みなさん、一番初めに購入した自転車グッズやウェアって覚えてます?
私はパールイズミのサイクルインナーパンツ!!
片道20kmの自転車通学を始めた時に、お尻の痛みに悩まされて購入した記念すべき1品です。いや~、まさかここからロードバイクにどっぷりとハマるとは思いませんでした。
季節は春、新生活で自転車通勤や自転車通学を始める方も多いでしょう。今回はそんな人向けに、サイクルインナーパンツをご紹介します。
自転車に乗るなら必須!サイクルパンツとは?
股にパッドの付いた専用サイクルウェア
サイクルパンツは自転車(ロードバイク・クロスバイク・MTBなど)に乗る方向けに作られている専用のウェアです。股間部分にパッドが取り付けられており、長時間走ってもお尻まわりが痛くならないのが大きな特徴。
タオルを股に挟んだスパッツを想像してもらうと分かりやすいかも。
パッドでお尻の痛みを軽減するのが目的ですが、他にも、ペダリングがしやすい伸縮性や空気抵抗の少なさ、蒸れにくい素材など、快適に走れるよう設計されています。
プロの自転車選手もみんな使っているんですよ~。
街乗り向けにオススメなサイクルインナーパンツ
ただ、そういう物があると分かったとしても、自転車を始めた大部分の人が感じる「ピチピチ恥ずかしい問題」。
空気抵抗を少なくするために体にフィットしたデザインなんですが、恥ずかしいものは恥ずかしい!
初心者やビギナーが楽しみながら自転車に乗るためには、羞恥心を感じないことも重要です。
そういう方にはインナータイプのサイクルパンツがおすすめ。
下着のように普段着の下に履けるので、サイクルパンツのピチピチとした見た目が気になるということがありません。
見た目が変わらないので、自転車通勤や街乗りにも抵抗なく使用することができます。
本格的に自転車の乗るようになっても活躍するアイテムなので、一枚は持っておいても損はないでしょう。
パールイズミのサイクルインナーパンツ(レーパン)
最初の1枚で購入するならば、絶対に定番のパールイズミから選んでください。国内メーカーで、品質が良く、耐久性もあります。
昔、Amazonで安い中華メーカーのサイクルパンツを購入したときなんかパッド自体がズレていて、使い物になりませんでしたから。
ちょっと注意して欲しいのが、パッドが無いモデルなんてのも存在します。これは普通の下着と変わりません。サイクルパンツの中に履くが目的のショーツ。
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パッドの形状や厚さは、目的によって異なる
自転車の乗り方は人によって、千差万別。
速さを追求する人、長時間乗る人、目的手段の人、「乗る人の目的」によってパッドの形状や厚さも異なってきます。
国内メーカーの最大手、パールイズミからは5種類のラインナップが用意されているので、自分に合うものを探しましょう。
写真の一番左から、下記のような特徴を持っています。
パッド名 | パッドの特徴 |
---|---|
3D-neoプラス | レース向け、薄いためペダリングしやすい、高価(現行は3D-X) |
3D-R | 現在のスタンダード、多くのモデルに搭載、耐久性が低い |
3D-NEO(旧) | 一世代前のスタンダード、一部のモデルに採用、現行より高品質 |
3D-MEGA | 100kmを超すロングライド向け、(現行は3D-MEGA2) |
3D-E | 街乗り・通勤・通学用向け、薄く安価(現行は3D-CT) |
個人的には、万能型の「3D-R」、ロングライド向けの「3D-MEGA2」がオススメです。
レーパンの良さに気が付いたら、ついついハイエンドモデルのレーパンが欲しくなりますが、3D-neoプラス(3D-X)は万人にはオススメできません。荷重の分散が出来る上級者向け。
万能なパッド|3D-R メッシュインナーパンツをレビュー
ロングライド、通勤、通学にも使える、オールラウンドのインナーパンツです。
3D-Rパッドはパールイズミが戦略モデルとして捉えているので多くのモデルに搭載されています。
お尻の痛みを解消するオールラウンドなクッション性能
【長期使用のインプレ】
50~100kmの中距離を走る人向け
- パッドの厚さは:普通
- お尻へのフィット感:良い
- お尻の違和感:無し
- 乗車時のサドル高:変化なし
- パッド表面の耐久性:低い
パッドの厚さは、薄い部分で2mm、最大で10mm。
スポンジは弾力があり、3層構造になっているため大きな段差がありません。
そのため、パッドに一体感がありお尻の凸凹にぴったりフィットしてくれます。
