バイクパッキングという言葉が定着するより以前に発売され、ず~っと定番として発売されているモンベルのフロントバッグ。
確か、20年以上も仕様が変わってないロングセラーだったと思います。
今のロードバイクの状況に合わない部分もありますが、それでも、多くの部分で高い水準を維持しているアイテムなのでレビューしていきます。
モンベルのフロントバッグは大容量
引用:モンベルオンラインショップ
全国のモンベルショップで購入でき、自転車アイテムとしては価格も安い4,620円。
容量は4.5Lあるので、パンク修理キット、工具、補給食、スマホ、携帯、なんでも収納できます。
オルトリーブのサドルバッグが4.1Lであることを考えると、大型フロントバッグと呼称しても問題ないサイズです。
Amazonでも類似品が販売されているので、近くにモンベルがない方はネット通販でもいいかと。
防水ではないが造りは良くポケットが多い
ハンドルバーへの固定は、3本のストラップで行います。
しかし、カーボンフレームなどの太いトップチューブへの取り付けは、付属ストラップで取り付けれない場合が多く、実質2本で固定することになります。
プラスチックの板は、リクセン化するために改造したもの。
メイン荷室は、2つのチャックで口を開く事ができます。
行動食やレインウェア、小物などが入れられる容量。
バッグ全体にプラ版が入っているので重たい物を入れても、形が崩れることはありません。
サイドポケットは左右に1つずつ。予備のチューブなどが収まるサイズに設定されています。
ティッシュやスマホ、携帯もここに入れたら便利。
生地は摩擦に強いナイロンが使用されていますが、防水ではないので、雨の中での使用は不可。
結構早いうちからグショります。
しかし、晴れ間ならば、本格的なツーリングから街乗りまで幅広く対応してくれるほど便利。
自然と使用機会は多くなります。
モンベルフロントバッグを自転車に取り付け
基本的には万人にオススメ出来る自転車グッズですが、これから紹介するデメリットを理解しておいたほうが後悔は少ないかと思います。
まずは、実際にロードバイクに取り付けてみましょう。ハンドルバーにストラップ2本で固定。
「40秒で支度しな」って女船長に言われても、余裕で着脱できます。
デメリット1|ハンドルと密着する
ハンドルバーに密着するため、フラット部分を握れなくなります。
まぁ、別に目くじらをたてるほどではりませんが、握れる箇所が少なくなるのはやっぱり不便。
ロングライドとかでは、色んな場所を使って、手のひらの負担を分散させたいですしね。
デメリット2|マウントと干渉する
今、流行りのアウトフロントマウントと大きく干渉してしまうため、メインの荷物が出し入れ不可。
キャットアイのライトも下向きに設置できないため、地面を照らすことができません。
つまり、マウント(レース仕様)を優先させるか、フロントバッグ(サイクリング仕様)を優先させるか選択を迫られます。
設計された時代背景がそもそも違うので、2つのアイテムが共存するのはちょっと難しいかも。
ファスナーが違う場所にあればいいんですけどね~。
モンベルさん!首を長くしてモデルチェンジを待っておりますから!!
ライト無しも試してみましたが、マウントが邪魔をして、日常使いはできない感じです。
対応策としては、サイコンをステムに移行させる。
ライト用のアダプタなどを使用するあど、工夫が必要になってきます。
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デメリット3|フロントバッグがケーブルと干渉する
これは乗っているロードバイクの状況によって大きく分かれるところではあります。
STIが触覚になっていたり、フレーム内蔵型だったりすると邪魔はしないでしょうが、私のバイクはご覧の通り。
メチャクチャ干渉します。クロスバイクでもめちゃくちゃ干渉します。
バッグだけならば、さほど問題ありませんが、荷物が重たくなれば、ケーブルが悲鳴を上げていますし、リムブレーキにも負荷がかかっている気がします。
モンベルのフロントバッグをレビューまとめ
昔はフロントバッグといえば、モンベルしか選択肢はありませんでした。
定番のロングセラーということで、多くの愛用者がいますが、モデルチェンジを望む意見はよく目にします。
「基本性能はいいんだけど、今の状況に沿っていない」私自身もこのように感じます。
次回は、不満点を改善するため、リクセン化という改造を紹介する予定。
それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。
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