しまなみ海道の距離と所要時間は?自転車やサイクリングの目安

1.しまなみ海道

しまなみ海道をサイクリングしようとした場合に気になるのが、走行距離所要時間

初心者や上級者関係なく、しまなみ海道が初めての場合、

  • 初めて走るけど、ロードバイクで何時間かかるのか?
  • 自転車には興味はない。けどレンタサイクルしてみたい。
  • 日帰りのほうがいいのか?一泊二日がいいのか?
  • 観光やグルメはできるのか?

などは気になりますよね~。

コースをしっかり理解していないと、工程や計画を立てるのにちょっと不安になっちゃいます。

そういう場合は、公式のアナウンスを確認してみましょう。
しまなみ海道の観光情報サイト「しまなみジャパン」によると下記のように記載されています。

引用:しまなみジャパンより

字が小さいので書き起こしてみますね。

尾道~今治の距離70km
早い人4~5時間
体力に自信のある人5~6時間
初心者やゆっくり走って10時間以上

ここで注意したいのは、往復コースではなく、片道コースであること。

上記計算だと平均速度がかなり遅くなりますが、しまなみ海道はアップダウンの多いコースでもあり、山1つ分を登る計算になります。

実際に、レンタサイクルの方は、憔悴しきった顔で坂道を押している姿はよく見かけます。

写真大好きサラピエは、走行時間と同じぐらい撮影に時間をかけてしまうので、早朝出発して夕方到着。折り返し後は暗闇を延々と走るパティーンがほとんど。

ネットで調べてみても、わりと曖昧な情報ばかり。

というわけで、自分で計測してみることにしてみました。

何回も走っているしまなみ海道ですが、コースとして時間を気にするのは初めて。普通に走れば「早朝に尾道を出発して、昼前後に今治到着、その後に折り返して尾道に戻って来る」というイメージ。

なので、観光やグルメを楽しんだら、その分、遅くなっちゃうよね~。

スポンサーリンク

結果:しまなみ海道|尾道~今治までの島ごとの所要時間

走行距離は70km、所要時間は6時間30分

引用:広島観光ナビ

結論から申し上げると、アナウンス通りでした。

平地の巡行速度は20~25km/h平均速度だと15km/hほどになります。

各島ごとの所要時間と累計の経過時間は下記の通り。

ゆっくり走る場合:しまなみ海道の片道は約70km
  • 尾道出発
    尾道駅 または ONOMICHI U2
    05:00 スタート

    しまなみ海道の起点となる場所。渡船で島に渡ります。

  • 1.向島
    05:15(経過時間15分)
  • 2.因島
    05:45(経過時間45分)
  • 3.生口島
    07:00(経過時間120分)
  • 4.大三島
    08:15(経過時間195分)
  • 5.伯方島
    09:45(経過時間285分)
  • 6.大島
    10:15(経過時間315分)
  • 今治到着
    11:30(経過時間330分)
    サンライズ糸山 ゴール

    今治側の起点となる場所。「SHIMANAMI」モニュメントがある。

次に各島までの所要時間の詳細を説明していきます。

どの島でどれくらい過ごすかの参考にしてみてくださいね~。

しまなみ海道サイクリング|距離と時間を計るルール

自転車は入門用のロードバイクを想定

その前に、計測するためのルールと条件を説明します。

「軽量仕様のバイクを用意し、身軽な体で走り、休憩もソコソコにして4時間で走りました!」といっても何の参考にもならないと思ったので、限りなく平均的な状態を再現。

バッグや荷物を含めて自転車の総重量は12kg、さらに体には1.5kgの一眼レフカメラを背負います

これならば、入門用アルミフレームのロードバイク、リュックやバックパックを背負うのと同じ条件になるかと思います。

というより、そんな条件付けをしなくとも、もともとのスタイルがこんな感じでした😂

尾道~今治間70km|計測方法とルール

  • 早朝に出発し、昼に今治到着を想定。
  • 休憩やトイレは30分に1度、必ず行う。
  • 競技ではないので、無理のない速度(20km/h前後)を維持。
  • 詳細な時間経過は省き、15分表記とする。
  • 道中の観光は無し。記録撮影のみ。

しまなみ海道の獲得標高は意外と高い

あと見落としがちな大事なポイント。

大小様々な丘や峠、橋ごとのスロープ、しまなみはコース上の坂が本当に多い

10回ほどの登りで獲得標経は片道でも550mになります。これが恐ろしいことに片道分。

いまいちピンときませんか?一回の登りでビル20階分ぐらいの高さを登り、合計したら東京スカイツリーの展望台よりも高く登るんですよ~。

チリも積もればなんとやら、知らずに序盤からガンガン飛ばすと足が削られてしまうんです(>_<)

