しまなみ海道に浮かぶ3つめの島、生口島。
広島県尾道市に位置しレモンの栽培が有名です。
今回は生口島を自転車でサイクリングするためのモデルコースとして、観光とグルメをご案内します。
ロードバイクやレンタサイクルで、しまなみ海道を走るときの参考にしてみてください。
▼1つ前の島の様子はこちら▼
生口島はしまなみ海道3つめの島
国産レモンの発祥地!瀬戸田のエコレモン
本土から数えて3島めとなる生口島は、温暖な気候を生かし柑橘類の栽培が盛んです。
中でもレモンの国内生産量は日本1位!全国の3割が生口島産となります。
「瀬戸田レモン」としてブランド化もされているので、多くの場所でのレモン推しが凄い!
観光でもグルメでもレモンを楽しみましょう。
初心者も走りやすい平坦な14km
生口島のサイクリングコースは14km。東から西にかけて北側をグルっと半周します。
出発地点となる生口橋から多々羅大橋までは、大きな分岐やアップダウンもなく非常に走りやすいコースとなっています。
観光・グルメ・走り易さの総合力は、6島の中で1番だと思いますので、初心者が短距離をレンタサイクルで走りたい場合は生口島がオススメ。
観光・グルメのスポットがたくさん
魅力ある場所は他にもありますが、サイクリスト向けに限定するなら、コース沿いにあるドルチェ、しおまち商店のコロッケ、サンセットビーチなどが候補になります。
やっぱりロードバイクから長時間は離れたくありませんし、目を離したくないですよね~。
生口島に上陸!サイクリングスタート
島をグルっと1周する広島県道81号線
生口橋を下ってきて一般道と合流。
生口島循環線である広島県道81号線を走ることになります。
それでは島の北側を東から西に移動するぞ~。
瀬戸田の手造りジェラート「ドルチェ」
瀬戸内の風を受けながら、海岸線を走ること4km。左手にヨーロッパ調の建物が見えてきました。
手造りジェラートが有名なドルチェ。サッパリとした味わいで一般観光客にもサイクリストにも人気です。
初めてならレモン味か塩味を食べてみましょう。実は肉まんも美味しいんです。
市街地に向けて県道81号線を西へ
ドルチェから真西に県道を進みます。
大きな道で、紛らわしい分岐もないので、何も考えずに直進~♪直進~♪
距離にして約2.5km。ゆっくり走って8分ほどで生口島の市街地に到着。
コンビニ、スーパー、観光、グルメが集まったエリア。
休憩・補給・食事はこの辺りで済ますのがいいかと。
しばらく進むと左手にレモンケーキで有名なお店「島ごころ」もあります。
瀬戸田町の観光案内所
市街地を直進していくと道路を挟んだ右手に観光案内所があります。
人ほどの大きさがあるレモンが3つなので見逃すことは・・・結構あります😅左カーブの右手にあるので、目線が外れてしまうんですよね~。
観光で迷ったら、とりあえずココに来ましょう。10ヶ所あるレンタサイクルの1つでもあります。
各種パンフレットや無料マガジンの瀬戸マーレ(割引クーポン付き)が入手可能。
レモン色の郵便ポスト
昔懐かしい形をした郵便ポスト。レモンをイメージした黄色なんです!
ブルーラインから数十メートル離れた場所にありますが、撮影しなきゃダメでしょ~。
確か他の場所にも黄色い小型の郵便ポストがあります。
場所はドルチェ耕三寺前店を目指してください。
隣の個人商店との間に黄色のポストがあります。
ちなみに、本店がめちゃくちゃ混雑していても、ここは人が少なくて割と穴場。
耕三寺と未来心の丘
色鮮やかなお寺ミュージアム。サイクリストにオススメするかはどうかは非常に悩むところ。
見物時間は1時間ほど。愛車から離れることを考えると、判断が難しいですよね~。
入場料1,400円が必要ですが、豪華絢爛さに圧倒される場所には間違いないんです・・・。
「高級なロードバイクに乗っている」「日帰り往復」などの場合は泣く泣く断念かなぁ~。
一般観光や寺社仏閣好きは絶対にオススメできる場所ではあります!!
