こんにちは、サラピエです。
とある6月下旬、しまなみ海道を走ったのですが、その翌日も嬉しいことに梅雨の晴れ間。しばらく曇天だったので、脊髄反射的にノーシンキングで家を飛び出しました。自転車にボトルを差し込んで、ポケットに財布を詰め込んで、もちろんカメラも忘れずに。
前日の走行距離が75kmだったので、「今日も同じぐらい走りたいなぁ」と目的地も決めずウロウロ。気が付いたら鷲羽山(岡山県倉敷市)まで走っていました。

眼下に広がるのは、岡山県と香川県を結ぶ全長12kmの瀬戸大橋。
しまなみ海道の因島大橋が1.3km、来島海峡大橋が4kmなので如何に大きいかがお分かりいただけるかと思います。
まさに比類なき大艦巨砲主義!大きさは正義なり。

33年前の最先端技術を集結し、総工事費1兆1,300億という途方もない金額をかけて完成。
地元民にも意外と知られていませんが、ギネスに「世界最長の鉄道道路併用橋」として認定されています。
それだけでなく、「日本の20世紀遺産」にも選定されており、岡山の主要な観光スポットの1つです。

近くには、瀬戸大橋が一望できる鷲羽山ハイランド。本場の方々のサンバが楽しめる、ちょっと変わったブラジリアンパーク。
私は小さい頃、金髪碧眼の美女たちのサンバを見て、「鬼だぁ~」ってギャン泣きしていたそうです(´;ω;`)

夕日百選にも選ばれている景色。
残念ながらPM2.5が多く、遠方が霞んでしまっています。こういう時は、気管支に違和感を感じるので、自転車に乗るのを控えるのですが、天気に負けました。
「くっ、ころ」

橋のたもとにある田土浦(たづちのうら)公園にやって来ました。
小栗旬さん・星野源さん主演の映画『罪の声』のロケ地でもあり、聖地巡礼している人は・・・・いませんね。
公園内の人は凄く、のんびり出来る静かな場所です。

どないでっか?立派でっしゃろ?
しまなみ海道も素晴らしい場所なんですが、瀬戸大橋も素晴らしいんです。
けど、自転車乗りには、全く知られていないマイナーなスポット。全然ローディーと会いません。なぜなら、自転車で渡れないから!
「くぅ~~、宝の持ち腐れじゃん!」

トラス2層構造は、因島大橋と同じなのですが、こちらはトラス内部に鉄道が走っています。
ゆくゆくは新幹線が通る計画もあるとかないとか。県知事に出馬して、鉄道ではなく自転車整備を進めたいレベル。

全長12kmもあるので、主塔の数も当然ながら多い。

これを自転車で走れたらなぁ~。

暑いので、橋の陰で休憩。

振り返ると納得。ビックリするほどの巨大な積乱雲が。
この夏も「ラピュタ」「竜の巣」って言葉が、何回言われることか・・・。

今日も安定のスタンド持参。撮影用の簡易スタンドを購入するかちょっと迷い中。

ダイナミックジャパン!ダイナミック瀬戸内海!う~ん、本当に良い場所。

この日も、数組の釣り人が楽しんでいました。絵になります。

お昼時になって人が増えてきたので、東にある展望台に向かいます。

海岸線を走ること3km、緩い坂を上って行くよあるのが鷲羽山展望台。
車で来られる方は、ここが目的地になるかと思います。バスも停めれるような大きな駐車場なので、朝昼晩いつもでカモン!

香川までが一望できます。
左手に讃岐富士が見えますし、奥にうっすら影となっているのが、四国山脈。

おっ、ちょうどマリンライナーがトラス内部を走っています。
本州から四国まで列車に乗って移動することができる唯一の手段。輪行ならこれ一択。岡山駅~高松駅の71.8kmを約60分で運行しています。
しかし、発想といい技術力といい、マジやばくね?(凄すぎて語彙低下)

大迫力の田土浦公園とは違い、鷲羽山展望台から見える景色は、全体が一望できます。
「香川県って近いんだなぁ」とも思いますし「12kmの橋って長いんだなぁ」とも思います。
改めて、人工物としての凄さに驚くばかり。

ここからの夕日も素晴らしいの。景色も撮影も堪能できたので帰ります。

いかがでした?児島までジーンズを買いにきたら、瀬戸大橋まで来たくなりませんか?
残念ながら、しまなみ海道のように橋を走る事はできませんし、明石のジェノバラインみたいに海を渡る事も出来ません。
しかし、自転車関係なく観光スポットとして魅力的なので、ぜひ訪れて欲しい場所なんです。
それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。
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