【亀老山展望公園】しまなみ海道の絶景スポット「自転車で4kmのヒルクライム」

1.しまなみ海道

こんにちは、サラピエです。

とある年の1月中旬、知人としまなみ海道を走る計画を立てました。俗に言う初ライドというヤツですね。毎年この時期は、寒さのピーク。温かい部屋から一大決心しないと自転車に乗れないんです、私。

当日は、午前3時起床。

まだ草木もグースカピースカ眠る丑三つ時。普段ならこんな時間に目は覚めませんが、ライド前となると話は別。よく寝れたというより、ワクワクしてなれなかったというのが正しい表現になりますが(^_^;)

自身と自転車の用意を済まし、4時には自宅を出発。車で知人をピックアップしに行きます。

しまなみ海道の起点となる尾道までは、高速道路。この時間帯はさすがに交通量が少なく走り易い。コンビニで朝食とドリンクを購入し、他愛もない会話をしならが目的地までドライブです。

目的地に近づき、時刻は5時を回ってきた頃、少し異変を感じます。

なんか雪が舞ってる・・・・。社外の気温を示す計器は、-5℃の表示・・・。

というわけで、急遽、予定を変更してやってきたのが、大島(今治市)にある亀老山展望公園

吹雪いて寒い中「わざわざ走りたくない」「でも予定中止にしたくない」という背反する気持ちで、本来の目的地までワープしてきました。

亀老山展望公園は瀬戸内海国立公園に指定されており、瀬戸内海の多島美を一望できる素晴らしい場所です。大島の南端に位置し、標高は307.8m。

しまなみ海道のコースにある側道から4kmのヒルクライム、頂上には駐車場・トイレ・売店・展望台があります。

展望台への入り口に大きな階段があり、自転車を担いで上がっていきます。多くの自転車乗りが行う行為ですが、休日や人の多い時間帯では避けた方が無難。冬の早朝で人は居ませんが、普段は人気スポットです。

隈研吾(くまけんご)氏の設計として知られるパノラマ展望台ブリッジ

あれ?・・・隈さんの名前どっかで、聞き覚えがある・・・。

あー!

蒜山に行ったときに、知った名前だぁーー!オリンピックの国立競技場や「風の葉」を設計した人ね。

世界や日本各地に建築物があることは理解していましたが、まさかココにも彼の手掛けた作品があるとは思いませんでしたぁ~。

展望台のイメージは「多次元的な階段とコンクリート」って感じ。

クルッと迂回するような形で、登っていくので写真映えします♪

写真の左下見てもらえます?ウッドデッキの白い部分。

これ塗装が剥がれているんじゃなく、雪が降った証拠。

標高が300mあり、風よけがないので刺すような寒さの風。防寒していても体の芯が冷えます。

このとき、私のロードバイクにはスタンドが付いていませんでした。

走りの邪魔になるので、頑なに導入を渋っていましたが、やっぱり自転車の撮影をするときには便利。超絶に便利!

私が現在使用しているスタンドは、カーボンバイク用のクイックタイプ。取り外しが簡単なので、初めて行く場所には必ず装着するように・・・。

もう壁に立てかけるだけじゃ、満足できない体とカメラになってしまいました。

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展望台の一番高い場所。

この反対側に視線をむけると今治方面と来島海峡大橋が一望できるのですが、まだ薄暗く撮影のタイミングではありません。

なので各々の自転車の撮影会を開始。

せっかく来たので撮影しまくるのですが、どうもテンションが上がらない。空に垂れこめる雲は厚く、光量が絶対的に足らないの。

半ば諦めムード。

既に1時間ほど経過しているので、そろそろ引き上げようと思った、その時!

ありがたいことに、太陽がその姿を現してくれました~。

思わず「おぉ~」と声が漏れます・・・。

体を冷やす強風ですが、人間だけでなく雲も吹き飛ばしてくれました。

飛行船のような速度で、雲が西から東に流れていきます。

「うひょー!」ここからは二人のボーナスタイム。

一心不乱に!無言で!お互いの愛車をカメラに収めていきます。

パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ♫

一眼レフのシャッター音が、展望台に響く。

さらに1時間経過。

雲の合間を待って、撮影と待機の繰り返し。

毎日、太陽は拝んでいますし、初日の出も見に行きました。

しかし、今回の太陽は格別に美しく神々しかったです。曇天で、垂れこめる雲が良い演出になってくれました。

写真の題名は「真・初日の出」「初日の出・改」とする!

時刻は、9時30分。訪問から約3時間。

あたりはスッカリと明るくなってしまいました。満を持して登場したのがコチラの風景。自転車乗りの皆さんが、写真撮影するスポットでもあります。

眼下に見えるのは、世界初三連吊橋「来島海峡大橋日本三大急潮のひとつ「来島海峡の潮流

徳島の渦潮には負けますが、古来には急流のため航海が困難であったり、海難事故が多かった場所でもあるんです。そこで潮の流れを理解し、瀬戸内海の覇権を握っていたのが村上海賊(水軍)。大島には村上海賊ミュージアムがあるので、時間があるかたはぜひ寄ってみてください。

あと、海ばっかりがフォーカスされますが、晴天時には四国山脈や西日本最高峰「石鎚山」も見えるんですよ~。

朝日夕日は運要素が強いですが、この風景は天候がよければいつでも間違いなく見れる物。

本州スタートをした場合、50kmほど走った後に4kmのヒルクラムをしなけらばなりませんが、このために上ってくる価値はある!

時間が許すならば、今治に1泊。初日の夕方や、2日目の早朝に上るというプランもアリだと思います。

気温は氷点下。太陽が上がってきていても、一桁の前半。

綺麗な景色に時間を忘れて、4時間近くも撮影会をしていました。同じ趣味・同じ考えを持つ者どうしだから、出来る事ですね~。

体も芯からスッカリと冷えてしまい、鼻水が出る・指先は震える・耳はジンジンするで満身創痍。

これ、もう風邪引く一歩手前だわ~。

といわけで、車に戻って暖房全開。

帰るにはまだ早い時間帯ですし、体も冷え冷えなので、この後は車で松山まで足を伸ばし、道後温泉と松山グルメを堪能することに。

天候のせいで、当初の予定から大幅に計画が狂ってしまいましたが、結果オーライ。

綺麗な景色を堪能できたので、良しとしましょう。

それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。

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