ただし、耐久性に難あり。写真を見てもらうとわかりますが、ちょっと毛羽立ってますよね。洗濯ネットに入れて5回洗濯しただけでご覧のあり様。それ以外は大きな問題はありません。
パンツ全体は通気性の良いメッシュ生地
下着部分メッシュ生地になっており、肌をドライに保ってくれるので快適。
ちょどうどアームカバーやレッグカバーと同じような生地です。
旧モデルに比べてシームレス裁縫で生地は切りっぱなし。また股下が極端に短くなっています。
人によっては食い込むような場合もあるので試着推奨。
旧モデルの3D-neoと比較してみて
ネットやレビューでは、「3D-Rの方が良い!」と好評なのですが、私は3D-neoの方が好み。
まず、パッド表面の耐久性はコチラのほうが断然高いです。数年使っていてもご覧のように毛羽立ったりしていません。
次に汗をかいた後のクッション性もコチラのほうが良いように思います。3D-Rは汗を吸い込んだら、ペシャンと潰れて、パッドの役割を感じない事がチラホラ。なので私はモデルチェンジのときに、旧モデルを買い込んでストックしております。
まぁ、このように感じ方は千差万別なので、可能ならば試着をしたほうが失敗は少なくなると思います。
極薄のパッド|3D-CT メッシュインナーパンツをレビュー
街乗り・通勤・通学に特化したサイクルインナーパンツ。
「現行モデルは3D-CT、1世代前が3D-E、2世代前がCパッド」形状や色は変わっていますが、全作共通しているのは、そのパッドの薄さ。
初めてでも違和感が少ないため、初心者やビギナー向け。たまに「鉄のお尻」を持つ超上級者が、使用していたりもします。
薄手パッドなので柔らかな履き心地のクッション性能
【長期使用のインプレ】
50km以内の短距離を走る人向け
- パッドの厚さは:非常に薄い
- お尻へのフィット感:最高に良い
- お尻の違和感:無し
- 乗車時のサドル高:変化なし
- パッド表面の耐久性:普通
パッドの厚さは、全面に渡って4mm程度。
スポンジはフカフカしており、あまり弾力を感じません。
クッション性は薄いものの、スリムなので、お尻の違和感やモコモコ感は感じにくく、歩行も快適そのもの。
自転車から降りて過ごす時間が長い人にオススメ。
パンツ全体はメッシュ生地
こちらも同じく肌をドライに保つメッシュ生地。
自転車に乗る以外にも、長く履いていて違和感がないように設計されているので、日常的に使いに最適。
自転車以外の動きも妨げないように考えられているので、サラピエが学生の時はこれを1日履いて講義を受けてました。
極厚のパッド|3D-MEGAⅡ メッシュインナーパンツをレビュー
一言で表現するならロングライド用のパッド付きインナーパンツ。
100km以上を走りたいという人はこれを選ぶといいでしょう。お尻の痛みからは解放されると思います。
優れたクッションの極厚パッドを採用
【長期使用のインプレ】
100km以上の長距離を走る人向け
- パッドの厚さは:非常に厚い
- お尻へのフィット感:思ったより良い
- お尻の違和感:モコモコ
- 乗車時のサドル高:若干変わる
- パッド表面の耐久性:普通
パッドの厚さは、一番高い場所で20mmほど。
万能パッドの「3D-R」と比較しても2枚分の厚さがあります。弾力性もシッカリとあり、長時間乗ってもヘタリません。
サドルがソファや座布団のように感じるぐらい極厚。パッド付きのインナーやレーパンをちょうど2枚履きしてるような感じになります。
メリットにもデメリットにもなる厚さ!歩行には向かない
自転車に特化したパッドですので、歩行や日常生活には向きません。
パッドに慣れているサイクリストでさえ、お股に違和感が・・・。一般の人が見たら「あの人、トイレが間に合わなったのか」と思われてしまうかも😂
しかし、立体構造をしているため、厚さはあるものの、お尻にはしっかりフィットしてくれます。重たい荷物を背負ったりできるので、ブルベや自転車旅にも使えそうです。
まとめ「目的にあったパッドの厚さを選ぼう」
今回はサイクルパンツの中でも、街乗りや通勤・通学向けのサイクルインナーパンツをご紹介しました。
目的によって採用されているパッドの形状や厚さが異なることをご理解いただけたでしょうか?
まずは自分が自転車に「どのくらいの距離を乗るのか?どのくらいの時間乗るのか?」を考えてみてください。
そうすれば自ずと購入するモデルは絞られてくると思いますので。
私?
私は約1.5kgのカメラをタスキ掛けして自転車に乗るので、3D-MEGA2が好みですね~。
それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。
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