こんにちは、サラピエです。
富士スバルラインを目指す旅、2日目の様子。
前日は自宅から高速道路を500km走り静岡に突入。県内を100km移動する道中、観光スポットと「ゆるキャン△の聖地巡り」を楽しみながら、河口湖に到着しました。
長時間のドライブで当日は疲れ果てており、夕食をホテルで済ました後は、翌日に備え早めに寝ました。
う~ん、やっぱり足を伸ばして寝返りが出来るのは素晴らしい。
3日目:自転車で富士山の5合目を目指す
ラビスタ富士河口湖は山梨県のリゾートホテル
ラビスタは共立リゾートが運営するホテルで、日本各地のリゾーチ地に点在します。
以前、函館を訪れた時にも宿泊し、その雰囲気の良さと満足度の高さから「再度利用したい」と思っていました。それが今回選んだ動機。
リゾートホテルらしく館内も彩られており、時を過ごす楽しみを与えてくれます。
今から朝食に向かう風景なのですが・・・
私はなぜ朝食の写真を撮ってないのだ!?
ラビスタ函館ベイの朝食はランキングで1位になるほど。ここのご飯も美味しかったのですが、なぜか写真はなし🤔
あれかな?お洒落な空間に委縮して、カメラを構えられなかったのかな?
チェックアウトする前に前回お見せできなかった客室をご紹介しますね。
各部屋にはテラスがあり、爽やかな風を受けながら富士山を一望できます。
ホテルが小高い丘にあるので遮る物がなく、良い景色♬✨
部屋のテラスから眺めるだけでなく、入浴しながらでも富士山を楽しめるのがこのホテルの醍醐味なんですよ~。
私の部屋が特別なのではなく、宿泊各全ての人が眺望を楽しめる造りになっています。
ほかの部屋から見られる心配もないので、ブラインドを解放!
おぉ~、良きかな良きかな。
銭湯で富士山の絵が描かれている理由がよく分かるわ~。
浴室は大きなガラス張りになっており、解放感がハンパないんです。カメラが下向きなので伝わりませんが、浴槽に浸かりながらだと富士山を真正面に捉えることができます。
夜は流石に見えませんが、朝風呂派の人には最高のロケーション。もちろん、私も半身浴を頂きました♨
何気に感動したポイント。
ダイニングに用意されていたのはインスタントのコーヒーではなく、焙煎されたコーヒー豆とミル。引き立てはやはり香りが良く、朝の寝ぼけた頭に活力をくれます。
キャンプとかで豆を自分で挽いている人の気持ち分かるぅ~♪
まだ時間に余裕があるので、朝の自転車さんぽ。
車からロードバイクを降ろし、ヒルクライム前のウォーミングアップをかねて近所を散策。
富士五湖の1つ西湖。
河口湖の西隣にあり、自転車でも簡単に来れる位置。
もう少し足を伸ばして次は本栖湖まで。
河口湖からは少し離れますが所在地は河口湖町。毎年4月下旬~GWまで「富士芝桜まつり」が開催されます。
80万株の芝桜と雄大な富士山が織り成す景観が人気を集め、多くの観光客が訪れる人気のスポット。
今回は時期が違いましたが、本当に綺麗なので機会があれば訪問してみてください。
さて、そろそろ体が温まってきたので、朝の運動は終わり。ホテルに戻りましょう。
次からはいよいよ目的のコースを走りますよぉ~。
富士スバルラインを目指してサイクリング開始
富士北麓駐車場を出発の起点とする
たしかこの時は、ラビスタをチェックアウトし、富士山の北側に位置する駐車場を利用した記憶があります。
ホテルから8kmぐらいの距離なんですが、ヒルクライムを終えた後に、戻る気力は無いだろうと判断し、山の麓まで移動。
結果的には、これが大正解。とある事に悩まされ、体力を削られました。
足ではなく体力という所が今回のポイントでっせ。
マイカー規制!富士スバルラインの料金所:標高1088m
駐車場に行くまでも坂ぁ!そして、駐車場からもずっ~と坂ぁ!!
車を降りてから数キロ進むと料金所が見えてきました。
おぉ~、これこれ!
関東のサイクリストのブログやSNSで良く見る富士スバルラインの料金所だぁ!
くぅ~、これが見たかったんや。
富士山に来るのはこれで三度目。
しかし、自転車で登るのは初めてなので、弥が上(いやがうえ)にもテンションは上がります!!
