長野~群馬にまたがる”渋峠”と”雪の回廊”が目的の県外遠征。
初日は、自宅から長野までの500kmの車移動と、伊那市内の高遠城址公園で桜を楽しみました。
2日目となる今回は、ロードバイクで安曇野市から大町市をサイクリングします。
2日目のサイクリング概要
ルートは道の駅”ほりがねの里”を起点に、木崎湖を折り返し地点に設定。距離は約60km。
交通量の多い道路をさけて、山沿いを走ったため、獲得標高は500mあります。
しかし、緩やかな坂が長く続くため、辛かった記憶はありません。
前日の夜の様子(弘法山古墳公園)
とその前に、1日目の夜の動きが分かりました。
諏訪湖のロマネットでお風呂を済ませたあと、道の駅で車中泊したのですが、道中寄り道して、夜桜を撮影していました。
松本市にある弘法山古墳公園は、4000本の桜が山全体を桜色に染め上げる地元では有名な名所です。
けど、古墳ってことは昔の人の墓場ですよね?
妖怪とか幽霊が、夜は墓場で運動会しているんでしょ?
見知らぬ土地の暗いところは、ちょっと怖い。でも、名所とあらば行くっきゃない!
訪問したのは、午前0時過ぎ。
普段はこんな時間に外出なんかしませんが、遠征時は別。旅では少しだけアクティブになります。
カメラの感度を上げているため、明るく感じますが、実際はもっと暗闇。
右の奥にある階段が入り口。
深夜にライトアップされているのって珍しいと思います。だいたい21時で消灯されますから。
砂利の山道を登って行きましょう。
入り口から頭頂部までは、大きなルートが1本。
撮影しながら、歩くこと10分。古墳の頂上へやってきました。松本市街地が一望できます。
深夜ですので基本的には人はいませんが、3組ほど夜桜を見に来ていました。
人がいてちょっと一安心。本当に人ならばね・・・。
登ってきたルートを振り返ったところ。
まだ、この時は松本市の名所とは知らず、翌年4月に訪問した時、人の多さにビックリしました。駐車場が小さいのがネック。
足元が砂利なので、滑らないよう気を付けて。ケガして旅の中断だけは嫌ですからね。
リアルタイムの4月下旬だと、東北の桜が満開なんでしょうねぇ。そして、そろそろ北海道も。
西日本では、汗ばむ陽気になりつつありますが、日本って広いし、「知らない場所はまだまだ沢山あるなぁ」と思います。
だからこそ自転車に乗って、まだ見知らぬ風景を求めて、車載輪行とかしちゃうわけなんですけどね。
時系列は、2日目の朝に戻ります。
道の駅”アルプス安曇野 ほりがねの里”
バタンっ!
時刻は8時45分。
セットしたアラームはとうに過ぎ、車のドアの閉まる音で目を覚ましました。
前日は真っ暗で何もわからず、車を駐車しましたが、北アルプスが望める道の駅として人気みたい。次から次へと人がやって来ます。
しかし、寝坊したとはいえ、なぜこんなに人が多いのか?
寝ぼけた頭で、不思議に思いながら、人の流れに目を向けると・・・・。
なるほどね~!
長野はこの時期に、菜の花が満開になるのかぁ~。
黄色いお花畑に、青い空、北アルプスまで見えるとなれば、そりゃ人気だわ。個人的に良かったのが、菜の花と鯉のぼりの組み合わせ。
端午の節句(5月5日)だと、西日本はもう花のシーズン終わっているイメージなので新鮮です♪
奥に見えるのは、北アルプスの常念岳。まだ冠雪してるじゃん、さすが標高2857m。
花の撮影が終わった後、皆さんは店に入っていきますが、私はロードバイクをセットして、サイクリングを開始します。
微妙にパチモン匂が漂うドラえもんに見送られながら、スタートしたのですが、
「公式なん?縁や由来があるん?それともパチモン?著作権大丈夫なん?」
とにかく、「なんで!?」で頭がいっぱい。
木崎湖を目指してサイクリング(安曇野市~大町市)
朝独特のヒンヤリした風と、徐々に温かくなってきている太陽の光を浴びながら、気分も高まってきます。
「あの雪を被った山の名前はなんて言うのだろう?」
「景色の収束点まで続く直線を進んだら、どこに続くのだろう?」
「左折したら?」「右折したら?」
そんなことを思いながら、走ること5km。
国営アルプスあづみの公園にやってきました。
公園自体が大きいので、出入り口が何ヵ所かあります。今回、お邪魔したのは”堀金・穂高地区”のほう。
駐車場も広く停め放題だぜぇ~!(ゴリパラキッズのかた、います?)
元気に、真っ直ぐ、スクスクと育った松。奥に見えるのが入場口のある施設。
花フェスタの時期も良いなぁ。初夏の光に、咲き乱れる花々、最高。
ここで入場券を購入して、中に入ります。
常連さんは毎日来て、ウォーキングしているみたいです。空気も綺麗だし、交通事故に合う心配もないから、安心のコース。
あづみの公園のキャラクター”木子 もっこ”ちゃんです。性格は知りませんが、母性溢れるオーラを感じる。
何を言っても、何をしても、慈愛で包み込んでくれそう・・・。
まだ、山には冬の名残が。新緑が芽吹くのはこれから。
おっ!
数日後には、あづみのセンチュリーライドが開催されるので、道中に多くの案内版が設置されてました。
運営の自転車愛を感じられるイベントなんですよねぇ。
風景が良いので、よそ見して事故を起こしそう。
あっ、ここにもあった!