耕三寺内にある未来心の丘。
一面、大理石の白い世界は青空と相性バツグン。SNSでも超人気です。
耕三寺の「和」と未来心の丘の「洋」が2度楽しめる場所。
しおまち商店街
黄色いポストや耕三寺から数十メートル西に進むと商店街があります。
ブルーラインに並走する形になるので、ここを走り抜けて行きましょう。
通りには島民に親しまれるコロッケや、ローストチキンがあります。
出発して30km走っているので、そろそろ小腹が空いてきてもおかしくないタイミング。
ちょっとオヤツしようぜ~!
観光客向けの宿泊施設やお風呂もあります。
1泊2日の予定の場合は、生口島や次の大三島で宿泊すると計画を立てやすいかも。
こちらは、新しくできたお洒落なカフェ。
ピチピチで汗だくのサイクルウェアを着たままお洒落空間に入店すると窒息してしまうので、私はいつも外から眺めるだけ💦
瀬戸田港
瀬戸田港は本州の三原港と高速艇が行き来する港。
住民の足となる場所なので観光地ではないけど、風情があるので好きな場所の1つ。
奥の黄色い橋、見えます?
高根橋というんですが、橋という構造物までレモン色!
県道81号線を南下
瀬戸田港からブルーラインに合流し、島を南下していきます。
ヤシの木が植樹されていて南国気分。
走っていて島で一番気持ちの良い区間✨
砂浜に海を見つめるお地蔵さんがあったりします。
海の安全を祈願するためなんでしょうかね~。
瀬戸田サンセットビーチ
81号線を南下していくと右手に見える瀬戸田サンセットビーチ。
瀬戸内海の夕日を満喫できる海水浴場ですが、レストラン、シャワー、キャンプ場、バーベキュー、シーカヤックなどの設備が充実しています。
レンタサイクルターミナルも設置されていますので、しまなみ海道の中間地点として南北に動きやすい立地。
砂浜にはレモンをイメージする黄色いオブジェがあります。
生口島は美術の島らしいので、各所にこういうアートがあるんですね~。
生口島を大三島を結ぶ多々羅大橋
多々羅大橋はしまなみ海道3つめの橋
県道81号線はサンセットビーチで終わり、県道317号線を南下して多々羅大橋を目指しましょう。
と言っても、もう目の前に見えているので迷う事はありません。
しまなみ海道3回目のスロープを登っていきます。
生口橋の時と同じで、平均勾配は3%、距離は1.2km。
いや、勾配と距離がまったく同じってすげ~なっ!!
道の側面には、しまなみ海道に協賛してくださっているスポンサーの広告があります。
このおかげで我々サイクリストは無料で走れるし、道が整備されているんですよ~。
レモン谷と怪獣オブジェ
ここのスロープは見どころが沢山。まずは、レモン谷休憩所。
生口島の外周道路から登っていく途中には、住民が設置したレモンアイテムのガチャガチャがあったりします。
レモン谷に新しく設置された怪獣オブジェ。
瀬戸田のブランドレモンを具現化したキャラクター。レモンを握っていたり、角や背びれがレモンの樹木っぽい感じ。
多々羅大橋の鳴き龍を体験
広島県と愛媛県の県境となる多々羅大橋。
普通の橋ですが、ここもちょっとした観光スポットになるんですよ~。
日光や京都の寺院で体験できる「鳴き龍現象」は全国的にも有名ですよね~。
音が反響する例のアレ。
しまなみ海道でも!屋外でも!体験できます。
音を出すためのバチが、橋に設置されているのは初めて😲
生口島サイクリングコース15kmを走ってみて
生口島は今まで走ってきた①向島②因島と比べて、坂がほとんどなく非常に走りやすいサイクリングコースでした。
また、島が日本で一番のレモン生産量を誇るため、グルメも観光もレモン一色。
他の島とは、ちょっと違った風景や食事を味わえます。
尾道~今治70kmのちょうど中間地点となるので、休憩・食事・宿泊にオススメの島です。
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