【レビュー】スプロケット アルテグラCS-R8000(11-30T)に交換 「軽いギアが欲しい」

サイクルパーツ

こんにちは、サラピエです。
晩春も真っ盛りで、鮮やかな花々と新緑が芽吹く、気持ちの良い季節ですね。

GWを直前に控え、みなさんのご予定は決まりました?

コロナ感染者が1日で約5,000人、各地でクラスターも発生しているため、私は当初の予定を白紙にしました。(´;ω;`)

それでも、人の居ない場所には走りに行きたいので、色々とメインバイクを弄っております。

今日は、新調したスプロケットのお話。

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カセットスプロケットとは?

製品レビューと交換作業の前に、ちょっと用語の説明をしていきます。

※理解されているかたは、読み飛ばしてOKです。


まず、カセットスプロケットとは何か?

ザックリ申し上げると、後輪の中心部にあるギザギザがありますよね?銀色に輝き、ピラミッドのように重ねられているアレ。その全てのパーツを指します。

構成される1枚1枚を”ギア”、ギアの集合体を”カセットスプロケット”と呼びます。

一般的には、省略してスプロケ”や”スプロケットと言う事が多いですね。

自転車パーツの進化とともに、スプロケはその段数を増やしてきていて、ロードバイクで普及しているのは11枚。※段or速も同義語

ちなみに、ロードバイクの場合、クランクにも2枚のギザギザがあると思います。あれをチェーンリングと呼びます。

仕様表に記載されている意味は、下記の通りです。
22段 = チェーリング2枚 × スプロケット11枚

ギザギザの数=歯数=T

さて、次は単位

ギザギザのことをず~っとギザギザと呼称していたら、ギザギザが出過ぎて文面がゲシュタルト崩壊を起こします。(^_^;)

クランク、スプロケの仕様表には数字が表記されています。この数字はギザギザの山の数を指しており、これを”歯数”と言います。

その歯数は【T】という単位で表されるのが一般的。

ですから、ギザギザの数=歯数=Tと覚えてください。28個のギザギザの山=28歯=28Tって感じで。

はぁ~、これでギザギザって単語から解放される。この先、もう絶対ギザギザって言わない!

ギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザ

テコの原理

最後にギアの特性を説明します。

スプロケットを構成するギア11枚の中には、絶対に同じ歯数の物はありません。

それはなぜかと言うとはテコの原理をつかい、ペダルを漕ぐ力を変化させているからです。

  1. 歯数が少ないほどペダリングが「重い」⇒【早く漕げる=平地向け
  2. 歯数が多いほどペダリングが「軽い」⇒【軽く漕げる=ヒルクライム向け

ですので、1歯違いのギア構成はあっても、同じ歯数のギアが組み合わされることは無意味ですし、絶対にありえません。

今までの話をまとめると、

「大小異なるギアで構成された物をスプロケットと呼び、歯数の変化でペダルの漕ぐ力が変わる」

快適に走るうえでとっても大事なパーツなんです。

さて、共通認識をもっていただけたと思うので、本題に入っていきましょう。

もう1枚、軽いギアが欲しい

私のメインバイクのスプロケの構成は、11速11-28T構成です。

※11枚のギアがあり、1番小さいギアは11歯、1番大きいギアは28歯という意味。

一般的なギア比で、多くの完成車についているスプロケ構成なんですが、私の脚力からしたら坂道で「もっと軽いギアが欲しい!」という場面がでてくるんですよ~。

ゼェゼェと息を吐き、ダンシングを交えながら坂を上っていく。座って漕いでも、立って漕いでも辛い。めちゃくちゃ足に乳酸が溜まっているのが分かる。

そして、理解はしている、一番軽いギアだと。それでも試さずにはいられない。右手のシフターを操作してみる。

カッ・・・・(カチッまで動かず途中で止まる状態)

だぁー!やっぱりーー!1番軽かったかぁー!(T_T)

そして、諦めて足をつく・・・。

「坂に負けたのではない、水分補給のためだ。」みたいな顔をしながらボトルの水をゴクゴク飲むわけなんですよ。

そして、思う事は、「もう1枚、軽いギアがあればなぁ・・・・。

ULTEGRA スプロケット(CS-R8000)11-30T

そこで登場するのがコイツ。
【CS-R8000 ギアユニット 11-30T用 Y1WG98050】4,364円

現在、私のメインバイクはGIANTのTCRadvancedモデル。

2013年式とフレームは古いですが、コンポーネントは現行のULTEGRA(アルテグラ)に全て換装済み。 ※ULTEGRA(アルテグラ)はグレードの名前。

セットで購入したので選ぶ余地がなく強制的に11-28Tで組みました。けど、ロングライドをしているとやっぱり30Tが欲しいが場面が出てくるのです。

本来ならばCS-R8000(11-30T)を購入しなければならないのですが、お値段は7,400円。

いくら自転車への金銭感覚がマヒしてきていても、最後の1枚欲しさに、同じような商品を買うのも嫌だとずっと悩んでおりました。

このギアユニットの何が良いかと言うと、大きい歯数の9~11枚めの3枚だけを交換すれば、目的を達成できるわけです。

差額は3,100円。これを高いとみるか安いとみるかは、個人差があると思いますが。

ギア構成

1~8枚までのギア構成は全く同じ。9~11枚目が違います。2T違うだけで、1周り大きいギアになってますね。

左(旧):11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28T 

右(新):11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30T

今まで11枚目の28Tで登っていた坂は、10枚目の27Tで登り、もうダメというときに最後の砦の11枚目30Tを使用って感じかな。

ちゃんとギアにも刻印があるので、間違えることはありません。

小さい赤丸で囲っている”11S”は11速という意味。

重量差は25g

左(旧)の23-25-28Tが110g

右(新)の24-27-30Tが135g

重量差は、25gとなり、11-30Tの合計重量は269gとなりました。

恩恵を考えるならば、このぐらいの重量増は問題なし。

まとめ

このギアユニットを導入すれば、まるまるスプロケットを購入せずに、9~11枚目の構成だけを変更できる。

つまり、無駄が少なく、出費が少ない!はず・・・。

  • 11-30Tのスプロケットを購入する必要がない。
  • 軽いギアを1枚追加できるため、ロングライドの坂やヒルクライムで走りやすくなる。
  • 4,364円の出費が必要。
  • 25gの重量増。
  • 今回説明を省いたのですが、ワイドレシオになるため、ギアのショック差が大きい。

次回は、スプロケット交換の様子をお伝えします。

それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。

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