自転車のタイヤの寿命を解説|ひび割れは危険?何年乗れる?

メンテナンス

こんにちは、サラピエです。

自転車の消耗品って色々とあると思います。ワイヤー、ケーブル、ブレーキパッド、チェーンなどなど。

今回は、その中でも走りに影響する「タイヤの寿命」についてのお話。

サラピエ
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用途にあったタイヤ選び|レース?サイクリング?

引用:Amazon

自転車用タイヤの売れ筋ランキング

私のレビュー記事で良く使う「好きな物を選べばいい!」というフレーズ。

ブログの読者なら幾度となく見るパワーワードであり、「この考え方好き」という応援メールはよく頂きます。

今回もそうやで~。ただ、条件が1つあり【製造から新しいタイヤ】というのがポイント。

これさえ守れば、太かろうが細かろうが、重かろうが軽かろうが、好きなのを選んでください。

レースに出るなど極限まで自分を追い込むユーザーでない限り、【転がり抵抗】や【グリップ力】なんて気にしなくてOK。

1本2500円のタイヤでも、しっかりと転がってくれますし、しっかりと地面にグリップしてくれます。

レースなのか?
イベントなのか?
サイクリングなのか?
ポタリングなのか?

自分の用途に合う物を選び、カッコイイ製品、愛着が持てる製品を選びましょう。

タイヤの寿命は3000~5000km

一般的に自転車のタイヤ寿命は3000~5000kmと言われています。

種類や規格、ユーザーの使用状況によって交換時期はかなり違ってきます

3,000kmだと「まだ走れそう」という綺麗な状態。
5,000kmだと「もう無理だ」というボロボロの状態。

基本的な考えを理解しつつ、目視での点検も行っていきましょう。

サラピエ
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ちなみに、このタイヤの走行距離は2,000km。
表面のひび割れが気になりませんか?

室内保管する前にはタイヤを洗浄するのですが、泥などの汚れが隙間に入り込み、濡れ雑巾で拭いた程度では、拭き取れません。

寿命とされる距離に達していないのになんで~?」と思われるかもしれませんが、ちゃんと理由はあります。

ひび割れ?使っていなくてもタイヤは劣化する

それは、経年劣化によって古くなっているから!

全体的にひび割れががあり、サイドにも無数の傷が発生し、いつバーストを起こしてもおかしくない状態。

ゴムというのは製造されてから、柔軟性が徐々に失われ劣化していきます。

車のタイヤのような分厚さでも「使い始めてから4~5年で寿命」となっています。

柔軟性を失っているため、走行のたびに傷が増えていく感じでした。

ちなみに「2000kmって、サラピエ全然走ってないじゃん!」と思われるかもしれませんが、こ、これにも理由があるもん!

タイヤのまとめ買いは駄目!

引用:Wiggle

まだGP5000が発売される数年前にね、ウィグル(イギリスの自転車通販サイト)でGP4000がめちゃくちゃ安い時期があったんよ~。

円高の影響もあって、今とは比べ物にならない安さ!

