こんにちは、サラピエです。
晩春も真っ盛りで、鮮やかな花々と新緑が芽吹く、気持ちの良い季節ですね。
GWを直前に控え、みなさんのご予定は決まりました?
コロナ感染者が1日で約5,000人、各地でクラスターも発生しているため、私は当初の予定を白紙にしました。(´;ω;`)
それでも、人の居ない場所には走りに行きたいので、色々とメインバイクを弄っております。
今日は、新調したスプロケットのお話。
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カセットスプロケットとは?
製品レビューと交換作業の前に、ちょっと用語の説明をしていきます。
※理解されている方は、読み飛ばしてOKです。
まず、カセットスプロケットとは何か?
ザックリ申し上げると、後輪の中心部にあるギザギザがありますよね?銀色に輝き、ピラミッドのように重ねられているアレ。その全てのパーツを指します。
構成される1枚1枚を”ギア”、ギアの集合体を”カセットスプロケット”と呼びます。
一般的には、省略して”スプロケ”や”スプロケット”と言う事が多いですね。
自転車パーツの進化とともに、スプロケはその段数を増やしてきていて、ロードバイクで普及しているのは11枚。※段or速も同義語
ちなみに、ロードバイクの場合、クランクにも2枚のギザギザがあると思います。あれをチェーンリングと呼びます。
仕様表に記載されている意味は、下記の通りです。
22段 = チェーリング2枚 × スプロケット11枚
ギザギザの数=歯数=T
さて、次は単位。
ギザギザのことをず~っとギザギザと呼称していたら、ギザギザが出過ぎて文面がゲシュタルト崩壊を起こします。(^_^;)
クランク、スプロケの仕様表には数字が表記されています。この数字はギザギザの山の数を指しており、これを”歯数”と言います。
その歯数は【T】という単位で表されるのが一般的。
ですから、ギザギザの数=歯数=Tと覚えてください。28個のギザギザの山=28歯=28Tって感じで。
はぁ~、これでギザギザって単語から解放される。この先、もう絶対ギザギザって言わない!
ギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザ
テコの原理
最後にギアの特性を説明します。
スプロケットを構成するギア11枚の中には、絶対に同じ歯数の物はありません。
それはなぜかと言うとはテコの原理をつかい、ペダルを漕ぐ力を変化させているからです。
- 歯数が少ないほどペダリングが「重い」⇒【早く漕げる=平地向け】
- 歯数が多いほどペダリングが「軽い」⇒【軽く漕げる=ヒルクライム向け】
ですので、1歯違いのギア構成はあっても、同じ歯数のギアが組み合わされることは無意味ですし、絶対にありえません。
今までの話をまとめると、
「大小異なるギアで構成された物をスプロケットと呼び、歯数の変化でペダルの漕ぐ力が変わる」
快適に走るうえでとっても大事なパーツなんです。
さて、共通認識をもっていただけたと思うので、本題に入っていきましょう。
もう1枚、軽いギアが欲しい
私のメインバイクのスプロケの構成は、11速で11-28T構成です。
※11枚のギアがあり、1番小さいギアは11歯、1番大きいギアは28歯という意味。
一般的なギア比で、多くの完成車についているスプロケ構成なんですが、私の脚力からしたら坂道で「もっと軽いギアが欲しい!」という場面がでてくるんですよ~。
ゼェゼェと息を吐き、ダンシングを交えながら坂を上っていく。座って漕いでも、立って漕いでも辛い。めちゃくちゃ足に乳酸が溜まっているのが分かる。
そして、理解はしている、一番軽いギアだと。それでも試さずにはいられない。右手のシフターを操作してみる。
カッ・・・・(カチッまで動かず途中で止まる状態)
だぁー!やっぱりーー!1番軽かったかぁー!(T_T)
そして、諦めて足をつく・・・。
「坂に負けたのではない、水分補給のためだ。」みたいな顔をしながらボトルの水をゴクゴク飲むわけなんですよ。
そして、思う事は、「もう1枚、軽いギアがあればなぁ・・・・。」
ULTEGRA スプロケット(CS-R8000)11-30T
そこで登場するのがコイツ。
【CS-R8000 ギアユニット 11-30T用 Y1WG98050】4,364円
現在、私のメインバイクはGIANTのTCRadvancedモデル。
2013年式とフレームは古いですが、コンポーネントは現行のULTEGRA(アルテグラ)に全て換装済み。 ※ULTEGRA(アルテグラ)はグレードの名前。
セットで購入したので選ぶ余地がなく強制的に11-28Tで組みました。けど、ロングライドをしているとやっぱり30Tが欲しいが場面が出てくるのです。
本来ならばCS-R8000(11-30T)を購入しなければならないのですが、お値段は7,400円。
いくら自転車への金銭感覚がマヒしてきていても、最後の1枚欲しさに、同じような商品を買うのも嫌だとずっと悩んでおりました。
このギアユニットの何が良いかと言うと、大きい歯数の9~11枚めの3枚だけを交換すれば、目的を達成できるわけです。
差額は3,100円。これを高いとみるか安いとみるかは、個人差があると思いますが。
ギア構成
1~8枚までのギア構成は全く同じ。9~11枚目が違います。2T違うだけで、1周り大きいギアになってますね。
左(旧):11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28T
右(新):11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30T
今まで11枚目の28Tで登っていた坂は、10枚目の27Tで登り、もうダメというときに最後の砦の11枚目30Tを使用って感じかな。
ちゃんとギアにも刻印があるので、間違えることはありません。
小さい赤丸で囲っている”11S”は11速という意味。
重量差は25g
左(旧)の23-25-28Tが110g
右(新)の24-27-30Tが135g
重量差は、25gとなり、11-30Tの合計重量は269gとなりました。
恩恵を考えるならば、このぐらいの重量増は問題なし。
まとめ
このギアユニットを導入すれば、まるまるスプロケットを購入せずに、9~11枚目の構成だけを変更できる。
つまり、無駄が少なく、出費が少ない!はず・・・。
- 11-30Tのスプロケットを購入する必要がない。
- 軽いギアを1枚追加できるため、ロングライドの坂やヒルクライムで走りやすくなる。
- 4,364円の出費が必要。
- 25gの重量増。
- 今回説明を省いたのですが、ワイドレシオになるため、ギアのショック差が大きい。
次回は、スプロケット交換の様子をお伝えします。
それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。
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