【車載輪行】道の駅から渋峠まで車移動(志賀草津高原)2019年4月③

国道一高い:渋峠

長野~群馬にまたがる”渋峠”と”雪の回廊”が、目的の県外遠征。

前日は、安曇野あずみの市内のサイクリングを楽しんだあと、N-BOXで長野駅(長野市)まで移動してきました。

3日めの今回は、目的地”渋峠”に移動するまでの様子をご紹介します。

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3日目の概要(4月19日)

前日の9時に夕食を済ませた後、長野駅を出発し千曲ちくまを北上。30km離れた道の駅”北信州やまのうち”にやって来ました。

そこで車中泊し、翌日10時のルート開通の列に並ぶこととします。

そのあとは、渋峠をサイクリング、志賀草津高原ルートで群馬側まで下って草津温泉で汗を流す。夜の間に、富山まで車移動という工程です。

道の駅 北信州やまのうち

前日の心地よい疲れと満腹感からすぐに夢の国へいき、空が白んでくる前に、目を覚ましました。

なんたって今日は、楽しみにしていた渋峠。おちおち寝てなんかいられません。

ピピッ、ピピッ、ピピッ!

7時にセットしたアラームが鳴っています。やれやれ、お寝坊さんなことだぜ。いや、定刻通りに鳴っているんですけどね。

2日連続の車中泊ともなると体はバキバキ。ホテルで体を伸ばして休みたいところですが、せっかくキャンプ用品を持ってきているので、使わないとね。

朝のコーヒーを飲みながら、周りを散策。まだ、早いこともあり、店は開いていませんし、他に人は誰もいません。

道の駅ってだいたいキャンピングカーやトラックが車中泊しているので、私一人なのってちょっと珍しい。

朝の準備時に「どこから来たんですか?」とか「どこに行くんですか?」とか、少しお話するのが楽しみなのに・・・。

朝の運動を兼ねて、周りをちょっこと散策します。

へぇ~。ここ長野オリンピックの会場だったのかぁ。

舟木選手と原田選手が奇跡起こしたあの瞬間の舞台ですよね?子供ながらに覚えてますよ~。

そんな事を思っていると、「ギョッ!」っとなる看板を見つけました。

「嘘だろ?だから誰もいなかったのか?」初日の高ボッチ高原冬季通行止めが頭によぎります。

4月19日の10時開通は確定情報のはずと、よくよく読んでいくと火山活動のため日中のみ通行可能ってことでした。

ふ~、よかった。ここで一気に目が覚めましたよ~。

クーラーボックスに保管していた、サンドイッチを頬張りながら、N-BOXの運転スタート。

渋峠に向かって運転開始

道の駅を出発してからは、基本的にはこんな道。緩~い登り坂・・・が問題なのではなく、路肩の悪さ。雪が溶けて泥と混じっている状態。

道の駅からのサイクリングスタートも考えたけど、汚れるのが嫌なのでやめました。

あっ、普通に雪が登場していますが、平地育ちのサラピエはこの時点でテンション上がってます。

雪すげー!!

走ること15km。山の中腹までやって来ました。大きな駐車場と郵便局を発見。

ここまでの道のりは、緩やかな直線が続いたあと、後半はこれぞ山道といった感じ。クネクネ曲がりくねっていて勾配もキツく、エンジンが悲鳴を上げていました。

「すまん、私が自転車に乗らないばっかりに、お前には苦労をかけるなぁ。」

ここから自転車スタートの選択肢もあったのですが・・・

このまま、車、続投とする!

そうこうしていると、標高1700mまで登ってきました。このとき4月19日。西日本では春の陽気、ときには汗ばむ日もありましたが、山の上はまだまだ真冬。

山の冬は早くやってきて、遅く終わる。

標高が100mあがると気温は0.6度下がると言われていますよね。

車内は暖房をしていますが、心なしか足先がヒンヤリ。車全体が冷やされて、冷蔵庫のようになっているのでしょう。

志賀高原標高1820mの表記が出てきました。なかなか凄い数字です。

西日本で一番高い石鎚いしづち山(愛媛県)でさえ、標高1982mであることを考えると、ここがいかに凄いかがわかります。

しかも、酷道や県道でなく、正真正銘の国道!!

