そう簡単に買い替えることは出来ないと思います。

ミドルグレードのホイールは価格と性能がバランス良く釣り合っていて、日常使いでそれ以上が必要になることは少ないと思います。ですので、高いモデルを購入したからといって価格分の感動があるかといえばそうではありません

ただし、それでも欲しくなる魅力があるんですよぇ、困ったことに。

その場合、ディスクブレーキ用だろうとリム用だろうとホイールとしてのデメリットを理解した上で購入すれば、「すぐに売却する」という事態は免れるかと思います。

ネットの情報だけでなく、ショップで実物を見て試乗させてもらったり、今年7月に開催される大阪のサイクルモードに行くのも、購入の判断材料になるかもしれません。

迷ったり悩んでる時が一番楽しい時期だと思うので、その参考になれば幸いです。

それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。

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