初めての方はこの事も覚えておきましょう。

しまなみ海道|尾道~今治間 島ごとの所要時間の詳細

向島(むかいしま)

5:15。

今治までは、75kmと表示されていますが、これはサンライズ糸山を越えて今治駅を目指した場合の表記。

早朝の場合だと、渡船ではなく、一般道の尾道大橋を利用。車幅が狭いので後続車両に気を付けて。

また、道中にハローズ因島店(24時間営業)があるので、水分や補給食はここで購入してもいいかもしれません。

向島は市街地と海岸線がメイン。

TBSマツコの知らない世界で紹介された「マルゴサイダー」や朝6時から営業している「住田製パン所」があるのですが・・・。

「サイクリストの聖地にきた!」というスタート直後の興奮度合いと相まって、多くの方は走り抜けるだけになるかと思います。

①向島と②因島をつなぐ因島大橋

上は高速道路、橋の内部を走行することになります。

橋長1,270mもあり、好きな場所の1つ。景色が1つの収束点に向かっていくのがたまりません。

因島(いんのしま)

5:45。

因島で有名なのは「はっさく屋」、オープンは8時30分から。

ここのは本当に美味しい!

1個194円(税込み)なので、補給食として食べてみて欲しい。

②因島と③生口橋をつなぐ生口橋

生口島(いくちじま)

7:00。

生口島で有名なドルチェ。ここも定番の立ち寄りスポット。

実は肉まんも美味しい。

生口島は観光やグルメスポットが多いので、スタートが遅い場合は、休憩をかねて昼食をとってもいいかもしれません。

西の日光と呼ばれる耕三寺、白の大理石が美しい未来心の丘、タコとレモンの料理の御食事処ちどり、などがあります。

③生口島と④大三島をつなぐ多々羅大橋

大三島(おおみしま)

8:15。

道の駅|多々羅しまなみ公園。

サイクリストの聖地碑があるので、ここも絶対に立ち寄るスポット。

こちらは多々羅大橋建造の記念碑。

サイクリストの記念碑より早く設置されています。

定番の場所も好きですが、このアングルも美しい。

④大三島と⑤伯方島をむすぶ大三島橋

伯方島(はかたじま)

9:45。

6つの島の中で、一番走る距離が短い伯方島。

すぐに通り抜けてしまいますが、道の駅|伯方S・Cパークがあります。

⑤伯方島と⑥大島をむすぶ伯方大島大橋

大島(おおしま)

10:15。

山の中、市街地、丘、峠を走る割と体力のいる大島。

無理のないペースで走りましょう。

橋のたもとには3つめの道の駅|よしうみいきいき館があります。

ここの名物は七輪の海鮮バーベキュー。

⑥大島と今治をむすぶ来島海峡大橋

海上45m、総延長4.1km、まさに「天空」に相応しいサイクリングコースです。

高所恐怖症の人だと苦手な場所かもしれません。

サンライズ糸山に到着

11:30。

今治側の起点となるサイクルステーション

駐車場、宿泊、レストラン、休憩所、トイレ、お土産コーナー、レンタサイクルとなんでも揃っています。

第二駐車場にはゴールの証となるSHIMANAMIオブジェがあります。

これを撮らずして、「しまなみ海道を走った」とは言えないでしょう。

旅行の日程により、色々と選択しはあります。

  • 尾道に折り返す(日帰り)
  • 今治市街地を観光(1泊2日)
  • 松山を目指す(2泊3日)

まとめ:しまなみ海道|距離と時間を測定して感じたこと

走り終わっての率直な感想は「思った以上に時間がかかったな」でした。

ペース的には決して速くないとはいえ、休憩・補給・トイレのみ。

観光や記念撮影はなし。

今回を含め3回計測していますが、再度ゆっくり走って6時間ちょっと速く走り5時間(巡行25km/h、平均18km/h)という結果になっています。

トレーニングやガチめの人ならば、下記を参考にしてください。

今治地方観光協会本気ライダー 尾道〜今治 ひた走り

走行時間:3時間15分、巡行速度:30km/h、平均速度:22km/h。

以上を踏まえて、私がオススメするのは下記の通り。

しまなみ海道を満喫するには1泊2日が必要

1日かけて片道70kmをのんびり走る

これならば余すことなくグルメと観光を堪能できます。当日は今治(または尾道)に宿泊し、夜は近所を観光しましょう。

翌日、復路で戻りながら、前日に行けれなかった場所に立ち寄る。

しまなみ海道って本当に見どころが多いんですよ!

なので「ただ走るだけ」というのは個人的にはもったいない気がします。

初心者やゆっくり走って10時間」というのは、そういう配慮が含まれていると感じましたね~。

特にグループライドの場合は、個人の体力差もありますし、楽しくて時を忘れると思うので、計画にはかなり余裕を持たせましょう。

今回の記事が、良い思い出づくりの参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました