各メディアで人気のうさぎ島、平和学習や観光地として多くの人が訪れる場所なんですが、実は自転車でも行けるって知ってました?
ロードバイクと相性の良い場所でもあるので、大久野島(うさぎ島)へのアクセス方法をご紹介します。
さざなみ海道の途中にあり、しまなみ海道へも繋がっているので、柔軟にコース設定できるのが魅力的。島を目的地としてもいいし、ロングライドの一休みにも最適です。
うさぎの島への玄関口|大久野島へのアクセス方法
「忠海港」またはJR呉線「忠海駅」を目安にする
「大久野島、うさぎ島、毒ガス島」という名から分かる通り、目的地は島となるためフェリーを利用した渡船となります。
さざなみ海道、しまなみ海道のどちらからもアクセスできるので、車や自転車の人は下記港を目指してください。
- 本州側のさざなみ海道⇒忠海港(広島県竹原市)
- 四国側のしまなみ海道⇒盛港(愛媛県今治市)
どちらの港からでも約15分の船旅となります。
また、近くにはJR呉線の忠海駅があるので、輪行や徒歩でも訪問可能。アオハタジャムデッキ(ジャムづくり体験&工場見学)を目指せば、迷う事もないかと思います。
さざなみ海道の観光スポットとしてもオススメ
さざなみ海道は、国道185号(呉市~三原市)を走ることになります。シーサイドラインなので気分が高まり、ついつい自転車のスピードも上がってしまいがちですが、港を通り過ぎないよう注意してください。
忠海港へは、さざなみ海道から道を1本分南下。写真のような踏切を渡ります。と言っても案内板が出ているので、迷うことはありません。
東西どちらからのルートでも、JR呉線忠海駅を過ぎたら行き過ぎ。駅から忠海港までは約390m。徒歩で4分、自転車なら1分ほどの距離です。
踏切を渡るとすぐに港がお出迎え。
お~、めちゃくちゃお洒落な建物!この場所だけでも満足できそうな雰囲気。
なにより「うさぎの島への玄関口」というワードがテンションを上げてくれるじゃないか!
忠海港は駐車場完備|フェリーの待合所もあり
黒を基調としたこの建物がフェリーのチケット売り場。
すぐ隣に第一駐車場・待合所があり、目の前にはフェリー乗り場があります。
ロードバイクは島に乗っていくとして、200台停められる無料の駐車場も嬉しいポイント。車載輪行の拠点としても使えるのだぁ~。
輪行にも車載にも使えて、しかも観光地としても珍しい。控えめにいって最高。
第1駐車場は小さく、第2駐車場がメイン
ただし、忠海港の横にある第1駐車場は小さい(15台分ぐらい)ので、平日や休日の朝一でないかぎりすぐに満車になります。その場合は、300m先の第2駐車場を利用しましょう。港を直進したアヲハタジャムの目の前にありますよ。
第2駐車場からフェリー乗り場までは、徒歩で約3分。
それでも満車になるぐらいの時期もあるので、そのときは運が悪かったと諦めて臨時(仮設)駐車場に向かってくだせぇ。
場所は・・・うん・・・離れて入り組んだ所に・・・とだけ言っておきましょう。
フェリーのチケット売り場はうさぎグッズ盛り沢山
木の温かみ溢れる店内で、乗船の切符が販売されています。
うさぎグッズのお土産をはじめ、ソフトクリーム、ウサギのエサ、プチスタンプラリーなどもありましたよ。
ウサギと格闘するため、自転車乗りが大好きなソフトクリームで栄養補給しなければならまいて。
「すいませ~ん、ウサギ味のソフトクリームを1つくださ~い。」
くぅ~、たれ耳うさぎ、かわえぇ~。
こんな愛くるしいウサちゃんにエサやりができるのですが、大久野島では「うさぎのエサ」は販売されていません。なので餌付けしたい人は、事前に準備が必要です。
待合所や港で、数種類のエサを100円~200円で販売中。ただ、常連みたいな猛者たちは人参スティックを持参していました。
うさぎ愛がパネぇ。
あっ、忘れちゃいけないのが、外に設置されている「うさぎの島 恋文集箱」というピンクの郵便ポスト。
今では見かける事の無くなったレトロな形をしているのですが、ワタクシ、オブジェとばっかり思ってました。しかし、コレ、集荷してくれる正真正銘の郵便ポスト!
はぁ~、なるほどね~。だから港でポストカード販売してたんね。(切手は島の休暇村で販売)
うさぎ島へのフェリー料金と時刻表
自転車込みのフェリー往復料金は960円
フェリーチケットは自動販売機で購入。
販売機の左上にある大きなピンクのボタンをポチっとな。
うさぎ島までの往復料金は、大人で720円、小学生で360円。自転車は240円となります。
大三島(しまなみ海道)の盛港へ行く場合は、片道切符730円+自転車120円だったかな?
