【メンテンナス】リアディレイラー(変速機)の調整「簡単4ステップで異音の解消」

▼メンテナンス

以前、スプロケットを28Tから30Tに変更してから、ず~と気になっていることがあったんです。それは走行時に後ろから聞こえてくるチリチリ音

自転車の異音って、どこから鳴っているか不明のときってストレス溜まりますよねぇ。色々と試してみるのに分からない、プロに見てもらっても分からない、「どこから鳴ってるんだぁ~!」って。

しかし、今回の原因はハッキリしています。

チェーン・・・チェーンに間違いない!多分、おそらく、きっと、絶対そう!

スプロケの外径が大きくなっているのに、チェーンの長さを28Tのまま使用したのが原因でしょう。

あとは、スプロケのロー側にギアチェンジしにくいので、そこも一緒に調整します。

ということで今回やるメンテナンスは下記の2点。

  1. リアディレイラーの調整
  2. チェーンの長さ変更
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使用するパーツの紹介

本来ならば新しいチェーンを使用するのが好ましいのでしょうが、まだ伸びはありませんので、余っているチェーンを使用して2コマだけ追加します。

左の釘のような物がチェーンを繋ぎとめるためのピンアンプルピンコネクトピンと呼ばれます。

「コンポは105までで十分、消耗品はDURA-ACEを使用」という風に言われることがありますが、本当にそう感じます。

消耗品のチェーンやケーブルって乗車時のフィーリングに関わるパーツですから、予算が許すなら使用したほうが満足度は高め。

ただ、耐久性にそこまで大きな差があるわけではないので、ケチッて長期間使用していると、逆に大きな出費に・・・。

伸びたチェーンを使い続けるとチェーンリングが摩耗してしまい、合わせて交換しないといけなくなります。(クロスバイクで経験済み)

そして、チェーンを繋ぐのには、コネクトピンではなくミッシングリンク(シマノの呼び名はクイックリンク)を使用

KMCとシマノの物がありますが、元祖の前者がオススメ

シマノのクイックリンクは、KMCが構造の特許を持っていて、そこを回避しながら製品化しているためあんまり良くないイメージ。

9速用、10速用、11速用があるので注意

ちなみに、昔は何回も使用できるがウリだったのに、いつのまにか「再利用不可」になっています。

私は、自己責任で2~3回までの脱着ならば再利用。

今現在は、対策品が出たのでしょうか?再利用可」になってますね

KMC(ケイエムシー) ミッシングリンク 11速用 CL555R シルバー2個(再利用可) KMC-CL555R-CP2
ケイエムシー(KMC)

使用する道具の紹介

バイクスタンド ⇒ ギアチェンジの調整に代用。余裕があればメンテンナンススタンド推奨。

チェーンカッター ⇒ チェーン交換するなら必須の道具。好みの物でOK。

チェーンフッカー ⇒ チェーンカッターに付属している物も。針金でも何でもいい。

マスターリンクツール ⇒ ミッシングリンク使用するならば必須の道具。

六角レンチ ⇒ 説明の必要のない大御所道具。道具界の北島三郎先生。

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チェーンの取り外し

まず、チェーンフッカーをチェーンの溝に取り付け

こうすることによって、ミッシングリンクを取り外しても、チェーンのテンションを保持できます。

丁寧に作業すれば、無くても困りませんが、あれば作業効率が高まります

まさに縁の下の力持ち。

チェーンカッターに付属する物でも、物置にある固い針金でも、フック状の物なら何でも代用はできます

マスターリンクツールを使用してミッシングリンクの取り外し

リンクの両端に差し込み、グリップをギュッと握るだけ。カチッという音とともに固定が解除されますので、スライドして取り外しましょう。

コイツの役目はここで終わり・・・。長い間、お疲れ様でした・・・。

ここがチェーンフッカーの最大の見せ場。

左右のフックにテンションがかかりチェーンの位置を保持してくれています。

これがないと勢いよくチェーンが外れて、カーボンホイールに当たってヒヤヒヤすることも(^_^;)

取り付ける時は、最初にこのような状態にしておきます。

リアディレイラーの調整

さて、ここからが今回の本題。

メンテナンスが巧い方は、チェーン有りきで作業したりしますが、無いほうが視覚的にやり易いので、面倒でも私はチェーンを抜き取って作業します

急がば回れの精神。

スプロケのメンテナンスの時にも申し上げましたが、複雑そうに見えても、ポイントさえ押さえていればめちゃくちゃ簡単です。ぜひ、チャレンジしてみてください。

ステップ1 トップ側の稼働範囲の調整

物理的に外側(トップ側)に動く範囲を決めます

2ヵ所あるストロークアジャストボルトの上側(H)で調整。矢印の色の方向に回すことによってプーリーが移動。時計回しで内側、反時計回しで外側になります。

トップ側は、ガイドプーリーの歯先が、トップギアの「外側」と一直線になるようストロークアジャストボルトを回してください

写真ではトップギアの中心になっているので、少しだけ調整。

こんな感じ。気持ち外側になっていると思います。

ステップ1でやる事はこんだけ。触る箇所と動きを理解すれば、簡単ではないでしょうか?

