【ロードバイクのスプロケットを交換】自転車の後輪からギヤを外す方法

メンテナンス

今回は、前回購入したスプロケットの取り付けを行っていきます。

こういう作業って、メンテナンスやパーツ交換をしたことがない初心者にとっては、ハードルが高いように思われがちです。

プロがセッティングしたものを触りたくない」とか「変にイジったら壊れる」って思っちゃいますよね・・・。

私もそう思っていた時期がありますが、自転車って人力で動かす物です。だから車やオートバイに比べて構造的にシンプルな場合が多く、総じて作業もシンプルで簡単になります。

スプロケットの交換もそのうちの1つ!

今日の作業でやる事は、こんだけ。

  1. 専用用具でスプロケットを固定して、緩めて取り外す。
  2. スプロケ交換後は、専用工具で締めて固定。

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作業を始める前の心得

ただ、いくら簡単といっても必ず守ってほしい条件はあります。

  1. 自転車の専用工具を用意
  2. 作業の順番

昔に比べて工具は安くなってきていますし、Amazonでも色々と売られているので入手性は問題ないはず。

作業の順番については、それぞれ意味があって順序があります。横着せずに必ず守ってください。

安全にメンテナンスして、安全に走れるようにしましょう!

自転車のスプロケ交換に必要な工具

左:スプロケットリムーバー ⇒①工具

右:フリーホイールリムーバー ⇒②工具

まずは、この2本を用意してください。

2本セットで約1,500円なり。ショップにスプロケットの交換を依頼した場合の料金と同程度。つまり1回使えば元が取れるのです。2回目からは得しかしていません、ええんかぁ~。

あと、耳慣れない単語を言われても混乱すると思うので、
この記事ではチェーンがついてる方を工具①凸ってる方を工具②と表記していきます。

武士で言うところの刀、ガンプラで言うところのニッパー、
とにかく、これがなければ、話が前にすすまんのです。

アーユーレディ?

スプロケット交換のためだけに特化した工具。他に使い道はありません。

しかし、出番はまぁまぁ多い。そんな専門性の高いヤツら。

スプロケット(ギヤ)の取り外し方

ホイール(後輪)の外し方は別記事で詳しく解説しています。

コツやポイントも記載していますので、参考にしてみてください。

スプロケットリムーバーをはめる

工具①のチェーンをスプロケットの大きいギアに引っかける。

9~11枚目ならどこでもいいですが、私は10枚目を使うことが多いです。

  • チェーンの長い部分が、必ず上側に来るよう引っかける。
  • 工具の持ち手が、3時の位置になるようセット。

フリーホイールリムーバーを差し込む

スプロケットのトップにあるブルーのふたの様な物がありますよね?

これをロックリングと呼びます。

このロックリングに工具②の凸部分を差し込み、溝を合わせます。

  • 溝は奥までしっかり差し込む。ここが甘いとロックリングをなめます。
  • 工具の持ち手が、9時の位置になるようセット。

スプロケットを緩める

工具の取付位置が、180度の位置関係になっていることを確認します。

実際の作業の目線

ホイールを自分の両足に立てかけ、スプロケットは外側、そして、工具は左右の位置。

工具①左手 ⇒ 固定して動かさない

工具②右手 ⇒ 体重を乗せて、下に押し込む。

そうすると、ロックリングが緩むので、スプロケットを外せるようになります。

有名バスケ漫画にも「左手は添えるだけ」という名言があります、ソレと同じ。

スプロケットの交換|アルテグラのCS-R8000

ギアがバラバラになるので、慣れないうちは順番に並べたほうが無難です。

しかし、順不同になったとしても、ご安心を。

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世界のシマノ様には、足を向けて寝られません。( ˘ω˘)スヤァ

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  1. 画像の赤丸の細い溝にスプロケットを合わせる。
    ⇒もし、はめ込めない場合は、裏表が逆になっている。
  2. 取り付け後、横から見てスプロケットが山なりになっているか確認。
    ⇒凸凹していたらギアの取付順序を間違っている。

後は、ロックリングを締めていくだけ。

ここまできたら、ほぼ作業は終わっています。

フリーホイールリムーバーで締める

ここでは、工具だけしか使用しません。時計周りに締めていきましょう。

実際の作業の目線

ある程度締まってきたら、最後に力をかけてシッカリと締め込んでいきます。

工具②左手に持って、肩と肘は固定して腕を一本の棒のように見立てる。そのままゆっくりと体重をかけて下に押していくイメージを持ってください。

よく”締め付けトルクは30~50m/N”と説明されていますが、なんのこっちゃ?

目安としてはガリガリ、ガクッガクッという感触になるぐらいまで締ればOK。

お疲れ様でした!

これでスプロケットの交換は終わりです。

理解さえすれば、凄く簡単な作業だと思いませんか?これをショップに任せるなんてもったいない!

リアディレイラー(ガイドプーリー)の調整

スプロケット交換した場合、必ずセットで行って欲しい作業があります。

私の場合、ギアを28T⇒30Tに変更しました。前回の記事でも分かるようるに、最大ギアが1まわり大きくなっていましたよね?

だからリアディレイラー(正確にはガイドプーリー)の上下の位置を少しだけ調整する必要がでてきます。

これもめちゃ簡単。

調整用のチェーン位置にする。
⇒フロントはアウター(最大歯)、リアはローギア(最大歯)にします。

画像でチェーンの向きを下向きに変更している車輪があります。

ガイドプーリーと言うのですが、これを下に動かして、スプロケットとチェーンの隙間を調整したいのです。

今のままですと、ギリギリの位置。変速した時に歯詰まりを起こして、うまくローギアに入りません。

エンドアジャストボルトの調整

そのガイドプーリーを調整してくれるのが、赤丸のエンドアジャストボルト

これ以外は絶対に触らないでください!

これを時計周りに締めこんでいくと、

スプロケットとチェーンとの隙間が広がったと思います。

ただ、これはわかりやすく説明するために余分に広げています。

この状態だと、隙間が広がりすぎて歯詰まりは起こしませんが、変速でちょっとモタつく感じ。

私のロードバイクですと、このぐらいの位置になりました。クランクを逆回転してもゴロゴロしませんし、変速も綺麗に決まります。

これで、走りに行ける状態になりました。٩(ˊᗜˋ*)و

まとめ

いかがだったでしょうか?

必要な工具を理解し、適切な手順を守れば、簡単に自転車のパーツは交換することが出来ます。

今回の作業を覚えれば、ヒルクライム用や平地用など複数のスプロケットを気軽に入れ替えれるようになります。

これだけにしか使えない専用工具を購入するというハードルはありますが、ぜひチャレンジしてみてください。

自身で手を加えた愛車には、より一層の愛着が湧くようになりますよ~。

それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。

サラピエ
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