こんにちは、サラピエです。
自転車のチェーンは、漕ぐ力をホイールに伝える重要なパーツです。
それだけにチェーンへの負担も大きく、使用しているうちにだんだんと伸びてきてしまいます。
「チェーンっていつ交換したら?」
「どうなったら交換するの?」
しかし、状況や頻度によって交換の時期が違うので、判断が難しかったりします。
そんな時に、簡単にチェーンの状態を確認できるのが、チェーンチェッカーです。
チェーン交換の重要や原因については、こちらの記事で解説
チェーンの長さは規格で決まっている
現状では、6速から12速までチェーンの種類がありますが、どれも長さは同じ。
全長を計ると大変なので、チェーンの12コマ分(プレート6枚分)の長さを測定し、どの程度「伸び」が進んでいるかを把握することになります。
新品の物だと、12コマ分の長さは131.9mm。これが133.2mmに到達した時点で交換対象。
「まだ大丈夫」を我慢!伸びていたら交換対象
日頃から注油や洗浄を行い、低負荷な乗り方をしていても、チェーンの寿命は必ずきてしまいます。
「大事に乗っているから」
「交換するのはもったいない」
という気持ちは痛いほど分かるのですが、消耗品である以上、寿命を迎えたチェーンは交換しなければ大きなトラブルを招きます。
私が経験したのは、スプロケやクランクがゴリゴリに削れるトラブル。歯飛びを起こすようになりましたし、交換費用が高くついたなぁ~。
チェーンの状態が一発で分かる工具|チェーンチェッカー
さて、先ほど、交換の時期は「チェーンの長さが1%伸びた時」と申しました。
およそロードバイクの物で3,000Km、クロスバイクの物で5,000~8,000kmほど走行したら、そのぐらいの伸びになってしまいます。
ただし、走った距離をずっと記録するのは大変ですし、個人によって交換時期は前後します。
なんかチェーンの状況を把握するの大変じゃない?
と思いません?
大丈夫です。そういうときに活躍する自転車専用の工具があるんです。
その名も「チェーンチェッカー」。
私が使用しているのは、バイクハンドというメーカーで1,000円以下で入手可能。
いつでも簡単に測定!チェーンチェッカーの使い方
使い方は至ってシンプル。
チェーンの上部にチェーンチェッカーを差し込むだけ。
プレート1の1コマ目からプレート6の12コマ目に収まるような造りをしています。
写真のように突起物が入り込まなければ、まだまだ伸びてない証拠。
逆にストンと落ち込んでしまうと、寿命です。
部分的に伸びている可能性があるので、チェックするときは1箇所だけでなく、数か所を調べましょう。時間がかかるわけではないので、私は4か所ほどを測定します。
チェーンチェッカーを使う時の注意点
工具をチェーンに差し込むとき、順番があります。
最初に差し込むのは数字の書かれてない無地の部分。かならずこれは守ってセットしてください。
チェーンチェッカーは2種類の測定ができる
チェーンチェッカーにはハンマーのように2つの突起物があります。
一つは「0.75」と表記されており、0.75%の伸びを測定するのに使用。
もう一方は、「1.0」と表記されており、1%の伸びが測れるようになっています。
「0.75」の方をセットしてみましょう。
根本までストンと落ちたら、そろそろ交換の準備をしておかなければなりません。
ショップやネット通販でチェーンを購入しておくのが吉。
次に「1.0」の方をセット。
これが根本までストンと落ちたら即交換!絶対交換!
悪いことは言わないので交換しましょう。交換してください。
「もったない」という気持ちは分かりますよ~。
でも、その気持ちを我慢して、ショップに持っていくか、自分でチェーン交換をしましょう。
100円ショップのノギスでも代用可能
どうでしょうか?
チェーンが伸びているかどうかの把握は、理屈さえ理解してしまえば、とても簡単だと思います。単純に長さを計るだけですからね。
それゆえに、工具もシンプルで安い物がほとんどです。
・・・ただ、シンプルがゆえにこう思いません?
余計な出費はしたくない。
なにかで代用できないかなぁ?
特に初心者の場合は、少しでも出費を抑えたいところ。
要するに長さが測定できればいいので、ノギスで代用が可能です。むしろ十分!
DIYにも使えるので、今後の利用頻度を考えらたノギスの方が良いかもしれませんね。
Amazonで一番売れている1,000円のデジタルノギス。
ここまで、立派でなくとも100円ショップの簡易ノギスでもOK。
ノギスをチェッカーの代用として購入する注意点
ホームセンター、ネット、100円ショップ、どこで購入してもいいのですが、「形状」にだけは気を付けてください。
必ず、「内側用ジョウ(クチバシ)」と呼ばれる細身の計測パーツがあるものを選びましょう。
ダイソーの簡易ノギスにはこれがありません。
クチバシが大きいと、チェーンの隙間に入らないためチェーンチェッカーとしての代用はできません。
他にオススメなチェーンチェッカー3選
トピーク チェーンフック&ウェア インジケーター
自転車用品を数多く販売しているトピーク。
今回レビューした物にプラスして、チェーンの交換時に便利なフック機能が付いています。
1本で2役なのでお得感もありますし、何より知っているメーカーで信頼感があります。
フック機能の代償として、伸び率は1%しか計測できません。
BBB チェーンチェッカー(BTL-125)
BBBは自転車部品や工具を販売するオランダのメーカー。
こちらも馴染みのメーカーで信頼性はバッチリ。
フック機能つきのチェッカーでありながら、測定部分が長いため「0.75%」「1.0%」の伸び率が計れます。
パークツール チェーンチェッカー(CC-2C)
世界最大の自転車用工具メーカーであるパークツール。プロも使うような工具でお値段は少し高め。
しかし、その分の耐久性と機能はあります。
このチェッカーは、メモリ式になっており、0.75%や1%以外の伸び率を計測可能。
より正確にチェーンの状態を把握できるので、スピードが求められるレースやイベントに出走する人向けだと思います。
まとめ:チェーンチェッカーで自転車チェーンの状態を知る
チェッカー自体は軽量コンパクトなので、工具箱の中に入れておけば保管の邪魔にはなりません。
私は、ツールボトルの中には予備のチェーンやチェーンカッターを入れておりません。ほとんど使う機会がない工具を持ち歩くより、チェーンの状態を日頃から把握するほうが重要かなぁと・・・。
出先でチェーンが切れたら、それは運として諦める!!
まぁ、ロングライドなどでトラブルが起きないよう走行前にチェックしています。
毎回する必要はありませんが、2週間~1か月の頻度ぐらいで測定しておけばトラブルは防げるかもしれませんね。
それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。
コメント