基本これの繰り返しです。

ステップ2 ロー側の稼働範囲の調整

今度は内側(ロー側)に動く範囲を決めます。シフトチェンジして写真の位置にしてください。

「あ~、やっぱりなぁ。」

ローギアになかなかギアチェンジしない理由は、位置がズレていたからなんですね~(;^ω^)

先ほど調整したボルトの下にあるストロークアジャストボルトの下側(L)で調整

私は内側に寄せたいので、今回は時計周り。

上のボルトが外側(H)用、下のボルトが内側(L)用

ステップ毎に調整するボルトは決まっていて、それ以外は絶対に触ることはありません。

ガイドプーリーの歯先と、ローギアの歯先の「中心」が一直線になるようにします

重要:必ず中心同士で、合わせてください!

もし、内側寄りに調整してしまった場合、状況によってはギアチェンジの時にチェーンがホイールに落ち込みます

想像してみてください。走行中にそういう事態になると・・・・。

ホイールの破損だけで済めばラッキーですが、だいたいフレームも破損することに・・・。

カーボンならオシャカよ。オワタ\(^o^)/

ディレイラーの外側内側の物理的な移動幅の設定はこれで終わり

ステップ3 インデックス(シフターとディレイラーの同調)の調整

シフトチェンジして、トップ側から2段目の位置になるようセットしてください。

緑〇のようにチェーンラインが歪んでいるのはNG。これを垂直になるように調整していきます。

私はチェーンを取り付けてしまいましたが、無い方がやり易いです。

撮影の順番間違えちゃったの。

シフター側のアジャストバレル(赤〇)と呼ばれるツマミを回してワイヤーの張り具合を微調整します

ガイドプーリーの歯先が、トップから2段目の「外側」のラインと垂直になるようにしてくだい


あとは、チェーンとスプロケの摩擦音を確認しながら、最終の微調整。腕の良いプロショップならば、ここで本当に気持ちの良い仕上がりにしてくれます。

ですが、初めて自身でチャレンジした方ならば、突き詰めなくとも、全てのギアチェンジを確認できれば次のステップに進んでOK。

インナー×トップという組み合わせはほとんど使わないので、ちゃんと変速していれば少々の音鳴りも問題なし。

ステップ4 エンドアジャストボルトの調整

このボルトを調整して、スプロケットとガイドプーリーの幅を調整

×幅が狭すぎる ⇒ チェーンがスムーズに回転しない。

×幅が広すぎる ⇒ ギアチェンジがモタつくようになる。

詳しくはコチラの記事を参考にしてください。

画像だと、スプロケットとプーリーの幅が狭すぎます。

ボルトを調整して幅を広くしました。クランクを逆回転させてゴロゴロしなければOK

これにて、リアディレイラーの調整は全て終了。

お疲れ様でした!


プロに調整してもらわないと取り返しのつかない事になると思いがちですが、いざチャレンジすると簡単ではなかったですか?

ステップ①② :変速機が、物理的に動く幅を制限する。

ステップ③  :決めた幅の中で、綺麗に変速するよう調整する。

ステップ④  :チェーンが、負荷なく回転するよう適正な隙間に調整する。

チェーンの長さの決め方

さぁ、あとは今のチェーンの長さに2コマを追加するだけ。

ギア周りを変更して、初めてチェーンの長さを決める方は画像を参考にしてください。

シマノから公式にアナウンスされているチェーンの長さの決め方。

スプロケットの最大歯と、チェーンリングの最大歯に、チェーンを取り付けて、最短で繋がる位置から余剰分として画像の(z)

これが全てです。

現物で見るならば、ミッシングリンクを含めてこんな感じ。

チェーンカッターを使用して、予備のチェーンから2コマ切り取ります。

万力の要領で、ピンを押し出していきましょう。グリグリグリグリ。

負荷が無くなり、クルクル回れば、ピンは貫通しました。

お次は、使用中のチェーンに2コマ追加。ここではアンプルピンを使用します。

向きに注意

尖ってるほうが、車体の内側に来るようにしてください

取り外すときと同じ要領で、ピンを押し付けています。

ピンが規定の位置まで押し込まれると手ごたえが軽くなります。グリグリグリグリ。

飛び出しているピンは、チェーンカッターの穴やペンチを利用して折ります。

横方向の力でグイっといきましょう。

最後は、ミッシングリンクを取り付け終了。シマノの場合、矢印が進行方向になるように取り付けてください。

ピンが固い場合、ミッシングリンクのコマがチェーンラインの上に来るようにセットし、足でクランクを踏み込むとカチッとハマります

まとめ

今回は、2つの作業を合わせて紹介しましたが、同時に行うことも多いので覚えておいて損はないかと思います。

リアディレイラーの調整に関しては、4ステップ。

それぞれのステップで使用するボルトは1ヵ所のみ」これさえ理解していれば、難しいと思っていた作業の難易度がグッと下がるかと思います

購入する道具に関しても、高い物はないので、1度プロショップに依頼する工賃で元はとれますよ~。

仕組みが分かれば、出先でのトラブルにも対応できますので、ぜひチャレンジしてみてください。


文章では分かり辛い部分もあったと思うので、興味が出た方は、動画を検索してみてください。あさひやワイズロードの公式動画、youtubeに良い動画が沢山あります。


それでは、今回はここまで。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。

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