陽坂ゲートに到着

見える景色も変わり、「そろそろ頂上かなぁ」と思いはじめたそのとき、目の前に行列が・・・。

「えっ!?」

このとき、時刻は8時過ぎ。2時間前の到着で、時間には余裕をもってきたつもりが、思いのほか後方でした。

みなさん、熱意が凄いですね。

最後尾に停車、降りて先の様子を見にいきましょう。

あっ、カーブを曲がったらすぐにゲートでした。私で15組めぐらい。

役所の人がお仕事しています。

バイカーはこの寒さの中、2時間待機かぁ・・・。厚着していも寒さが身に染みますね。でも、ツーリングって楽しいですもんねっ!

さて、車に戻って、時間を潰すかぁ。

持ってきた本を読むか、音楽を聴くか、ワクワクしながら至福のひとときです。

志賀草津高原ルート開通(2019年4月19日)

写真の時刻は10時15分。

時間がせまってくるにつれ、だんだんと慌ただしくなり、午前10時の時報とともに恒例行事の開通式があったようです。

テープカットをして開通を祝ったその後、陽坂ゲートがオープンし、無事通過のはこびとなりました。

地元のメディア陣が取材に来ており、ヘリコプターも飛んでいます。大々的に扱われるニュースみたいですね。

オレンジの方がテレビ局のレポーター。窓を少し開け、車をゆっくり進ませながら、ガン見しましたが、インタビューしてくれませんでした。๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐

他県ナンバーの車が、しかもキャリアに自転車積んでるんですから、「どこから来たんですか?」って質問しなきゃダメでしょ~!んもぅ~⤵

実際、そんなことされたらキョドって、お、おこ、お断りするんですけどね!

ついに標高2,000mの大台を突破!ほぼ車で登って来ちゃった・・・。

確か国道で一番高い場所って、2,100mくらいでしたよね?

もう私のなかで、自転車でヒルクライムという選択肢は無くなってしまった・・・。

登ってきた道を振り返るとこんな絶景。雪山登山するか、ロープウェイで登ってこなければこんな景色見れませんよね?

車で、安全かつ簡単に来れました。

いつも思いますが、写真じゃ伝わらないパノラマ感。

横を見ても凄い。

奥を見ても凄い。

それもそのはず。ここ一帯は、渋峠が開通してから、スキーのハイシーズンを迎えるようなのです。

はぇ~。4月でスキーってすんごいけど、この積雪量ですもんねぇ。

むしろ、「この時期でやっと安全になった」とも言えるんでしょう。

渋峠ホテルを通り過ぎて

おっ、なんか雪のミニ回廊っぽい物が見えてきましたよ~。

・・・・・・・・・・・・

と思っていたのも束の間、有名な渋峠ホテルが見えてきて、慌てている内に通り過ぎてしまって・・・。

群馬側のルートまで通過しちゃったんですよ~。(´;ω;`)

そんな不幸な出来事も気にならないぐらい、絶景かな。

けど、ちょっと雲が多いなぁ~。

2021年の渋峠開通後、twitterのタイムラインには、大量の渋峠画像が流れてきましたが、青空の快晴だったようで、羨ましい限り。

普段、雪を見る機会など滅多にないので、しばらく風景を眺めます。

乗鞍のりくらとはまた違った魅力がありますが、共通しているのは余計な音がないこと。そんだけ人間の生活圏から離れているということなんでしょうね。

大気の圧というか、耳が痛くなるような、そんな無音があたり一面に広がっています。

「雄大な自然を物語っているなぁ~」と思うわけです。

どことなく、スイスのアルプスを思わせる風景。

自転車レースか、”水曜どうでしょう”でしか見たことないけど。

草津白根山の火山活動についての看板。

規制もされているし、マジモンの危険地帯なんですね。


といった感じで、途中ですが、いったん休憩。

写真と睨めっこして、思い出しながらの記述なので思いのほか時間がかかっちゃって(^_^;)

後半をお待ちください。

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