しまなみ海道に浮かぶ2つめの島、因島(いんのしま)。
広島県尾道市に位置しはっさく発祥の地としてはっさく大福が有名。
今回は因島を自転車でサイクリングするためのモデルコースとして、観光とグルメをご案内します。
ロードバイクやレンタサイクルで、しまなみ海道を走るときの参考にしてみてください。
▼1つ前の島の様子はこちら▼
因島はしまなみ海道2つめの島
はっさく発祥の地
瀬戸内海は温暖な気候で、柑橘類の栽培が盛んです。
1860年、島で自然交配が進んだ果実を食べたのが八朔(はっさく)の発祥と言われています。
なので、サイクリングコース沿いにも自然になった柑橘類が多く自生していました。
おすすめのグルメははっさく大福!観光は自転車神社
はっさく発祥の地という事で、この地域でははっさくを使用したスイーツが数多くあります。
一番有名なのが「はっさく大福」。甘さと苦さのバランスが絶妙で補給食にも最適です。
その他にも、お土産として日持ちするはっさくゼリーもオススメ。
観光スポットとしてサイクリストに絶対行ってほしいのが「自転車神社(大山神社)」。
寺社仏閣では肩身の狭い思いをする事が多いですが、自転車で境内に入れる珍しい場所でサイクリストを気持ちよく歓迎してくれるんです。
訪問したら私の言っている意味が分かると思いますが、関係者の方々が本当に親切。
因島上陸!サイクリングスタート
因島の特徴と観光&グルメを紹介したので、実際に走ってみます。
因島大橋を渡り切った直後には、大浜PA(サービスエリア)に行ける遊歩道があるので、朝ごはんがまだならここで食べましょう。
はっさく屋のはっさく大福
初めての人にはちょっと分かりずらい場所にあるはっさく大福の「はっさく屋」。
因島大橋のたもとにあります。
ちょっと辺鄙な場所にあるので知る人ぞ知る・・・ような場所ではありません。
超有名な人気店です。
▼はっさく大福やルートの詳細はコチラ▼
【はっさく屋のはっさく大福】しまなみ海道因島のおすすめグルメ!~広島県尾道市~
橋を下って行くと今治までの距離が表示されています。
あれ?今治まで65km?なんかおかしくないですか?
尾道駅からサンライズ糸山までの距離は70km、向島を10km走ったので、残りは60kmのはず・・・。
これ、多分なんですが、サンライズ糸山ではなく今治駅までの距離が表示されています。
市街地に向かうとちょうど5~6km加算されるので・・・😅
しれっと距離を誤魔化すなんてサイクリストの事よくわかってる!!
「あとちょっと!あとちょっとだから!」と言って10kmぐらい走らす自転車あるあるを再現してるんね~😇
島をグルっと1周する広島県道366号線
橋を下りきって、いよいよ一般道に合流。
基本的には広島県道366号線を走ることになりますが、なぜか途中で山の中を走らされます。
因島を一周したい場合は県道に沿っていけば問題ありません。
一般道の下り坂の後には、因島の公園があるのですが、その手前を右折すると前述のはっさく屋に行けます。
因島アメニティ公園
走り始めということがで多くの方が気になっていても見落とす因島アメニティ公園。
首長竜のオブジェがお出迎えしてくれます。
さきほど購入したはっさく大福を、ここで食べるのがお気に入り。
瀬戸内海の景色を見ながら、その土地の名物を食す。
贅沢なひと時✨
ブルーラインは、島の北西から南西に向けて走ります。
当然ながら海がめちゃくちゃ近い!
規定コースは左折、いったん県道366号線とはおさらば。
なんですが、坂が苦手な人は直線しても構いません。
どのみち同じ場所で合流しますし、距離もそんなに変わりません。
標高20mほどの丘を登って行きます。
私は坂が苦手なのでダンシングを織り交ぜて、筋肉疲労が集中しないように気を付けます。
因島フラワーセンター
坂を上り少し走ると左手に因島フラワーセンターが見えてきます。
昔は、入場料が必要でしたが、今は島の交流の場として無料開放されています。
先を急がない自転車旅ならここで休憩したり、くつろぐ場として利用してみましょう。
園内では飲食物・花苗等の販売は行っていないので、大きい普通の公園って感じ。
信じるか信じないかはあなた次第!
島を横断する県道367号線
フラワーセンターを後にするとT字路に突き当たります。
右折すると外周コース(366号線)、左折するとサイクリングコース(367号線)に向かいます。
通常の場合は、ブルーラインに沿って左折。
直進していくと右手にローソン因島重井店が見えてくるので、ここで右折。
島を横断する367号線を外れます。
ちなみに直進すると因島の東部に出れます。
島の東側は、観光客がほとんど来ない場所。
ブルーラインがない場所を走るコースを「裏しまなみ海道」と言いますが、補給スポットが少なくアップダウンが多いので上級者向け。
ただ、名もなき絶景を独り占めできる場所が多いので、何度も走っている人はチャレンジしてみてください。
再び県道366号線と合流
ローソンを右折した後は、因島運動公園を通って海岸線を目指します。
ここでも標高40mの丘を登りますので、各自のペースを保ちましょう。
坂を下り、366号線に合流しました。
外周コース(最初の分岐を直進した場合)はココで繋がるので、2つの丘を回避することができます。
その時の体力に合わせて好みを選択してください。
ちなみに「グラン・ツール・せとうち」を主宰する万田発酵のHAKKOパークが右折するとあります。
島の市街地にやってきました。
コンビニが数店舗あるので、水分や補給食がなくなったらここで準備しましょう。
因島と生口島を結ぶ生口橋
生口橋はしまなみ海道2つめの橋
1991年に完成した全長790mの斜張橋。
完成した時点では世界最長の斜張橋でしたが、多々羅大橋、その後は外国にその座を譲ることになりました。
生口橋の自転車歩行者道入口の標識があるので、こちらを左折。
しまなみ海道2回目のスロープを登っていきます。
平均勾配は3%、距離は1.2km。
どのスロープも似たような設計なので、これが自転車として登りやすいという判断なのでしょう。
スロープ坂の途中では、生口橋を一望できます。
つり橋と違って、ロープが放射線状に広がっているため美しい。
橋にはしまなみサイクリングのロゴがあるので、ここで写真撮影。
番外編:サイクリスト専用の自転車神社
しまなみ海道に走りに来て絶対外せない自転車神社。
残念なことにブルーライン上にはなく規定コースを外れなければなりません。
366号線を南下して土生(はぶ)という地域を目指してください。
自転車神社に行って戻ってくる距離は約6km。
港町らしい風情が残る景色。
道中に島最大のスーパーやその他の施設があるので、食事や買い物ができます。
▼自転車神社やルートの詳細はこちら▼
【自転車神社】しまなみ海道因島の大山神社でロードバイクのお守り入手!通販もOK
ロードバイクで因島を走ってみて
しまなみ海道に浮かぶ2つめの因島。
島の西部を北から南に走る10kmのサイクリングコース。道中、アップダウンのある山の中を走ることになりますが、外周コースを選べば回避も可能です。
島でオススメの観光とグルメは、自転車神社とはっさく大福。
自転車神社はブルーラインを外れることになりますが、愛車と共に境内に入れる珍しい場所。ヘルメットお守りなども授かれるので、よっぽど急いでない限り立ち寄りましょう。
またはっさく発祥の地として、はっさくのスイーツも多種多様。はっさく大福は本当に美味しいので、騙されたと思って食べてみてください。
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