【大山祗神社】しまなみ海道・大三島のヘルメットお守り|愛媛の凄い宝物館

1.しまなみ海道

しまなみ海道の愛媛県今治市・大三島に鎮座する、大山祗(おおやまづみ)神社

全国に10,000社余りある「山祇神社・三島神社」の総本社という、古くから信仰を集める県内最古の神社なんです。

そこで、サイクリストやバイカー向けの珍しいお守りが入手できるので、ご紹介します。

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自転車乗りの頭を守る「ヘルメットお守り」

しまなみ海道を訪れるサイクリストに、ぜひ手にしてもらいたいのがヘルメットお守り(初穂料200円)

自転車を長く楽しむため、ここは一つ神様にお願いして、交通の安心安全を祈願しようではありませんか~。

サイズは親指ほどで超薄型。本来はヘルメットの裏に貼りますが、空気孔の場所にも取り付け可能。

「なぜヘルメットにお守り?」「しまなみ人気にあやかったものじゃないの?」と思われるかもしれませんが、その風習は日本古来から受け継がれるもの。

昔の武士は、兜の内部中央の窪みを神聖視したようで、それを現代風にアレンジしたものがヘルメットお守り。内側に祀ることで、交通安全をお祈りしてもらえます。

大山祗(おおやまづみ)神社とはどんな神社か?

全国にある「三島神社・山祗神社」の総本社

大山祗神社は、全国にある三島神社や山祇神社の総本社であり、日本総鎮守と称される神社。

創建は約2,600年前。三島神社400社余り、大山祇神社897社、山神社その他を含めると、10,000社の分社をもつ由緒正しき場所なのです。

海の神、山の神、武人の神として信仰される祭神

引用:神武天皇東征之図

時代は神武天皇(西暦紀元前660年)まで遡り、祭神である「大山積大神(おおやまづみのおおかみ)」の子孫が大三島を神地と定め、鎮祭したことが始まり。

山の神・海の神・戦いの神として、歴代の朝廷や武将から崇拝された大山祇神社には、朝廷から「日本総鎮守」の号が下賜されました。

引用:フリーの写真素材より ※イメージ画像

戦国時代まで多くの武将から戦勝祈願や謝礼として武具が奉納されてきました。

それらを展示した宝物館が境内にあり、国宝を始め重要文化財に指定されている武具や甲冑類が収蔵されているのです!

もし、ヘルメットお守りで怪我や事故を回避できたら、自転車を奉納してくださいな~。

8割の国宝・重要文化財を展示する宝物館

引用:大山祗神社 公式HP 国宝めぐり

神社の境内には、立派な宝物館があり、入館料1,000円で見学が可能。

源氏・平家をはじめ、名立たる武将が参拝し、武具を奉納して武運長久を祈りました。そのため、国宝・重要文化財の指定をうけた日本全国の武具類の約8割がこの神社に集まっています

甲冑の保存は全国一で、日本最古の平安中期の鎧をはじめ、鎌倉期~戦国時代まで各時代を代表する名品が展示。その他にも、黒漆太刀、神像などの重要文化財があり、国宝の禽獣葡萄鏡(きんじゅうぶどうきょう)もありました。

実際に使用された刃こぼれも展示されており、ちょっと怖かった~。でも、歴史のロマンも感じることができます。

樹齢2,600年!願いが叶う「大クスノキ」

同じく境内には、創建時からあるであろう樹齢2,600年を超える大クスノキが存在感を示しています。

高さ15m以上、幹回りは10m以上あり、「息を止めて3周回る」と願いが叶うとか・・・。

2019年放送のテレビ番組「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」で、ゲストの反町隆史さんもチャレンジしていたんですよ~。

あと、お守りを買う買わないで、男性二人がキャッキャウフフじゃれていました(*^▽^*)

武士もお手本にした「折敷に三文字」の社紋

神社内やお守りでよく見かけるこの「三」のマーク

日本の家紋であり、神様に食物などを供える白木の台「折敷」に、大三島神社の「三」文字を組み合わせたもの。

「折敷に三文字」と呼ばれ、土地の一族が、このマーク(社紋)を用いたようです。

自転車神社として有名な、因島の大山神社もこのマーク(社紋)が使われています。

これで、謎が一つ解けた~。

さぁ、あなたも「折敷に三文字」一族になろうぜ!

▼自転車神社の詳細はこちら▼

生樹の御門(いききのごもん)は穴場

大山祗神社とセットで立ち寄って欲しいのが、知る人ぞ知る観光スポット。

樹齢3000年と言われる巨大な楠。根回りが30mもあり、愛媛県の天然記念物に指定されています。

境内にある2,600年も凄かったのに、更に400年も年代が古いとか…。大三島の歴史は凄すぎますね~。

奥の院の参道にあるのですが、道中の道はかなり細く迷いやすい。案内板とスマホのマップを頼りに進みましょう。

大山祗神社は大三島へのアクセス方法

大山祗神社があるのは、愛媛県今治市、大三島の西部。

しまなみ海道を、向島→因島→生口島と走ってきて、4つ目の島になりますね。

生口島と大三島をつなぐ多々羅大橋を降り、南下するのがサイクリングコースの正規ルートですが、21号線を西に向かうと目的地になります。

基本情報
  • 住所:愛媛県今治市大三島町宮浦3327
  • 電話:0897-82-0032
  • 拝観時間:日の出頃~17:00(宝物館 8:30~17:00 ※入館16:30まで)
  • 料金:無料(宝物館 大人1000円/高校・大学生800円/小・中学生400円)

まとめ「大山祗神社のヘルメットお守りでご利益を」

今回は、自転車乗りにおすすめの「ヘルメットお守り」をご紹介しました。

入手場所となる大山祇神社(大三島)は歴史も伝統もあり、古くよりこの地を守る信仰となってきた祭神。

境内には、天然記念物に指定されているクスノキや、数々の武将が奉納した刀剣、甲冑を見学できる宝物館があり、愛媛の観光地として見応えがあります。

しまなみ海道をサイクリングするうえで、通り過ぎるにはもったいない名所なので、大三島に寄った際には、散策してみてください。

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