ロードバイク購入を検討しているときに、人に質問したいときってありますよね?
「なにかおすすめのロードバイクってある?」
この質問、実は返答に困る「難しい質問」でもあります。ショップならば利益の出る自転車や売れ残りをオススメするかもしれなし、個人なら好きなメーカーしかオススメできません。
それに、その人に何が合ってるのか分からない。またそれがどう変化していくのか分からないからやっぱり難しい。
私自身、単なる移動手段から始まり、健康志向になり、ちょっとだけレースをかじり、最終的にはカメラを楽しむためのポタリンク勢に落ち着きました。
なので、「予算」「乗る用途や目的」「乗る頻度」「カッコいいと思う形や色」というのを訊きだしていきます。
ロードバイクの入門モデルは、最低でも10万円はする高価な買い物(2023年だと13~15万は欲しい)。他の趣味なら10万円もあれば、なかなか良い装備が買えちゃったりしますよね。
なので、人に物を勧める以上「失敗した」と思われたくありませんし、自転車にハマって欲しいです。大まかなラインを示しつつ、最終的には「カッコいいと思うもの」「気にいったもの」「愛着がわくもの」を選んでくれと付け足しているんです。
これは別に適当にアドバイスしているわけではなく、「デザイン性は非常に重要」だと私自身が思っているからです。
この言葉こそ、本当に伝えたいこと。
全ては自分がカッコイイと思う物を、買うに限るんです。
後悔しない自転車選びのために、基準をご紹介します。
自転車を何に使うのか?用途を明確にする
「ロードバイクが欲しい!」
「クロスバイクが欲しい!」
「マウンテンバイクが欲しい!」
「ミニベロが欲しい!」
「折り畳み自転車が欲しい!」
まぁ「自転車が欲しい!」となった場合に、その欲しくなった理由を考えてください。
決めた方向性から色々と変化することは多々ありますが、最初に興味を持った分野に適した物でないと「趣味」として長続きしないように感じます。
使う人の目的と用途次第で、購入する車種は絞れてきます。イメージが具体的であればあるほど、細かいアドバイスができるようになります。
用途によって必要となる車種も異なってくる
- 速さを求めるレースのガチ勢なら、軽量なカーボンロードバイク。
- 通勤や通学の移動手段なら、現状なアルミやクロモリのクロスバイク。
- 山や悪路を駆け回りたいならマウンテンバイク。
- 輪行でグルメや観光を堪能したいのであればミニベロや折り畳み自転車。
一口に自転車と言っても、目的や用途によって多種多様な車種が存在します。高ければ良いという物ではなく、用途にあったモデルを選ぶのが、後悔しない第一歩。
通勤や通学にカーボン素材では、取り扱いや耐久性の面で不安がありますし、レースやイベントでは、軽量モデルが用途に適しています。
あと、注意して欲しいのが「情報が不確定のときに強引に勧められる」とき。
「初めてロードバイクを購入したい」と質問しただけで、「これが売れている。これがオススメ。」と断言されたり、「これにするべき!」と強く勧められたら、その助言は鵜呑みにするべきではありません。一旦冷静になりましょう~。
こんなこと言うには理由がありましてね。
悪質な自転車ショップはかなり減りましたが、昔は余っている在庫を押し付けてくるなんてことも珍しくありませんでした。サイズが合ってないのに「大丈夫です」とか平気で抜かす店員とか。
客を欺くのが日常茶飯事の世界にファック!
