こんにちは、サラピエです。
漕ぐ力を推進力として自転車に伝える自転車のチェーン。
とても重要なパーツなのですが、残念なことに消耗品。乗っているうちに、だんだんと伸びてくるので、定期的な交換が必要となります。
本記事では、①チェーン交換の必要性、②交換時期の目安、③伸びているかどうかのチェック方法をご紹介します。
チェーンは消耗品|伸びる前に交換をしよう
「チェーンが伸びる」という表現を聞いたことありますか?
自転車ショップなどで聞き、なんとなく知っている人も多いかと思います。
基本的には悪い意味で使われ、チェーンの交換を意味していますね~。
この「チェーンが伸びた状態」を放置するとどうなるか?
だんだんと強度がなくなり、最終的には切れたりするので大きなトラブルになっちゃうんですよ~。
「チェーンが伸びる」とはどんな状態か?
「チェーンは消耗品」と言われ、定期的な交換が必要。
なぜならば、常に負荷がかかるパーツであり、使用に伴い「伸び」が生じるからです。
一般的には1%の伸びが発生したらチェーンの寿命となります。
新旧の物を比較した場合、古いものは5mm~10mmぐらい伸びてますね~。
チェーンが伸びる原因は?
物理的にチェーンが伸びていますが、厳密に言うとピンが摩耗したことが原因です。
つまり、どういうことかというと、100コマ以上ある1つ1つのピン部分の金属が削られて、隙間が発生することによってチェーンが伸びているんです。
チェーンを構成するプレートが伸びているわけでは、無いんですね~。
伸びたチェーンは自転車に悪影響
伸びきったチェーンを使用していると、ギアの歯との噛み合わせが悪くなり、スプロケットやクランクに深刻なダメージを与えます。
特にリング部分が△△△になるほど削れてしまったら、様々なメカトラブルを引き起こす原因になるので、はやめに交換しましょう。
車に例えるとエンジンオイルみたいな物ですからね~。
【駆動系パーツ(RD、チェーンリング、スプロケット)を削ってしまう】と
- 変速が決まりづらくなる。
- 歯飛びを起こしてペダルに力を加えられなくなる。
ロードバイクのチェーン|交換時期は?
変速の段数 | 【交換が必要になる距離(目安) |
---|---|
12速チェーン | 2,500~3,000km以下 |
11速チェーン(ロードで主流) | 3,000km前後 |
10速チェーン | 3,000~3500km以上 |
9速チェーン | 5,000km以上 |
8速、7速、6速チェーン(クロスで主流) | 7,000~8,000km |
まず、チェーンの交換時期は、変速段数によって大きく変わります。
変速段数によって規格が分かれており、変速が増えれば増えるほどチェーンの寿命は短くなっていきます。
定説では10速以上のチェーンの寿命は3,000km前後。世界一周などのツーリングバイクに使われる9速以下のチェーンは、5,000km以上の高耐久です。
なぜ11速、12速チェーンは寿命は短いのか?
では、なぜ「8⇒9⇒10⇒11⇒12と段数が増えていく」にしたがって、チェーンの寿命が短くなるのでしょうか?
答えは「チェーンの幅が薄くなっていく」からです。
決まった幅にスプロケの枚数を11枚、12枚と収めていくわけですから、それに合わせてチェーンも薄くなってしまっています。
クロスバイク8速と、ロードバイク11速を比較した場合、8速のほうが1.3倍~1.6倍も長持ち。
ペダルに負荷をかけると寿命は短くなる
さらに、自転車に乗るシチュエーションによっても、寿命は大きく変化していきます。
どういう状況かと言うと、「グッとペダルを踏み込む」ような負荷の高い乗り方をした場合。
- トレーニングとしてスピードを意識した走りをする
- 山や坂道が好きでヒルクライムをする
- 体重が重い人
- ツーリングで荷物を載せて走る人
上記のような使い方だと、平地でも重たいギアを踏み込んだりしますよね?
またヒルクライムなどでは軽いギアを使ったとしても勾配による負荷が発生してしまいますよね?
あまり意識する必要はありませんが、軽いギアでクルクルとペダルを回すような人は、逆に寿命が長くなるとも言えますよね~。
定期的な注油でチェーンの寿命を伸ばす
あともう1つ。メンテナンスを全くしない場合も、チェーンの寿命は短くなります。
街中でガラガラと音を立てるママチャリを見たことありませんか?油が切れてチェーンが錆び錆びのヤツ。
あんな状態になると、金属同士が擦れて削れていってます。
しっかりと注油をすることによって、金属同士の潤滑が良くなり摩耗が減ります。
抵抗が少なくなったチェーンは伸びにくくなり、規定の寿命まで使用することに繋がるんですよ~。
チェーンの交換時期を確認する方法
チェーンの交換時期は、種類によって3,000~8,000kmと幅広いです。
更には、走る回数、天候、オイルの添付具合によって、チェーンの寿命は変化するともお伝えしてきました。
そうなると、みなさんこう思いません?
「どうやって判断すればいいのか?」
そういう人のために、チェーンの伸びを確認できる専用工具があります。
自転車の専用工具|チェーンチェッカーを使う
チェーンチェッカーと呼ばれる工具を使えば、客観的に側的できます。
- チェーンがどのくらい伸びているのか?(0.75%と1%)
- それによってチェーン交換をする必要があるか判断できる。
が、誰でも簡単に分かります。
1,000円~2,000円で購入可能。
チェーンチェッカーの詳しい使い方は、こちらの記事で解説
チェーンは1%伸びたら、交換する寿命を迎えています。
使い方はシンプルで、チェーンに差し込んで物差しのように長さを測定します。
まとめ:チェーンの寿命を測定しよう
- 自転車チェーンの交換時期は、10速以上で3,000km前後、9速以下なら5,000~8,000km。
- チェーンの伸びが1%になったら交換の目安。
- 伸びたチェーンだと、駆動系パーツの寿命を縮める。
- 乗る環境やメンテナンス頻度によって、寿命は変化する。
- チェーンチェッカーを使って、定期的に状態は把握する。
チェーンの交換時期を把握しようとした場合、チェーンの寿命を把握する必要があります。
そこで必要になってくるのが、チェーンチェッカーと呼ばれる専用工具。
「チェーンの伸び」を目視で確認する方法はあるのですが、しっかりと測定できるコチラがオススメ。
チェーンの小まめな出費で、大きなトラブルの出費を防ぐことができるので、ここはケチっては駄目ですからね~。愛車の状態を管理しましょう。
それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。
コメント