寒い冬が終わり、やって来た春🌸
新生活に心躍る時期でもあり、これからロードバイクやクロスバイクを始めるという人も多いかと思います。
自転車にとっては、まさにオンシーズン到来。1年の中で一番走りやすい時期かもしれませんね~。ただ、昼はポカポカ陽気でも朝晩はちょっと肌寒い。そんな気温差のある時期でもあります。
春から夏にかけて気を付けるポイントは2つ。
今回は、私が春夏に使っているサイクルウェアを中心にご紹介。
ユニクロやワークマンにも良いアイテムはありますが、サイクルウェアには専用品の良さがあるので、快適なライドになるよう自転車アイテムを揃えていきましょう。
10℃~15℃向け|春のサイクルウェア(2023年版)
大量に汗をかく自転車にとって、アンダーウェアやインナーはレイヤリングの基本です。
吸湿速乾の物を素肌に着ることにより、皮膚の汗を吸い取ってくれるため、常にドライな状態を保ってくれます。
また、皮脂などがジャージに直接触れないため汚れ防止にも効果があります。
ジャージと組み合わせることで、吸汗速乾効果が更に高まるので、優先度の高いアイテム。
汗冷えを防ぐ吸湿速乾のアンダーウェア
アームカバーと合体|パールイズミのコールドシェイド ロングスリーブ
モンベルのジオラインメッシュを長らく使っていましたが、昨年購入したパールイズミの「コールドシェイド ロングスリーブ」がなかなか良かったです。
ライドを快適にする2つの生地を組み合わせたインナー。腕は紫外線対策のアームカバー、胴は速乾性にすぐれた極薄の生地。
タイトフィットなんでサイズ感だけは注意してください。けっこうキツいです。
空気を着る|ミレーのドライナミック
パールイズミとは別にもう1着オススメしたいのが、ミレーのドライナミック。
歴史あるフランスのアウトドアメーカーのアンダーウェアなんですが、これがちょっと凄い。
くさりかたびらのような生地で全体的にアミアミの透け透け。生地を着るというよりは空気をまとうインナーなので、1年を通して使えるコスパのいいモデル。さすが、ヨーロッパの登山メーカー!
シャツ・パンツ・半袖・長袖とラインナップが豊富なので、用途に合わせて選んでみてください。
オールラウンドで使える薄手のサイクルジャージ
サイクルジャージに関しては、バックポケットがあれば正直なんでもいいと思っています。
半袖でも長袖でもデザインで好きな物を選びましょう。私はパールイズミ、シマノ、サンティックあたりをよく購入します。
ブランドを気にしないならば、ワークマンが安いわりには造りが良いのでオススメ。
パールイズミのプリントジャージ
1枚は欲しい半袖ジャージ。
夏場に使うのはもちろん、春や秋でもアームカバーと組み合わせたら3シーズンは使えます。
アームカバーが面倒という人は、薄手の長袖ジャージでもいいかもしれませんね。
朝晩や高地で使えるコンパクトなウィンドブレーカー
パールイズミのストレッチウィンドシェル
1年中使える、薄手の軽量ウィンドブレーカー。昼間はちょうどいい気温だけど、朝晩の風が冷たいときに活躍。
サイクルウェアに風が浸入してくれるのを防いでくれるので、体感温度が違います。
スタメンではないけど、ワンポイントリリーフとしての存在。薄手でコンパクトなので常時サドルバッグにいれています。
1番最初に購入するべきレーサーパンツ
呼び名はレーサーパンツ、レーパン、サイクルタイツ、サイクルパンツなどと言われますが、共通することは股間にパッドがある自転車専用のパンツ(タイツ)を指します。
サイクルジャージと同じく、基本となる対(つい)の1枚。
上下で合わせても良いですし、下半身は寒さを感じにくいので、薄手の物でもOK。
パールイズミのコールドシェイドタイツ
ジャージでは「何でもいい」発言をしましたが、レーパンに関しては、最初の1枚ならば無理をしてでもパールイズミを購入して欲しい。
また目的によって、パッドの形状や性能が違うので、以前の記事を参照してください。
レーパンが恥ずかしい人向けのアイテム
パールイズミのインナーショーツ(パッドなし下着)
レーパンは肌に直履きするので、体のラインが出て「恥ずかしい」と思うかもしれません。
そういう時は、レーパン用の下着(パッドなし)があるので、こちらを利用してください。
シームレス裁縫されているので、ゴワつきを抑えてくれます。
パールイズミのインナーパンツ(パッドあり下着)
また、普通の服装の下に履く、インナーパンツ(パッドあり)という物もあります。
パッドはレーパンと共通なので、ロングライドから街乗りにまで対応可能。
レースをしない、サイクリングやポタリングメインの人ならば、これが最もオススメ。
