【サラピエの北海道旅行⑤】オロロンラインに広がる絶景スポット|オトンルイ風車とサロベツ原野

北海道

こんにちは、サラピエです。

今回は、広大な自然が織り成す美しいドライブルート「日本海オロロンライン」を巡る旅。絶景スポットとしても有名なオトンルイの風車とサロベツ原野をご紹介します。

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小樽と稚内を繋ぐオロロンライン

北海道小樽市と稚内市を羽幌町経由で結ぶ国道232号などを中心とした道路の総称なのですが、とにかく長い!

日本海という名がつく通り北海道西部の海岸線に沿って南北に走り、石狩市から起点を持ち、稚内市で終わる全長約300km前後の道路。

北海道では珍しいことはではありませんが、ほとんど信号がないので快適の極み。信じられます?高速道路ではなく、これ一般道なんでっせ。

国道231号、国道232号、北海道道106号稚内天塩線など、様々な国道と道道の路線をつなげているので、起点となる場所によって距離が変わります。

今回、走ったのは留萌~稚内間の150km。

自転車乗りに馴染みのある数字でしょうが、しまなみ海道往復、ビワイチ、アワイチする距離を走っても、こんだけしか進まないんです。

北海道がいかに大きいか実感しちゃう。まさに北海道はでっかいどー。

空港を利用せずフェリーで上陸した場合、小樽から稚内まで北上するのが人気。

海岸線をずっと走るので、時間帯によっては幻想的な絶景が見られるかも。

このルートで北上しようと思ったら、海岸線沿いで326km、内陸部を通って342kmになります。

車やバイクなら1日、自転車なら2~3日の工程。補給場所や休憩場所は限られているので、準備は入念にしてください。

ちなみにオロロンラインの「オロロン」って、海鳥である「ウミガラス」の鳴き声「オロロン」が由来なんですって。てっきりアイヌの言葉かと思ってたのですが、違うんですね。

ウミガラスの鳴き声が、「ギャー」だったらギャーライン。「ピヨピヨ」だったらピヨピヨライン。「クックルドゥードゥー」だったらクックルドゥードゥーラインになっていたということですな!

本州のような建築物や歴史的な観光地はほぼない

北海道=大自然のイメージがあると思いますので、基本的には雄大な景色が観光スポットになります。

地平線の彼方まで続く道や海は本州ではなかなか見れませんよね?

それが気軽に味わえるのが北海道!

自分が「うわ~」「凄い」と思った場所が撮影スポットかつ絶景スポットとなります。

ただ、物事には裏もあれば表もある。

逆を言えば、本州のような観光地らしい観光地というのはオロロンラインにはありません。開拓からの歴史が浅く寺社仏閣がほとんどないので、京都が好きな人には向かないでしょう。

写真は、北海道にしては珍しい初山別の金比羅神社。

日本海に沈む夕日が綺麗なので、予定が合えば立ち寄って欲しいですね。

オロロンラインにある道の駅が立派な観光地

道の駅「おびら鰊番屋」

留萌から稚内までの200kmの間にある道の駅は8つ。これらが立派な観光地となっています。

道の駅「おびら鰊番屋」は、北海道留萌郡小平町にある国道232号・国道239号の道の駅。

開拓時代、この地域には豊かな「にしん」の漁場があり、新鮮な魚介類が集まる場所として知られていました。そのため施設内では、にしんをはじめとする地元の魚介類を使用した料理やお土産、地元の漁業の歴史や文化に触れることができます。

敷地内には国指定の重要文化財である「旧花田家番屋」があります。

いわゆるにしん御殿というヤツですな~。この建物は歴史的な価値が高く、訪れる人々に地域の歴史や伝統に触れる機会を提供しています。

朝に出発してから何も食べてなかったので、ホタテの炊き込みご飯とニシンの甘露煮を購入。

これで370円という激安具合。普通に美味しかったです。

道の駅「風Wとままえ」

国道232号線沿いに広がる道の駅「風Wとままえ」は、ホテル・キャンプ場・温泉が併設された旅人には夢のような場所。

その中心に位置する「とままえ温泉ふわっと」は、コンクリートの素材を活かした壁と、ドーム球場を思わせる白い屋根が特徴的。ここで、食事・風呂・宿泊の全てが完結するので、拠点の1つとして非常に便利。

施設内にある「夕陽ヶ丘オートキャンプ場」は自然に囲まれた静かな場所にあります。

周囲には日本海と緑豊かな芝生が広がり、美しい自然景観を楽しむことができます。夜には満天の星空も楽しめとか。

場内には、テントを張るスペースやキャンピングカー用のスペースが整備されています。各サイトは広め。設備としてトイレやシャワー、洗濯機などが整っているので、高機能のキャンプ場ということになるのかな?