「風景が良い、走りやすい、そして補給食が美味しい」とのことで機会があれば参加してみたい。
中部北陸自然歩道かぁ。いつも目にするのは中国自然歩道なので、つい撮影。
思えば遠くに来たもんだ。
標識でかっ!こんなに大きいの見たことありません。そして位置が低い。
ルート的には、左折かなぁ。けど直進して走るのも気持ちよさそう。車が全然来ないし。
でもセンチュリーライドのコースも気になるし、左折。
勾配3%の坂道を3kmほど登るのですが、途中にエイドがありました。
あ~、山に近づき過ぎたため、北アルプスが隠れちゃった。
でも、すぐに会えます。
一瞬、白馬連峰!!って思ったけど、なんか違う気がします。位置的にもっと北上した場所ですもんね。
ならば、位置的に蓮華岳か北葛岳のどっちかかな?マップを見ても山が多すぎて絞り切れないw
北アルプスの雪解け水。透明感も勢いも凄かった。
下の写真にある用水路にも、雪どけ水が流れてました。ここで育ったお米は美味しいだろうなぁ。
ロードバイクを停めるのに、ちょうど良い柵があったので、撮ったと思われる写真。
どこで撮影しても北アルプスが背景にあって、嬉しい!
「複数あるもののどれをとっても、同じような平凡な性質であるさま」の事を、
”金太郎あめみたいな”と形容しますが、これからは”北アルプスみたいな”って表現に変えるべき。
そして、今回の旅で撮影枚数が1番多かったシーン。15枚ぐらい撮ってました。
多分、当時の私の琴線に触れたのでしょうが、ちょっと良くわからない・・・。
「手前の柵と奥の山の形が鏡のようになっている」「右の道が直線で奥まで続いている」この2つに感動したのだと思われ。
しかし、真実は闇の中。
目的地の木崎湖近くまで来ました。
イベント当日は、このグラウンドが自転車乗りで賑わうかと思うと胸アツ。
ここまで、約30kmの道のり。風景に感動しながら来たのであっという間でした。
ここはキャンプ場が併設されており、キャンパーや自転車旅に人も多かったです。右奥にボートで釣りを楽しんでいる人もいますね。
透明感が凄いの!これも北アルプスがもたらす自然の恵みでしょうか。
ロードバイクをヘルメットに立て掛けて撮影するのは怖かったので、倒した状態で撮影。
「あ~、転倒したら嫌だなぁ~」って、想像したことは、だいたい現実に起きちゃいますから。
リスクヘッジの出来るサラピエ。
本当は、のんびりと静かな水面を眺めながら物思いにふけりたいのですが、今回の旅の主役は渋峠。
ここでゆっくりはしておれません。早々に戻ります。
サイクリング終わりのお風呂
道の駅に戻ったところで、走行距離は約60km。そそくさと車に自転車を積み、道の駅に別れをつげます。
16時過ぎ、やって来たのはお風呂。サイクリングの後にサッパリするのは、もう一連の流れ。
公式HP ⇒ 安曇野しゃくなげの湯
天然温泉というわけではありませんが、比較的新しいスーパー銭湯。館内は、清潔で広く、お風呂も良かったですよ。
そして、少し小腹が空いたので、ここでもソースかつ丼を注文。もう昨日の昼から、ソースかつ丼しか食べてないわ。
記事タイトルを、”ソースかつ丼の旅”にするべき。
シンプルに普通に美味しかったです。ごちそうさま。
火照った体に、夕方の風が涼しくて、気持ちいい。
体動かしたあとのお風呂ってなんで、こんなに気持ちがいいんでしょうねぇ。
車で長野駅を目指す
さて、何度も言いますが、今回の車載輪行一人旅の目的地は渋峠。
明日の開通式には間に合うように行きたいので、これから長野駅に向かいます。
ルートは、高速道路か国道19号の2通り。時間や距離の差はそんなにないので、下道の風景が楽しめる19号を選びましたが、ちょっと失敗。
問題なく目的地には到着できますが、どこにでもある山道って感じだったので、高速道路を使えば良かったです。
到着したのは、20時前。あたりはスッカリ暗くなっています。
目的はこれなのだぁ。実は長野駅にもある明治亭!
地元の方からしたら「もっと食べるべき物あるよ」って思われそうですが、偏食ですいません。(^_^;)
コインパーキングに車を停め、駅の構内を足早に移動します。
「おごっそ」とは信州の方言で「ごちそう」という意味らしい。
今日の私のおごっそは何だ?
もう決心しています、エビフライ丼を食べに来たのだ!
去年、駒ヶ根に行ったときに食べのが美味しくて、また馳せ参じました。
駅の構内にあるため、ここだけのメニューも豊富です。居酒屋さんみたいな雰囲気。
若干、目移りして注文したのは、牛タン丼。
メニュー見てたら気が変わっちゃいましたが、安心してください。
持ち帰りでエビフライ丼、注文したから。
まとめ
時刻は21時過ぎの長野駅。
さて、このあとの記憶と写真がありません。
①コインパーキングに戻りお会計を済ませ・・・
②スタートしようとするも、車内のエビフライ丼の匂いにつられ、ついつい食べちゃって・・・
③食べている間にパーキングのロック板があがって、2回目のお支払い・・・
までは、思い出せるのですがねぇ。
あと当時の私、ヤバすぎ。
1日目昼 きらくのソースかつ丼
1日目夜 きらくのソースカツ丼(持ち帰り)
2日目昼 お風呂のソースカツ丼
2日目夜 明治亭の牛タン丼
明治亭のエビフライ丼(持ち帰り)
それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。
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