街乗りに最適なサイクルクロップドパンツ
ピチピチのサイクルウェアが苦手とい言う人にオススメなのが、自転車用のクロップドパンツ。
7分丈になっているので、チェーンリングの汚れが裾につきません。
パールイズミからは、パッド付きの物が販売されています。
そこまで必要がないという人は、ワークマンを試してみてください。
20℃以上向け|夏のサイクルウェア
ロードバイクの夏の服装は、春と同様に吸湿速乾性の物を選びます。
衣類が濡れたままですと、体温の気化熱がうまく働かないため「熱中症」の危険があります。あとは日焼け対策で素肌を太陽に晒さないことも重要になってきます。
なので、個人的には「薄手の長袖」を推奨したいですね~。(あくまで好みの問題)
紫外線と風から目を守るアイウェア
ロードバイクやクロスバイクに乗るのならば、早い段階で揃えたいアイウェア。夏は紫外線から目を守り、冬は乾燥から目を守る、1年を通して重要なアイテム。
ママチャリに比べてスピードが出るので、目への負担も大きくライド後は目が乾燥して充血してしまいます。
オークリーのサングラスならば、風の巻き込みを少なくし、路面を見やすくするレンズなど、高価な分の機能が充実しています。
ロードバイクに乗る人は、プリズムレンズを選びましょう。
オークリーのジョウブレイカー
カベンディッシュが流行らしたゴーグル型のアイウェアの元祖。
JPフィットとUSフィットの違いは、ノーズパットの高さが違うだけ。
2種類付属しているので自分で付け替えればOKです。
フライトジャケット・スートロ・EVZERO
最近のアイウェアの主流は、ゴーグル型に加え、部分的にフレームレス。
軽量かつ広い視野を確保するのに役立ってます。
ダイソーのサングラスでも十分
しかし、そこまで必要ないという人は、まずはダイソーなどの100円ショップのサングラスを試してみてください。
裸眼とはビックリするぐらい保護力が違いますから!
しまなみ海道を走りにいったときにアイウェアを忘れてしまったのですが、ダイソーのおかげで快適に走れました。
日焼けを防ぐアームカバー&レッグカバー
パールイズミのアームカバー(コールドシェイド)
パールイズミのレッグカバー(コールドシェイド)
日焼け・紫外線対策には素肌を太陽にさらさないのが最も効果的。
自転車専用の物は「温度上昇を防ぐ、一部がメッシュ、立体裁断」など色々と工夫されています。
腕用と足用のカバーがありますので、半袖や半パンと合わせましょう。
これならば、涼しい室内に入るときにも着脱が簡単です。
手の痛みや滑り止め防止のサイクルグローブ
夏場のサイクルグローブでは、指切りタイプが人気。
ですが、私は夏場にも薄手のフルフィンガーを使っています。
指切タイプだど、指先だけが真っ黒に焼けてしまうのが悩みなんですよね~😱
ワークマンのサイクルグローブはパッドが少ないため、ロングライドにはちょっと力不足でした。
グローブはサイクルメーカーの物から選ぶのが無難です。
足元の蒸れ対策にサイクルソックス
あんまり注目されない部分ですが、シューズ内を快適に保つためには、吸水速乾のサイクルソックスを履いたほうが快適です。
ペダリングをスムーズに行えるよう色々と設計されています。
ロードバイクを快適にするアクセサリー類
4月から努力義務化!頭を守るヘルメット
ロードバイクを始めると「絶対にヘルメットを被りましょう」と言われます。もちろん、事故や落車の衝撃から頭を守るのが目的です。
とは言いつつも、今までは自由意志に委ねられていました。しかし、2023年4月1日からはヘルメット着用が努力義務になります。(自転車全てが対象)
罰則はないので今まで変わらないような気もしますが、今後はノーヘルだと警察に職質されることが増えるか・・・。
機能面と法律面から「着用しておけば間違いない」と言っておきます。
日本人向けのOGKカブト
ホビーレーサーからプロにまで幅広く使用されているオージーケーカブト。
その人気の秘密は、日本人の頭部形状に合わせた円形に近い設計をしているから。海外メーカーの物だと側頭部が痛くなったりするので、万人にオススメできます。
ハイエンドモデルのイザナキ。プロ御用達なので、これならば不満は出ないでしょう。
ゴーグル一体型のヘルメット。眼鏡をかけたままでも、装着できます。
入門用のヘルメット。とにかく安く、最初の1個やお試しにオススメです。
サイクリング向けに開発されたドイターのバッグ
ドイツのリュックサックメーカーで、日本でも登山のザックとして超有名。意外にも自転車のバックパックにも力を入れており、ラインナップが豊富。
朝晩用のウェアや水分・補給食を用意してライドに出かけましょう。
ドイターのRACE EXP AIR