自転車本体とアクセサリーの購入予算を決める
さて、用途が決まったら次は予算決め。予算は大事ですよ~。
このラインをハッキリ決めないと、「8万と10万なら、10万のほうかなぁ~」「いや10万の買うなら、こっちの13万のも・・・」とズルズルと色んなモデルに目移りしていってしまいます。
自転車を初めて購入する場合は、自身の中で「ロードバイクに対する価値観」が固まっていないので、特に陥りやすい罠です。
必要な付属品を含めて、予算は○○万円までと決意しましょう。
参考までに自転車に対する予算感を記述しておきますね。
- クロスバイクは8万~10万円。街乗りや通勤通学向け。
- アルミ素材のロードバイクは13万~20万円。オールマイティ。
- カーボン素材のロードバイク20~30万円。レースやイベント向け。
- 60万円以上は、中級者以上、または明確な目的がある人向け。廃人用。
さらに注意したいのは、スポーツバイクを始めて購入する場合、本体とは別に2~3万円の費用が必要となります。それは自転車を快適に乗るためのサクセサリー。
空気入れ、カギ、リアライト、フロントライト、スタンド、ペダル、ヘルメット、アイウェア、サイクルグローブ、レーパン、シューズなどなど。自転車って本当にお金がかかるんです。
ブランド、メーカー、コンポは気にしない
この段階では、特に何も決めなくて大丈夫です。
ネットの公式HPでもいいですし、店舗でパンフレットをもらってもいいですし、とにかく色んな車種を見てください。
多くメーカーやブランドを見ていくうちに「このデザインが好きだな」とか「このカラーリングが好きだな」とか自分の好みが浮かんでくるはずです。
私の場合は、ロードバイクにロゴがプリントされた派手なデザインが大好き。一方で、知人は白黒のモノトーンが好みだたりするので、本当に好みって面白い。
自分が好きになった自転車が、たまたま○○というブランドだったぐらいの緩い認識でOK。
迷ったらデザインや見た目で決める
用途も決めて、予算も決めた!じゃあすぐ「あれを買おう!」とならないのが物欲の悲しい性。
ある程度絞れてくると、気になってくる自転車の走行性能や重量。
「こっちはコンポがいいけどホイールが重たい」
「あっちはホイールがいいけどブレーキが貧弱」
「総重量がさっきのより1kg重たい」などとめちゃくちゃ迷います!
特に入門用モデルはどこかでコストカットを行っているので、真に満足することはないかと思います。性能に満足するロードバイク探しをしていたら、30万、40万と予算も上がっていく運命。
今回のブログ記事で言いたかったのはコレ!
実はですね~、質問の返答はコレだけで済む話なんですよ~。
けど、このフレーズだけだと「そんな無責任な!」「適当に言って!」って納得しないでしょ?
質問者の「デザインで決められたら苦労しない。コスパや性能は大事!」と怪訝な顏が浮かんでくるから、それらしい理由を付けてアドバイスするんです。
しかし、断言します。「デザインこそ至高にして、物欲の真実である」と。
コスパや性能に愛着は湧かない|カッコよさを最優先
【ロードバイク購入の時期】欲しい?我慢?ベストなタイミングは?
前の記事で触れたのですが、ロードバイクの性能って我々が思うほど違っていたりしません。
もちろん1分1秒を競うようなレースならば話は別ですが、ホビーライダーだと神経質になる必要がないんです。
この結果から分かるように、値段=性能とはなりません。
価格が高くなればなるほど費用対効果は悪くなります。私もバイク3台を所持していますが、完全に同意する意見。
- 名の通った有名メーカーのバイクであれば、正直どれに乗っても良いです。
- アルミ、カーボン、クロモリ、チタン、素材なんて正直どれでも良いです。
- シマノ、カンパ、スラム、コンポのグレードも正直どれでも良いです。
問題は、カラーを含めたそのデザインが好きかどうか?です。
- 愛車を見ても惚れ惚れできるか?
- 盆栽のように愛でられるか?
- いつまでも眺められるか?
これが冗談ではなく重要なんです。不思議なもので、自分が気に入ったデザインだと自転車に乗りたくなるんですよ、奥さん!
「コンポは後に変更できるが、フレームは変更できない。」
これを心に愛車探しをしてほしい。
まとめ「ロードバイクは見た目&かっこいい重視」
ロードバイクの購入のポイントは「1にデザイン、2にデザイン、3も4も5もデザイン」です。
ご自身の予算内でカッコイイと思う物を選んでください。
もし、当初の予算を少しだけ超えて、欲しい物を見つけてしまったら、その値段が真の予算です。たぶん、無意識のうちに常識が邪魔して、予算を低く見積もってたんですよ~。(悪魔の囁き)
デザインは完全に主観によるものなので、人がどうこう言おうが関係ありません。
好みは千差万別なので、選ぶモデルも人それぞれ。いくら他人がカッコイイと感じようが、乗る本人がそう思えなければ愛着がわかないもの。
20万円(コスパ重視)と30万円(本命:見た目重視)のロードバイクで悩んで、20万の方を購入。
その後、結局、我慢できずに30万の自転車を買ったサラピエが言うのだから間違いない!2台合わせたら、50万円の自転車、買えてたやんっ!!(´;ω;`)ウゥゥ
それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。
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