ここからはマイカー規制されているため、観光バス以外の車が通らなくなるのも拍車をかけていましたね。
富士山一合目下駐車場:標高1291m
コースの説明をしておくと、富士スバルラインは富士山の麓から五合目まで続く「距離24km、標高差1400m、平均勾配5.7%」を登るコースです。
毎年6月には、Mt.富士ヒルクライムが開催されることで有名で、全国から多くのサイクリストが挑戦する日本屈指のヒルクライムとして有名。
完走したタイムによって、ゴールド、シルバー、ブロンズのリングが貰え、多くの人のモチベーションになっています。ゴールドリングを獲得するには65分切りが必要。
サラピエの平地並みの早さで皆さん登っていくのか~😳💦
富士山二合目:標高1596m
旅の準備で確認するのはコースの内容。
「どんな場所を走って、どんな風景があるのか?」まだ見ぬ景色に妄想を膨らませられる一番楽しいひと時。
富士スバルラインの五合目からの絶景が楽しみ過ぎて、平均勾配5.7%に関しては「ちょっとしんどいかなぁ」ぐらいの軽い気持ち。
ポタリング派とは言え【大山一周、アワイチの南側、しまなみ海道、乗鞍エコーライン、乗鞍スカイライン、渋峠】その他アップダウンの多いコースを走ってきた自負があったため、余力を残して走れると思っていました。
樹海台駐車場公衆トイレ:標高1663m
しかし、その考えは大いに覆されることに・・・。
とにかく体がダルい!下半身・・・というより全身に力が入らない・・・。
ハァハァ・・・ゼェゼェ・・・息を切らし、うつむきながらペダルを弱々しく漕いでいきます。
当日の気温は少し汗ばむ程度、途中からは曇ってきて涼しいぐらい。熱中症の類はではない。
前日にしっかり睡眠もとったし、朝食もしっかり食べた、普段行わないようなウォーミングアップもした。
なのに、なぜこんなに息苦しいのか・・・。
実は、答えが今までの写真にず~っと写っているんですよねぇ。
「足をつかない」というこだわりはないので、トイレを見つけ速攻で休憩。
このあと豪雨に見舞われ、1時間の足止めを受けるハメになりました。
体は冷えるは、暇を持て余すはで、散々でしたが、その間にとある疑問をググってみました。
「今いる、標高1600mって酸素濃度どれくらいなんだろう?」
答えは約83%!
え~、標高0mと比較してそんなに酸素が薄くなるの?
一呼吸ずつ、17%も空気を取り込めてないんだから、そりゃしんどくなるはずだわ~。
以前に富士登山をしたときも8合目(標高3100m)あたりから高山病に悩まされたので私の体質かも。
富士山三合目:標高1786m
しかし、文句を言ってもここで折り返すという選択肢はありません。
気合いと根性で行くぞー!
ちなみに標高が100mあがり、酸素濃度がさらに1.5%低くなりました。ガンバレ、私のヘモグロビン。
写真を振り返りながら、当時の記憶で鮮明に覚えていることがもう1つあります。それは「ヒルクライム中の映える写真がない」いう事。
カメラ系自転車乗りのサラピエには、これが割と堪えるんですよ~。延々と変わらぬ風景。森林限界までは下界を望むこともなく、雑木林が続きます。
わざわざ富士山まで来ているのに、「まるでローラー台に乗っている気分だった」のを脳裏に刻まれています😭
大沢駐車場&展望台:標高2020m
それでもご褒美の絶景を見るために、頑張って2,020mまで登ってきましたよ~。残りの標高はあと300m。
現在の酸素濃度は79%!こんなんもうナイロン袋を口に当ててスーハースーハーしているのと同じじゃん!
で、でも、私には、絶景が待っているんだ。
絶景さえみれば体力も気力も完全回復。サラピエにとってのベホマであり、エリクサーなのだ。
・・・・・・。
地球さん‼話が違うじゃないですか⁉
くぅ~、昨日から雲が多かったので覚悟はしていたけど、雲の切れ間もありませんでした。
それでもなんとか体力を振り絞ってゴール目前。
富士山の頂上にも雲はかかっていますが、少し日も差してきました。
富士山五合目:標高2305m
出発してから3時間、目的の富士山五合目に到着!
途中で1時間の足止めを受けたので、実質2時間ぐらい?
90分切りのブロンズリングを獲得できるタイムではありませんが、自分で自分を褒めてあげたい。
「痛みに耐えたよく頑張った!感動したっ!!」
このあとは駐輪できる場所にロードバイクを停め、お土産選びをしたのですが、まぁ人の多いこと!
どこに行っても人!人!!人!!!
しかも、これほとんど中国人なんだぜ?
この時期は、訪日外国人旅行の勢いが凄まじく、観光地で中国語を聞かない日はないぐらいでした。
雲の中に包まれ、あたりが急に暗くなりました。
昼ですがまるで夜のよう。竜の巣(ラピュタ)の中に入った気分。
神の雷でこの人の多さをどうにかできんかね?
頂上で時間を潰し、晴れ間を待ってみましたが期待薄。
天気予報でも曇り予報なので、諦めて下山しましょう。
こういう雲海が見れなかったのは非常に残念ですが、旅の景色は一期一会。どんな経験でも旅の良い思い出になります。
さぁさぁ、感傷に浸っている暇はありませんよぉ。ダウンヒル後は、車に自転車を車載し、高速道路に乗らなければなりません。
真の闘いはこれから!
長距離運転600kmの「疲れ・暇・眠気」との戦いが待っているのだ!
サラピエ先生の次回作にご期待ください!!!
まとめ:富士スバルラインでは酸素濃度に気を付けるべし
といわけで6/12(日)に開催されたMt.富士ヒルクライムを記念して過去の写真を使って記事を書き起こしてみました。
改めて考えると「標高が高く空気の薄い場所を駆け上がっていく」参加選手たちは本当に凄いですよねぇ。日頃、トレーニングを全くしない私はご覧のあり様でした😂
初めて乗鞍(標高2700m)をヒルクライムしたときもコースの過酷さを痛感しましたが、気付かないだけで酸素濃度の影響はあったと思います。
もし、富士スバルラインを走ってみたいという人がいたら、空気の薄さを意識して、ご自身の体調と相談しならが登ってみてください。
快晴ならば最高のご褒美があなたを待っている!
それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。
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