でね・・・
それをね・・・
大人買いしちゃった♡

クロスバイクやサブバイク分を含め、超絶大人買い。中国人も真っ青よ。

もちろん、ゴムの経年劣化は理解していましたが、「円高」の魔力が凄かった・・・。

いくら値段が魅力的でも乗る自転車は3台、身は1つ。そりゃ~タイヤを持て余しますわなぁ~。

走行距離の寿命より経年劣化の寿命がきてしまい、その禊がやっと、今、終わったわけ。

まとめ買いをせず、必要な分だけ購入しましょう。

タイヤが寿命を迎えたら速やかに交換しよう

新しいタイヤを購入しての第一印象はこちら。

モチモチにしてツルツル。
ツルツルにしてグニグニ。
グニグニにしてモチモチ。

いやっほ~、新しいタイヤは弾力があって気持ち良い~。

古くなったタイヤはプラスチックって感じがしていましたが、これはゴムって感じがします♪

タイヤの基本としては「用途あった物を選び1~2年以内に走り切る」というのがやはり理想ですね。

もし、年数が経過していたら下記をチェックしましょう。

スリップサインでタイヤの摩耗度をチェック

タイヤの摩耗具合は、【タイヤ表面にスリップサインが残っているかどうか】で確認できます。

スリップサインとは、タイヤ刻まれている穴のこと。

タイヤがすり減ってくると、この穴が無くなり、「グリップ力がない」「耐久力がない」という状態に陥っています。

なお、スリップサインに問題がなくても、ひび割れや傷のあるタイヤには要注意。

小さなひび割れ程度なら問題ありませんが、複数のひびがつながって長く、深いひび割れになると、タイヤの内部にまで影響し、タイヤが破裂(バースト)する原因となります。

タイヤのひび割れや傷は知らないうちに生じることが多いので、スリップサインの確認とともに、タイヤの状態もきちんとチェックすることが大切です。

サイコンの走行距離から交換時期を把握

新品のタイヤに交換したら総走行距離をチェックしておきましょう。

タイヤの寿命は3,000~5,000kmが目安。

1週間に100km乗る人ならば、6ヵ月~10ヵ月で走行の寿命を迎えることになります。

サイコンのメーターを活用(リセットやメモ)しておくと、走行距離からのタイヤ交換時期をチェックしやすくなりますよ~。

タイヤの製造年を確認する

タイヤのサイドウォール部には製造番号が表記されています。

面倒でなければ、メーカーに問い合わせをして、番号の意味を訊きましょう。簡単な暗号のようになっていますが、規則性を理解すれば、年月日が判明します。

ただ、ここまで神経質にならなくとも、必要な分だけを購入しておけば問題はありませんけどね~。

ロードバイクやクロスバイクにオススメのタイヤ

コンチネンタル GP5000 700×25C

多くのロードバイクユーザーが最終的に行き着くタイヤ。

軽くて、パンクしにくくて、良く走る物をお探しなら迷わず選ぶタイヤ。

定番品、ベストバイ、神タイヤ、迷ったらコレ、という一品。

デメリットは「価格の高さ」ぐらいしか思い浮かびません。

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コンチネンタル(Continental)
¥13,900 (2024/10/11 21:00:42時点 Amazon調べ-詳細)

「GP5000が高い!」という人には、下記のウルトラスポーツ3がオススメ。

私は、これでも全然不満ありません。

パナレーサー クローザープラス 700×25C

1本2,200円という破格の安さ!

いや、本来ならタイヤってこんなもんなんでしょうが、ロードバイクのパーツの高さに慣れきってしまい、妙に安く感じるクローザープラス

でも、性能的には全く問題なし。

当時、私は乗鞍岳からのダウンヒルにこのタイヤを使用。下りは30分以上も続き、速度も40km以上出ていましたが、特に恐怖を感じることなく、しっかりグリップしてくれていました。

パナレーサー ツーキニスト 700×28C

その名から分かる通り、通勤・通学向けの耐久性バツグンのタイヤ

コストパフォーマンスに優れた耐パンク強化モデルで5年使用でもまだ形状をとどめていました。

700×25Cで350g700×28Cで380gかなり重めですが、経年劣化の寿命を少しでも伸ばしたいという人にはオススメ。

そのかわり、速度はギア1枚分遅くなります。明らかに足に重たさを感じますが、トレーニングにはちょどいいかも。

タイヤの寿命は「見た目」と「走行距離」の2つで判断

自転車のタイヤには「2つの寿命」があります。

  1. 走行に対する寿命。⇒3000~5000kmでタイヤが摩耗する。
  2. 経年劣化に対する寿命。⇒未使用でも約5年でゴムの柔軟性が無くなる。
サイクリスト
サイクリスト

「まだ乗れそうな気がするけど、出先でのトラブルは困る」
「かといって交換するのはもったいない」

この気持ちのせめぎあいになるぐらい判断が難しかったりします。なので、見た目と走行距離の2つで判断しましょう。

高いタイヤを「もったいないから」と2~3年使うぐらいなら、安いタイヤを1~2年で履き替えたほうが、はるかに良い走りをもたらしてくれるかと思います。

絶対に抑えておきたいポイント
経年劣化が進んだタイヤを履き続けていると、グリップ力が低下し、スリップ事故につながる可能性もありますので、早めの交換を心がけるのが吉。

未然に防げたようなトラブルで、せっかくの楽しいライドを台無しで終わりたくないですよね~。

愛車のメンテナンスをしっかり行い、気持ちよく走りましょう。

それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。

サラピエ
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本記事はサラピエが執筆しました。

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