2022年10月に2周年を迎えたサラピエの自転車さんぽ。
最近、DMを貰う機会が増えたのですが、中でもよくある1つは「おすすめのロードバイクはありますか?」というもの。質問自体はとても嬉しいのですが、実は返答に困る質問でもあります。クロスバイク、MTB、ミニベロであってもそう。
「用途は?」「予算は?」「乗る頻度は?」と訊きだし、「こんな自転車がいいんじゃないでしょうか?」とまで結論付けますが、その人に合っているかどうかはわかりません。
ロードバイクは、最低でも10万円はする高価な買い物なので、他人に軽々しく返事できないのが現実。それでも返答を求められているので、大まかなラインを示し、最終的には「カッコいいと思うもの」「気にいったもの」「愛着がわくもの」を選んでくれと付け足しております。
実は最後に念押しする、この言葉こそ、本当に伝えたいこと!
全ては自分がカッコイイと思う物を、買うに限るんです!!
後悔しない車種選びのために、鉄則となる3つ基準をご紹介します。
【ロードバイクの選び方①】自転車の用途を明確にする

「ロードバイクが欲しい!」となった場合、その欲しくなった理由を考えてください。
結論から申しますと、万人にマッチしたロードバイクなんて存在しません。使う人の目的と用途次第でオススメはいかようにも変化します。
もしも、具体的に用途が思い浮かばないのであれば、逆の視点から「絶対にしないこと」をハッキリさせてもいいでしょう。
たとえば「レースに出場して速さは競わない」「観光やグルメなどはしない」という具合に。
「したい事/したくない事」をイメージしておくことで、質問される側も返答がかなり絞れます。イメージは具体的であればあるほど、より的確なアドバイスができるようになります。
用途によって必要となる車種も異なってくる

- 「通勤や通学だったらアルミ素材の自転車が向いてますよ」
- 「レースで結果を残したいならカーボンのロードバイクですね」
- 「街乗りだけならクロスバイクで十分ですよ」
- 「輪行しかしないのであれば、ミニベロや折り畳みにしますか」
一口に自転車と言っても、目的や用途によって多種多様な車種が存在します。高ければ良いという物ではなく、用途にあったモデルを選ぶのが、後悔しない第一歩。
通勤や通学にカーボン素材では、取り扱いや耐久性の面で不安がありますし、レースやイベントでは、軽量モデルが用途に適しています。
あと、注意して欲しいのが「情報が不確定のときに強引に勧められる」とき。
「初めてロードバイクを購入したい」と質問しただけで、「これが売れている。これがオススメ。」と断言されたり、「これにするべき!」と強く勧められたら、その助言は鵜呑みにするべきではありません。一旦冷静になりましょう~。
こんなこと言うには理由がありましてね。
悪質な自転車ショップはかなり減りましたが、昔は余っている在庫を押し付けてくるなんてことも珍しくありませんでした。サイズが合ってないのに「大丈夫です」とか平気で抜かす店員とか。
客を欺くのが日常茶飯事の世界にファック!
【ロードバイクの選び方②】自転車の購入予算を決める

さて、用途が決まったら次は予算決め。予算は大事ですよ~。
このラインをハッキリ決めないと、「8万と10万なら、10万のほうかなぁ~」「いや10万の買うなら、こっちの13万のも・・・」とズルズルと色んなモデルに目移りしていってしまいます。
自転車を初めて購入する場合は、自身の中で「ロードバイクに対する価値観」が固まっていないので、特に陥りやすい罠です。
必要な付属品を含めて、予算は○○万円までと決意しましょう。
参考までに自転車に対する予算感を記述しておきますね。
- クロスバイクは5万~10万円。街乗りや通勤通学向け。
- アルミ素材のロードバイクは10万~15万円。オールマイティ。
- カーボン素材のロードバイク15万~20万円。レースやイベント向け。
- 20万円以上は、中級者以上、または明確な目的がある人向け。廃人用。
ブランド、メーカー、コンポは気にしない
この段階では、特に何も決めなくて大丈夫です。
ネットの公式HPでもいいですし、店舗でパンフレットをもらってもいいですし、とにかく色んな車種を見てください。
多くメーカーやブランドを見ていくうちに「このデザインが好きだな」とか「このカラーリングが好きだな」とか自分の好みが浮かんでくるはずです。
私の場合は、ロードバイクにロゴがプリントされた派手なデザインが大好き。一方で、知人は白黒のモノトーンが好みだたりするので、本当に好みって面白い。
自分が好きになった自転車が、たまたま○○というブランドだったぐらいの緩い認識でOK。
【ロードバイクの選び方③】迷ったらデザインや見た目で決める

