こんにちは、サラピエです。
ハードルが高く感じるホイールの振れ取り。
ホイールやタイヤを取り外して「横振れ」「縦振れ」「センター出し」を完璧に調整しようと思うと専用器具と根気が必要になってきます。
しかし、横振れだけならば、身近な物を利用して簡単に調整できます。
今回は、そんな裏技をご紹介します。
結束バンド(タイラップ)は何でもOK
画像でもう答えは出ているのですが、結束バンド(タイラップ)を使用すれば、とっても簡単♪
ホイールやタイヤを取り外すことなく、簡易的な振れ取りが可能になります。
方法は適当な長さにカットしてフレームに巻くだけ。
蓄音機の針と同じ要領。歪みがピンポイントで分かります。
ブレーキパッドでも振れを確認できますが、「面」で見るため分かりづらい場合もあります。
結束バンドを使用すれば、歪みが「点」で分かるため、調整で振れを追い込めます。
左右で使用すれば、さらに分かりやすい。
「スポークが1本だけ緩んでいる」「転倒してスポークが数本歪んでしまった」
こういう状況での調整に、力を発揮するかと。
作業が終わった結束バンドは、取り除いてもいいですが、ズラして本体に取り付けたままにしておけば、いつでも歪みのチェックが可能になります。
まぁ、そんな機会は多くないので、私は切り落としてますが(^_^;)
使用工具はニップル回し(ニップルレンチ)
使用する工具は、ニップル回し(ニップルレンチ)と呼ばれる物。
シンプルに凹を利用するだけ。
この形状のタイプはサイズがあるので要注意。
そんなに頻繁に利用するものではありません。
精度や使い勝手を優先するより、ホーザンの物のようにマルチサイズがオススメ。
ホイール部分にあるニップル。部品同士を結合するための管状のねじ部品。
これを回転させることによってホイールの張りを調整します。
自転車ホイールの振れ取り作業の方法
ネジにドライバーを指すように、ニップルにニップル回しを差し込むだけ。
サイズが合っていたら、左右に回せます。
さて、ここからがちょいと問題。
ハブの左右から出ているスポークの張り具合によって、ホイールが均等に固定されているわけですが、調整の作業を文字でお伝えするのがちょっと難しい。
一応、文字に起こしてみたのですが、簡潔かつ分かりやすくお伝えできないので、削除してしまいました。Youtubeで「ホイール 振れ取り」などのキーワードで検索してほしい。
百聞は一見に如かず。やはり実際に見るのが一番頭に入りやすいです。
動画見ました?
ブログで人に何かを伝えようって人間が、こういう記述するのは良くありませんが、メンテナンス系はやっぱり動画を見るに限るんですよねぇ。特に最近はプロショップの方も投稿していて職人の技を見れるはありがたい。
動画内で説明されているかもしれませんが、個人的に気をつけている点はコチラ。
- ニップルはいきなりグルグル回さない。(1/4とか1/8ずつ回して様子を見る)
- 1本だけ調整をしない。(特定の箇所だけ緩んでいる場合は除く)
- 最初のうちは、テープに番号を書いてスポークに貼ると混乱しない。
難しそうに感じるのですが、構造と手順をしっかり覚えれば、これも簡単な作業です。
どうしても手に負えなくなったら「サイクルベースあさひ」に持ち込みましょう。500~1000円でホイールの振れ取りをしてくれます。
メンテナンス本をよく読まずに、ホイールをグワングワンに歪まして、店舗に持ち込んだのは良い思い出。
こんな人間でも最終的には「簡単っすよ!!」って言っちゃうぐらいですから、みなさんも自信をもって作業して欲しい。
完璧を求めるなら、振れ取り台を購入するのもアリ
もし「振れ取り、おもしれー」ってなった方は、振れ取り台があれば、幸せになれます。
ツィッターでフォローしている方の中には、振れの調整だけでなく、ご自身でホイール全体のテンションを上げるために使用している方もいっらしゃいました。
そういう事が出来るのに憧れます(´ω`)
プロが使うものは5~6万しますが、私が購入するならミノウラのFT-1コンボ。必要な物は全て揃っていますし、何より馴染みのあるメーカーで安い!
まとめ:ホイールの横振れだけなら簡単にできる
- 横振れだけならば、結束バンドで振れ幅を確認できる。
- 必要な工具は、ニップル回し。
- 作業は微調整の繰り返し。一気に回すのはNG。
- 慣れないうちは、テープを活用すると調整箇所を見失わない。
- 自分でも巧く出来なくても、あさひに行けば格安で調整してくれる。
それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。
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