こんにちは、サラピエです。
2022年1月10日付けの東洋経済オンラインに、トヨタの元副社長( 栗岡完爾氏 )がお話された記事がありました。
日本は、「自分の車に自費でガソリンを入れ、自ら運転する高速道路の料金が、乗れば目的地まで運んでくれる鉄道の料金より高い」という、世界的にも異常な状態にある。
「日本の鉄道が優れているのか?高速道路が高いのか?」という議論は別にして、自転車を車に乗せ車載輪行している身としては、高速道路料金の高さは身に染みて実感しています。
遠征に出かける前は、ワクワクで財布の紐が緩んでいるのですが、帰宅後の旅費精算時に、青ざめる事もしばしば(^_^;)
「あれ?こんなに交通費かかってんの?」って。
ただ、そうだとしても、今の社会情勢から、パーソナルスベースを確保しつつ自由に動けるのは魅力なので、移動手段として最適だとも感じているんですよね~。
というわけで、時は少し前に戻り、下記の記事から約3週間後のお話。また、山陰ライドにやってきました。
ただいまの時刻は午前10:30。日帰りライドに出かけるには、ちょっと遅い時間帯。
でも、いいんです。今日はお泊りだから。
いつもの手順、いつもの要領で、車載輪行の準備にとりかかります。
ロードバイクの前輪を外し車内に載せ、自転車アイテムやサイクルウェアを積み込み、車中泊のキャンプ道具も用意。
もう何十回も繰り返してきた動作で、自然と体も動きます。仮に忘れ物があったとしても、鍵と財布とスマホの3つがあれば、どうとでもなるので、気楽に準備♫
ワクワク気分と一緒にレッツゴー!
自宅を出発し、市街地を走ること、2時間。
高梁市にやってきました。中心部は備中松山藩の城下町であり、山城の備中松山城で知られています。雲海で有名なスポットなので、カメラをやっている方だとご存知かもしれませんね。
前回、山陰を訪問したときは高速道路。
縦断する高速道路は、SAがほとんどなく山間を通過するので、個人的には退屈に感じてしまします。記憶が鮮明なら、なおさらね。
なので、今回は下道を使い、高梁川沿いを北上していきます。
季節は秋真っ盛り。
錦秋というほど鮮やかではありませんが、木々の変化を楽しむドライブに気分も高鳴ります。
休憩として立ち寄った新見市の井倉洞(いくらどう)。
全長1200m・高低差90mと県内では最大級の鍾乳洞となります。
高さ240mの石灰岩の絶壁に入口があり、雨水などが浸食してできた洞内には、高さ50mの滝やつららのような鍾乳石がつくる神秘的な空間が広がっているんですよ~。
大人1,000円の入場料が必要ですが、ライトアップされた洞窟内部に、気分はまさに冒険家。
入場しなくても、景勝地としての雰囲気は楽しめるので、ぜひ寄ってみてください。
市街地を越えると、山里の風景が広がってきます。
民家やコンビニが少なくなってくるエリアで、自然と対向車や後続車もいなくなります。
のんびり車1台。鼻唄まじりで進行。
山里さえも超えてくると、急こう配な山道に変化していきました。
アクセルを緩めつつも、ある程度の速度は維持。エンジンが回転数をあげ、唸ります。
これが自身のヒルクライムならハァハァと息をあげながらヨロヨロと登っているところ。
車って便利ね~。
そんな事を考え、ハンドルを左に右に切りながら、峠を登って行くと鳥取の県境に。
年季の入った暗いトンネルを抜けると、眼前には山々が広がります。
一番奥に鎮座するのが大山。
三週間前にもその雄姿を拝ましてもらいましたが、やっぱり立派。南西の方角からあまり見る事がないので、凄く新鮮に感じましたね。
展望台があるので少し休憩。同じナンバーや県外ナンバーなど、思いのほか訪問客が多かったイメージ。
峠を下り、県道に合流。
目的の米子市街まではあと32km。1時間もあれば到着やね。
この風景、見覚えありません?
弓ヶ浜サイクリングコースを走ったとき、江島大橋(ベタ踏み坂)を見に来て、鬼太郎空港へ行ったときの道。
観光名所というわけではありませんが、ここの街路樹は、立派で走っていて気持ちいいんですよねぇ。
自分だけの好きなスポットを見つけるのが、旅行やライドの醍醐味の1つと思っています。
前回は、ベタ踏み坂のふもとでUターンをしましたが、今回は車で渡りましょう。
逆光で猛烈に眩しいですが、この下っている部分が、CMで有名になった場所ね。
普通に緩やかでしょ?
遠方から見る分には凄いですけど、実際に走ると、ガッカリスポットなんですよね、ココ。
やってきたのは、大根島(だいこんしま)。
中海にポツンと浮かぶ島で、対岸にはベタ踏み坂が見えます。
島内では様々な牡丹施設があり、4月下旬から5月上旬にかけて開催される大根島ぼたん祭は、多くの観光客で賑わう人気のイベント。
何回か言っていますが、ここからの写真で望遠レンズが欲しくなりました。
中海に沈む夕日。
お昼前に自宅を出発し、6時間ほど運転してやってきた島根と鳥取の県境。
長時間の運転の部類ですが、高速道路と違いスピードが出ているわけではありませんし、道中は自分のタイミングで休憩できるので、わりかし元気。
本来なら、ホテルにチェックインしたり、車中泊の準備をして、移動日の1日が終わるのですが、ここからがメインディッシュ。
春の牡丹イベントが凄いと申しましたが、秋にも来る価値はあるんです!その様子は、また次回に。
それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。
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