用途も決めて、予算も決めた!じゃあすぐ「あれを買おう!」とならないのが物欲の悲しい性。
ある程度絞れてくると、気になってくる自転車の走行性能や重量。
「こっちはコンポがいいけどホイールが重たい」
「あっちはホイールがいいけどブレーキが貧弱」
「総重量がさっきのより1kg重たい」などとめちゃくちゃ迷います!
特に入門用モデルはどこかでコストカットを行っているので、真に満足することはないかと思います。性能に満足するロードバイク探しをしていたら、30万、40万と予算も上がっていく運命。
今回のブログ記事で言いたかったのはコレ!
実はですね~、質問の返答はコレだけで済む話なんですよ~。
けど、このフレーズだけだと「そんな無責任な!」「適当に言って!」って納得しないでしょ?
質問者の「デザインで決められたら苦労しない。コスパや性能は大事!」と怪訝な顏が浮かんでくるから、それらしい理由を付けてアドバイスするんです。
しかし、断言します。「デザインこそ至高にして、物欲の真実である」と。
コスパや性能に愛着は湧かない|カッコよさを最優先

【ロードバイク購入の時期】欲しい?我慢?ベストなタイミングは?
前の記事で触れたのですが、ロードバイクの性能って我々が思うほど違っていたりしません。
もちろん1分1秒を競うようなレースならば話は別ですが、ホビーライダーだと神経質になる必要がないんです。
この結果から分かるように、値段=性能とはなりません。
価格が高くなればなるほど費用対効果は悪くなります。私もバイク3台を所持していますが、完全に同意する意見。
- 名の通った有名メーカーのバイクであれば、正直どれに乗っても良いです。
- アルミ、カーボン、クロモリ、チタン、素材なんて正直どれでも良いです。
- シマノ、カンパ、スラム、コンポのグレードも正直どれでも良いです。
問題は、カラーを含めたそのデザインが好きかどうか?です。
- 愛車を見ても惚れ惚れできるか?
- 盆栽のように愛でられるか?
- いつまでも眺められるか?
これが冗談ではなく重要なんです。不思議なもので、自分が気に入ったデザインだと自転車に乗りたくなるんですよ、奥さん!
「コンポは後に変更できるが、フレームは変更できない。」
これを心に愛車探しをしてほしい。
まとめ「ロードバイクは見た目&かっこいい重視」

ロードバイクの購入のポイントは「1にデザイン、2にデザイン、3も4も5もデザイン」です。
ご自身の予算内でカッコイイと思う物を選んでください。
もし、当初の予算を少しだけ超えて、欲しい物を見つけてしまったら、その値段が真の予算です。たぶん、無意識のうちに常識が邪魔して、予算を低く見積もってたんですよ~。(悪魔の囁き)
デザインは完全に主観によるものなので、人がどうこう言おうが関係ありません。
好みは千差万別なので、選ぶモデルも人それぞれ。いくら他人がカッコイイと感じようが、乗る本人がそう思えなければ愛着がわかないもの。
20万円(コスパ重視)と30万円(本命:見た目重視)のロードバイクで悩んで、20万の方を購入。
その後、結局、我慢できずに30万の自転車を買ったサラピエが言うのだから間違いない!2台合わせたら、50万円の自転車、買えてたやんっ!!(´;ω;`)ウゥゥ
それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。
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