道の駅「 ロマン街道しょさんべつ」

国道232号線から海側に位置する初山別村の主要な観光スポット「みさき台公園」。

じつはエリア全体が道の駅として開設され、家族みんなで楽しめる様々な施設が集まっています。ここからの景色は旅の中でも圧巻でした。

  • 岬台公園には天文台があり、星空観察や天体観測が楽しめる。
  • 公園内には温泉施設があり、観光の疲れを癒すことができる。
  • レストランでは、フグだしラーメンやシーフードカレーなど、地元の食材を食べられる。

うすうすですが、気が付いちゃいました?北海道の道の駅って、本州のソレと違って複合施設が多いんです。何もない道が延々と続き、大型の道の駅がポンってある感じ。

なので、見つけたら速攻で立ち寄ることをオススメします。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: hokkaido-93-13.jpg

ここにもキャンプ場があったなぁ~。

サイトから岬を見下ろす場所にあり、絶景そのもの。とままえも星空が綺麗とのことだったんですが、こちらも同じ。天文台があることが何よりの証拠ですね。

オロロンラインとサロベツ原野

ブログで読んだり、youtubeでドライブ動画を見るとほんの数分で終わってしまうオロロンラインですが、現実はめちゃくちゃ長い。基本的にはこんな風景が1日続きます。

たまに町があったり、道の駅があったりするので、そこで休憩や補給は必須。それ以外は正直、暇。

ひま、ヒマ、暇、hima、bored。とにかく暇。音楽聞いたりラジオ聞いたりにも限界あるわ~。

そんな時に、道端で困っている人見かけたらついつい話しかけちゃう。パンク修理やヘタリ込んだりしている自転車乗りに話しかけている人間がいたら多分、私です。

「こんにちは~、どこから来たんですか~?」
「お水飲みます?」「アミノバイタルいります?」

普段はこんなことしないんですが、自転車乗りに過酷な「四国と北海道だけ」では積極的に話かけちゃうんですよね~。単純にツーリングしている人達が凄すぎて、敬意を払いたいってのもあるしね。

ルート的に注意したいのが、サロベツ原野を走りたい場合は、海岸線ルートを選ぶこと。

内陸部を走っても稚内には辿り着けるのですが、知らない間に通過していたなんてことは避けたいですもん。

北海道道106号稚内天塩線は、オロロンラインの中でも特に印象的なエリア。

上記で道道と記載していますが、誤字ではありません。国道でもなく県道でもなく道道です。読み方は「どうどう」。

サロベツ原野を南北に走るこの道路には、オトンルイ風力発電所の風車が3 kmにわたって連なり、風の力を感じることができます。

さらに、海の向こうには、天候が良ければ利尻富士がそびえ立っており、まさに圧倒的な景色が広がっています。

自然の力と美しさに触れることができるこのエリアは、写真が趣味のサラピエとしてもテンション爆上がり区間。

静寂に包まれた大地で、秋風が踊り、サロベツ原野は色とりどりの絨毯。黄金に輝く草原が風に揺れ、鮮やかな紅葉が始まる時期。

・・・なんて情緒がぶっ飛ぶほどの強風!正直、風のイメージしか残っておりません😂

吹き荒れるといった表現がピッタリで、いつもの向かい風がそよ風に感じるレベルでした。台風、暴風という言葉がピッタリよ~。

車でドライブする人には関係ありませんが、バイカーやロードバイク乗りには、絶景であるとともに地獄の区間。

いや、マジでマジで。「あれ?なんで私、こんな場所で自転車乗ってるの?」ってたまに冷静になりましたもん。

この風の強さなら風車が建つのも納得。

西からの横風が強すぎて、どんな自転車だろうと自立は無理だと思います。

何もないけど、とにかく立て掛けられるものを探すのだっ!

オロロンラインは強風と道の駅の区間

北海道の旅を計画している皆さん、オロロンラインは自然と観光、そしてドライブの醍醐味を存分に味わえる場所です。正直何度でも訪問したい場所ではありますが、自転車乗りには注意が必要なエリアです。

「サイクリストの聖地」と言われずに「バイカーの聖地」と呼ばれるには理由があるので、しっかりと準備と計画を立てることは必須です。

そこさえクリアしたらオロロンラインが、きっと素晴らしい冒険へと誘ってくれることでしょう。広大な日本海の風景と、地元の魅力に触れながら、素晴らしい旅の思い出を作ってみてください。

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