12月になると色々と忙しくなりますよね~。決算だぁ、納期だぁ、クリスマスだぁ、正月だぁ、仕事もプライベートも、あぁ忙しい。
もちろん忘れちゃいけないのが、大掃除。
自転車用品を置いている棚を断捨離するために、色々と整理していたら懐かしいものが出てきました。
それがシマノのPD-A530。
SPDペダルでありながら、片面がフラットなためスニーカーでも乗れるという優れもの。週末はSPDシューズでサイクリング、平日は街乗りや通勤という使い分けに最適だったんですよ~。
シマノのSPDペダル|PD-A530
昔過ぎて記憶が曖昧ですが、確か2008年か2009年ぐらいに発売されたはず。数年後にブラックカラーが発売されるなど、人気で使っていた人も多いかと思います。
片面フラットSPDペダルの元祖で、後継モデルや派生モデルなど現在では色々と選択肢が広がっています。
そんなPD-A530なのですが、数年前に右側から異音とガタが出るようになって交換。
廃棄されるのを待つ運命だったのですが、最初に買ったSPDペダルだったため思い出が沢山。
足がシッカリ固定され、引き足も使えるというスポーツ自転車らしい経験もさせてもらいました。慣れるまでは立ちごけも経験させてもらいました。
SPDがあるのとないのでは、ペダリングの安定感が全く違いますから、今ではなくてはならない存在。
要らないけど捨てられないという矛盾を抱えたままずっと自転車ボックスの隅で眠っていました。
ただまぁ「これから使う事もないし、ガタもきてるから捨てるかぁ~」ってなったときに、「どうせなら分解してどこが壊れているか確認しよ~」ってなったんです。
SPDペダルをグリスアップ
ペダルを取り外すにはペダルレンチと呼ばれる大型のスパナのような工具を使います。
ペダルの脱着で注意するのは左ペダルが逆ネジになっているという点。
もともと取り外しているので、今回は取り付けだけに使います。
ペダルの型番によって分解方法が違うので、シマノさんには統一して欲しいところですが、A530の分解に必要なのが、ペダル用ロックブッシュ戻し工具と呼ばれるもの。
ペダルとスパナの間に入るアダプターのような物でプラスチック製。
ここでの注意点は右ペダルが逆ネジになっているという点。
さっそく、分解清掃してみたんですが、最初に思ったことは「中身綺麗じゃん!」ってこと。
全体に塗られているグリスは、年代なりの劣化はしてる感じでしたが、ホコリや砂利は全く侵入していませんでしたし、パーツが水気が錆びていることもなく、まるで新品でした。
通勤、通学で長年酷使していたのでシャフトもボロボロと思っていただけに、意外だったし、なんか嬉しい(^^♪
必要はなさそうでしたが、せっかく分解したので、ハブ軸のグリスアップも行いましょう。
本当は、ペダルのグリスアップ方法の詳細を記事にするつもりだったのですが、手がベトベトになって断念。写真撮るためのカメラ持てね~💦
各工程をしっかりと写真で説明されている自転車ブロブの方々、尊敬します。
分解は比較的簡単で、スモールパーツを無くさないようトレイに順番に並べていけば問題はないかと思います。グリスアップも塗るだけなので簡単。
苦戦するのがハブの玉当たり調整。
ちょうどいい場所は見つけられても、固定するときに少し閉まっちゃってゴリゴリ。締まりを加味して少し緩めにするとガタガタ。
ゴリゴリ
やり直し
ガタガタ
やり直し
ゴリゴリ
やり直し
ガタガタ
やり直し
キッ--------!!って人は多いかと思います。
軸や台座が動いてしまうのが問題なので、万力やレンチを利用して台や床にしっかり固定できるようにすればイライラも少なくなるかと思います。家族がいる場合は、固定を手伝ってもらうのも手段の1つ。
ガムテープとかも固定するのに意外と役立ってくれたりするかもです。
シマノのペダルは10年以上経っても丈夫
左右の分解清掃、グリスアップ、玉当たり調整が終わりました。
廃棄の理由だったガタつきが嘘のように消えました。クランクに取り付け、踏み込んでみても異音は全く無し。
・・・・・・復活しちゃった。
シャフトがダメになったのではなく、ネジが緩んでいただけなのかも?
新しくグリスを入れたことにより、回転もヌルヌルとスムーズよ~。
捨てるつもりだったので、思い出のペダルがまた使えるようになってうれしい!
世界のシマノはさすが!酷使してもしっかりとメンテナンスすれば長く使えることが分かりました。
あなたのペダルも調整すれば復活するかもしれませんよ~。
それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。
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