車両チケットもある事はあるのですが、ちょっと特殊。島での走行は禁止されており、指定された場所への乗り入れのみ。どうやらキャンプ客専用のものみたいですね。
チケットも買って、お土産も買って、ソフトクリームも食べて、エサも買いました?
準備ができたら目の前にある桟橋に向かいましょう!約15分間の乗船で、モフモフの猛獣たちに会えますよ~。
しまなみ海道へ行く場合は、そのまま大三島の盛港まで乗っていてOK。
船は2種類|本数は1時間に1~2本
フェリーを利用するに当たっての注意点は2つ。
まずは時間。
1時間に1本の間隔なので「これを逃すと次は45分後」なんてことになりかねません。うさぎ島自体が目的地の場合は特に問題ないのですが、ロングライドのプランで時間に制限がある人は本当に気をつけて。
あと地味に痛いのが、ぽっかりと時間が空く昼間。休憩時間なんでしょうね~(^_^;)
もう一点は船の種類。自転車の積載に関係してきます。
車も乗船可能な大型フェリーだと何も問題ありませんが、少人数用の高速艇だとロードバイク積載は数台のみ。しかも早い者勝ち。
時刻表の船マークが大型船の印なので、よほどの理由がない限り大きい船に乗ろうぜい。
定員100名?小型の高速艇
行きに乗ったのがホワイトフリッパー。時刻表では定員100名と記載。
「うん?そんなに乗れたかなぁ~?」と思って写真をまじまじと見返すと私が乗ったのは後部座席。操舵室から前にも席はあるようです。
乗船して、受付の人が言ってた「自転車は数台のみで順番」の意味が理解できました。ロードバイクは船内の通路に置かせてもらう形になります。
う~ん、感覚的に4台ぐらいまでかなぁ。詰めたりしたら6台ぐらいはいけそうだけど、他の人の邪魔になるし、なにより自転車が擦れて嫌。
グループライドの場合は、小型船を避けた方が無難。
後部座席は4シートが左右に展開する形。しょうがないけど、やっぱり狭いよね。そして、座面が硬いよね。
船前方の席はこの2倍ほどありそうなので、満員電車のような状態で100名といった感じだと思う。40名ぐらいでも圧迫感はあるので、やはり自転車という荷物は肩身が狭いなぁ~。
ちなみに、窓のウサギの切り抜きには感動しました。
定員300名の大型フェリー
島の行き来にオススメはのは断然にコチラ!300人収容+車も積載可能な大型船。
うさぎ島に車で行く車は稀なので、大三島へ行き来するためかと思います。一般的な自家用車で片道2,500円。
ロードバイクは甲板の横にあるスペースに駐輪。
うんうん。これがフェリーでの見慣れた景色ですな~。
船内は前後のスペースを確保したゆったりできるソファ。
うんうん。
同じ時間待って、同じ料金なら、正直こちらが良い。自販機もあったしね。
窓のウサギの切り抜きに、再度感動!
フェリーでしまなみ海道の大三島に渡った場合
約30分の乗船で、大三島の盛港に到着。右手にあるのが、フェリーの販売所と待合室です。
駐車場も広めなので、しまなみ観光の一環でうさぎ島に行く人も多いみたい。
当然ながらフェリーの本数は少な目なので、乗船時間には注意してください。
ここでもウサギの餌を販売中。
ハンガーノックしたときに、補給食として使えるなぁ~(乱心)
5.5km南下したら、サイクリストの聖地としてお馴染みの「道の駅 多々羅しまなみ公園」があります。
何回か訪れた人なら「あぁ~、なるほどね、あの辺ね!」ってなりません?
そう、あの辺です。盛港はちょうど大三島外周コースの北端あたりに位置します。
大久野島(うさぎ島)へのアクセス方法まとめ
- フェリーに乗船するため、本州側だと忠海港を利用。
- 駐車場200台完備、JR呉線忠海駅も近いので、車載・輪行に向いている。
- フェリー往復料金は自転車込みで約1,000円。
- 船の便数が少ないため、時刻には注意。
- ロードバイクを島に持ち込む場合は、大型フェリーがオススメ。
- 四国側の盛港を利用すれば、しまなみ海道へも往来できる。
尾道~向島のような「まったくのノープランだけど、待ち時間はほとんどない渡船」というわけにはいきませんが、満足度は高め。
島の希少性は言わずもがな、港自体が観光スポットとして成り立つ造りなので、ロングライドの休憩場所としても利用可能。要するに「うさぎの島の玄関口」としてテンションが上がる場所なんですよ~。
さざなみ海道、しまなみ海道を走るときに、ぜひ候補の1つに検討してみてください。
それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。
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