自転車乗りに人気なのが、RACE EXP AIRというモデル。
サイクリスト向けに背中の「蒸れ」が軽減される造りで、体に接する部分が空洞とメッシュで構成されています。
ヘルメットを収納できるのも素晴らしい。
ドイターのRROAD ONE
ロードバイク向けに開発されたROAD ONE。
体に負担の少ない超軽量のバックパックなので、背負っていることを忘れます。
ドイターのエナジーバッグ
トップチューブに装着する小型のバッグもあります。
名前の通り、補給食を入れいるのにちょうどいい。
SPD(SPD-SL)対応のペダルとシューズ
ペダリングを最大限効率化するための自転車アイテム。
特殊な金具により、ペダルとシューズを固定することができるので「引き足」という物がつかえるようになります。
慣れるまでは「立ちごけ」などのリスクがありますが、ロングライドやレースでは必須級の便利さなんですよ~。
シマノのSPDが歩きやすい
シマノの規格には、SPDとSPD-SLの2つがありますが、私はSPDが好みです。
というのもSPDは「歩きやすさ」も考慮されており、サイクリング以外にグルメや観光などを楽しむ場合が多いので、重宝しています。
逆にレースやトレーニング目的の人はSPD-SL一択です。
早朝や日没後に必要なキャットアイのライト
キャットアイのフロントライト・リアライト
気温が高くなってくると夜のライドも可能になってきます。
特にロングライドの場合は、夜間用のライトが重要になってきます。
フロントライト、リアライトを選ぶならキャットアイが定番。サイコンを含め、だいたいの定番品はキャットアイで揃います。
明るいライトの火付け役となったキャットアイのボルト400。
オートバイク並みに明るくなります。
最近人気なのがAMPP500。
USB充電なのですが、光量はしっかりとパワフル。
キャットアイのオムニ5。
乾電池使用で明るく安価。ブルベやロングライドに人気のモデル。
オーライトの自転車ライトも人気
最近人気のオーライト。
知人が購入してましたが、コンパクトでスタイリッシュ。なおかつ明るいので好評でした。
Amazonで断トツの人気がコレ。安いので入門用には最適。
ハンガーノックを防ぐための栄養補給
「カロリー消費」を簡単に言うと「燃焼する」ことです。
自転車の場合、負荷が少なく長時間の運動が可能なため、補給を怠るとハンガーノックという低血糖状態に陥ります。
また、大量に汗をかくため、ビタミンやミネラルを失っているので、ライド中も走り終わった後も、補給が必要になってきます。
明治 ザバス プロテイン
1日中、ペダルを漕ぐと下半身を中心に筋繊維が傷んでいます。
超回復を促すためにはたんぱく質の補給が大事。
サイクリストにオススメのソイプロテイン。低カロリーながらタンパク質をタップリ補給できます。
トレーニングで筋肉を肥大化させたい人は、ホエイプロテインがオススメ。
味の素 アミノバイタル
必須アミノ酸が疲れにくい体にしてくれます。私はロングライドのときに補給食と一緒にゴクゴク。
ザバスのプロテインと同様、ドラッグストアで買うよりお得なのでまとめ買い推奨。
Amazonで買うなら断然、アミノバイタルゴールド。
プロとの価格差が少なく、多くアミノ酸が含まれています。
補給食としても完璧なアミノバイタルゼリー。
井村屋 スポーツ羊かん
あまり知名度のない井村屋のスポーツ羊かん。
スタンダードな「あずき」と、チョコレート風味の「カカオ」の2種類。
普通の羊かんと違い、スポーツ用として塩分が多く含まれています。
またスティックが便利で、片手で押し出して食べれるんです。
春夏のサイクリングに必要なアイテムまとめ
4月といえば、日中は暖かく朝晩は肌寒さを感じる時期。寒暖差が大きいので、服装選びが本当に難しいですよね~。
そういうときは低い気温に服装を合わせましょう。寒さを感じたまま走ると体調を崩してしまう原因になっちゃいます。
荷物は増えてしまいますが、カバー類、ウィンドブレーカーを携帯し、気温の変化に応じて着脱することで体温の調整を行いましょう。
夏場はいかに熱中症にならないかがポイントですね。ウェア内やシューズ内は熱や汗がこもるので、吸湿速乾素材の物を選んだほうが快適性はあがります。
また、日焼けは軽い火傷と同じですので、想像以上に体力を消耗します。薄手の長袖やカバーを使って肌をできるかぎり隠しましょう。
専用のウェアを揃えれば、快適に涼しく1日を過ごせるんですよ~。
本記事では、私が実際に使っている物を中心にご紹介しました。
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